今では普通にめずらしくもない両親が共働きしている家庭で、常についてまわる「子供が急に熱を出したらどうしよう?」っていう不安、ありますよね。
我が家でも、娘が今年から保育所に通いはじめてから常にこの不安はあるし、実際に保育園から「熱が38度あってきつそうなので、早めに迎えにこれますか?」と連絡が入って。
妻と私でその時の都合がつく方が仕事の都合がつく方が迎えに行って、仕事はお休みって日が何度かありましたからね。
そして、だんだんと年末も近づいてきて、寒くなってきたら気がかりなのが「インフルエンザ」。
保育園に行きはじめるとやっぱり病気をもらって帰ることも多くなったから、もし保育所でインフルが流行ったらって考えたら。。。とっても怖いですね。
そこで今回は、共働きでの子供のインフルエンザについて
- 知っているととっても便利なサービス
- 子供がインフルエンザにかかったらどれくらい休まないといけないのか?
- どうしてもの時にはやっぱりどちらかの親が休むしかない?
家庭ごとに事情もあってとても難しい問題ですが、私の家庭での対応とかもあわせて参考にしてみてくださいね。
共働き家庭で子供がインフルエンザに感染!事前準備がすごく大切な理由
何も考えてなくって、いきなり保育所から
「○○ちゃんが、熱が高いから迎えにこれますか?」
と言われて、病院に連れていったら先生から「インフルエンザですね」のひとこと。
あなたならどうしますか?
「明日とか仕事休めないし」
「何日休まなくちゃいけないんだろう?」
とかとか、いろいろと頭をよぎりますよね。
本当はそんなことじゃなく、目の前で高熱を出してきつそうにしている我が子の心配をしなきゃいけないのはわかっていても。
でも、ですよ。
事前にそんな時に利用できるサービスがあるのを知っていて、それらを最大限に有効利用することでお仕事をお休みしなきゃいけない日を最小限にすることができるなら。
子供のことだけをしっかりと観てあげることができますよね。
そんな「知ってると、いざという時にとっても助かる」サービスをご紹介しますね。
病気の子供を預かってくれる3つのサービス
普通、風邪やインフルエンザにかかってしまうと、保育園では預かってくれませんよね。
でも、そんな病気にかかってしまった場合でも、預かってくれるサービスがあるんです。
地域によっては全部のサービスがないところもあるけど、もし1つでもあれば前もって確認しておいて、いつでも利用できるようにしておくことをお勧めします。
病気の子供を預かってくれるサービス①病児保育
「全国病児保育協議会」っていうものがあるのを知っていますか?
その協議会のホームページには、全国の病気になっても預かってくれる「病児保育」を行っている小児科とかの情報が掲載されています。
一度、自分の住んでいる地域には病児保育施設があるのかどうかを確認しておきましょう。
ただし定員も少ないことが多く、インフルエンザが流行するような時期にはとても利用者も多くなるので、利用するにはどうすれば良いのか事前に確認しておきましょうね。
病気の子供を預かってくれるサービス②自治体のファミリーサポート
自治体が主体として実施している「ファミリーサポート」というのを知っていますか?
このサービスは事前に登録をしておく必要がありますが、比較的お安く子供を預かってくれます。
平成21年度からは市町村が「病児・緊急預かり対応基盤整備事業」の一環として病気の子供の預かりも行っています。
ただし全ての自治体が実施している訳じゃなく、国から補助金を受けて実施しています。
なので、あなたの住んでいる地域の自治体がサービスを実施しているか確認が必要です。
利用できる時には、お住まいの市役所にある「児童福祉課」で相談すると、詳しく手続きのやり方とかを教えてくれますよ。
必要書類も自治体によって違うので、事前に確認しておくと二度手間にならずにすみますよね。
ちなみに、東京地区でのファミリーサポートは52自治体が取り扱っているけど、病児の預かり対象となると3自治体しか対象がありません。
普通に子供を預かるだけじゃなくて、病気の子供の場合は病状が悪くなった時の対処ができる体制を整えておく必要があります。
なので、取り扱いされているところが限られるのは仕方がないこととは思いますが。
利用する側からするとせっかくだからもう少し、半分とは言いませんがせめて3分の1くらいになるように整備してほしいですよね。
お住まいの地域に該当するサービスがあるかどうかを調べるには「一般財団法人 女性労働協会」のホームページにアクセスして。
そこから「サポートセンター検索」というところがあります。
そこでお住まいの地域を選択し、フリーワードのところに「病児」と入力て検索すると、対象となるところが表示されるので、ぜひ確認しておきましょう。
病気の子供を預かってくれるサービス③ベビーシッター・サービス
こちらも、どこでも利用できるという訳じゃありませんけど、NPO法人やベビーシッター・サービス会社でも「病気の子供の取り扱い」をしているところがあります。
こちらだと基本的には自宅に専門のスタッフが来てくれて子供を預かってもらうことができるので、本当に助かります。
料金体系や入会金の有無などは利用するところによっても違いますが、どこも基本的には事前に会員登録が必要となるので、いざというときの為に前もって検討してみておいてもいいですよね。
やはり、いろんな法人や会社があってサービス内容も様々なので、おすすめなのは
- どんな人が来てくれて
- どんな風に対応してくれるのか
子供がインフルエンザ どうしてもの時には親は出勤あきらめる?
ご紹介したサービスは、利用できる地域とできない地域がありますよね。
それに時期によっては、急にお願いしようとしても予約がいっぱいで利用できない・・・なんてこともあります。
本当は自分の両親なんかの身内にあずけることができれば、一番安心ですしいいんですが、いろんな事情でなかなかそういう訳にもいきませんよね。
そうなってくると、最終的には
「夫婦で調整して交代で仕事を休む」
「休める方が(無理をしてでも)休む」
という選択肢しか残されませんよね。
最近では「待機児童」の多さが社会問題として取り上げられることが多いです。
けれども、数だけそろえれば全てが解決するわけじゃないってことをもっと取り上げてほしいと、心底思います。
私の場合は時期によってはある程度は仕事に融通がきくので。
子供がインフルエンザとかにかかってしまっても、タイミングがあえば極力仕事を休んで面倒を見ることができます。
が、実際そんなに簡単に休めない人もたくさんいますもんね。
私もどうしても休めないようなときは、どうすれば良いか本当に頭を悩ませます。
できるだけ、前もって情報取集をして「いざという時に、どういうサービスが利用できるか」の選択しをできるだけたくさん持っておく。
そしていざという時には、最適なサービスを利用できるように、準備しておきましょうね。
共働きでの子供のインフルエンザまとめ
昔であれば自分の両親と一緒に住んでいたり、近くに住んでいれば預ければ大丈夫な問題だったんだと思います。
けど最近では「両親が高齢で病気の子供の面倒なんかっても見てもらえない」とか、「両親が遠方に住んでいるので無理」なんて人がとても多いですよね。
結局のところは、「今利用できるサービスを自分たちで調べて、利用する」。
「それでも無理なときは、自分たちで何とかする」しか方法がないのが現状です。
少子化問題は社会の構造とか、雇用形態の変化とか、いろんな問題が絡んでて簡単にはいかないのは理解できます。
待機児童が多いから施設を増やすとか、誰でも思いつくと様な対応だけじゃなく
「もっと安心して子育てができる為に必要なものが何か?」
腰を据えて考えて対応してほしいですね。
今年は、子供が保育所からインフルエンザをもらってきませんように。