年末が近づいてきて、寒くなってくるとアツアツの鍋とかあったかいものが美味しいですよね。
心も体も暖まります。
私は猫舌だから、アツアツお物はムリ!って人は「現代の猫は猫舌じゃない!そこには人間の猫舌を克服するヒントが!」で猫舌生活からの卒業を目指しましょう!
そんな至福の時に気になるのが、アツアツのものを食べたりすると流れ出てくる鼻水。
必ずっていっていいくらい出てきて、鼻水をすすりながら食べなきゃいけない、なんてことありますよね。
そこでこの記事では
「なぜ熱い物を飲食したときに鼻水って出てくるの?」
「鼻水を気にせずに熱い物を食べるにはどうしたらいい?」
っていうことについて、詳しく見ていきたいと思います!
熱い物を食べたり飲んだりするとなんで鼻水が出るの?
鍋とかおでん、ラーメンとかの冬に美味しいアツアツのものを食べたり飲んだりしてると、不意に鼻の下を伝わって透明な鼻水が垂れる感覚。
誰もが経験がありますよね。
そんな風に熱い物を食べたりすると、なんで鼻水が流れ出てくるんでしょうかね?
(1)鼻水が出てくる3大原因
まず、鼻水が出てくる原因には大きくわけて3つあります。
- 風邪による鼻水
- アレルギー性による鼻水
- 体温調整や体内加湿による鼻水
風邪をひいてしまうと、鼻のかみすぎで鼻がヒリヒリしちゃうくらい鼻水が大量に出てきますよね。
風邪をひいた時に鼻水が出る原因は「体内から風邪の原因になっている菌を追い出すため」。
そのために体の防衛反応として、風邪をひいたらくしゃみや鼻水が出るんですね。
<特徴>
風邪のときの鼻水の特徴は、初期の頃は透明でサラサラの鼻水が出て、風邪が進行してくると。
最初は「ネバネバした透明な鼻水」で、そのあとに「ネバネバした黄色っぽい鼻水」になることも。
これは、鼻の中でウイルスと鼻水(白血球)が戦っていて、この時の頑張って戦った白血球の死がいが鼻水を黄色くネバネバしたものに変えていくんです。
なので、風邪の進行とともに鼻水の状態も変化していくんです。
花粉症なんかのアレルギー性の鼻水の場合も、風邪の時と同じように体の防衛反応として鼻水が出てきます。
風邪の場合と違って
「本当は体の害になるものじゃない、花粉とかダニ・ほこりのようなアレルゲンが鼻の中に入ってくる」
↓
「身体の免疫機能が過剰反応してしまって、これらの物を異物(アレルゲン)として誤認してしまう」
↓
「身体が防御反応を起こして、大量の鼻水を発生させて、アレルゲンを洗い流そう(体外へ排出)しようとする」
こういう流れで、鼻水が出てきちゃうんですね。
<特徴>
アレルギー性による鼻水の特徴は、サラサラした鼻水が大量に出て、くしゃみも「これでもかっ」ってくらい連発します。
また、アレルギー反応として目がかゆくなったりすることもあります。
スケートとかスキーに行ったりと、寒いところに行くと鼻水がたくさん出てくるって経験したことありますよね。
これっていうのは、人間の体温調整機能によるものなんですね。
体温調整機能っていうのは
「鼻から冷たい空気が入ってくると、鼻の中の毛細血管が広がって血液を鼻に集めようとする」
↓
「鼻に血液が集まることで、鼻の中が暖まる」
↓
「鼻が暖まることで、鼻から入ってくる空気が暖められて体内へ取り込まれる」
↓
「体温が下がりにくくなる」
こういった流れで、寒いところで体温が下がらないようにしているんですね。
この時に鼻に血液が集まることで、鼻水が分泌される機能にもたくさんの血液が集まってしまって、それがきっかけで結果的に鼻水が出てくるんです。
また、体温を上げようとするのとは別に、暖かすぎる空気が入ってきた時には、逆に体温を温めすぎないように鼻から入ってくる空気を鼻水を出すことで冷まそうとします。
<特徴>
透明でサラサラな鼻水が出てきます。
アレルギー反応のときのように、くしゃみを連発したり、風邪をひいた時のようにネバネバした鼻水はでません。
逆にこのような時には、なにかしらのアレルギーによるものだったり、風邪をひいていたりする可能性があります。
(2)熱い物を食べたときの鼻水は何が原因?
熱い物を食べたり飲んだりしたときに出てくる鼻水の原因は「体温調整や体内加湿による鼻水」になります。
アツアツの物を食べている時に、温かい湯気を鼻から吸い込みますよね。
この時に体温を一定に保とうとする体温調節の働きによって、鼻水を出しだして温かい湯気を冷まそうとするんですね。
その結果として、ラーメンとか鍋とかのアツアツの物を食べると、鼻水が出てくるっていう事になっちゃうんですね。
これは、「寒いとこから暑いとこへ」逆に「暑いとこから寒いとこへ」移動したとき。
そんな急激な温度の変化に身体がついていけなくって、自律神経が正しく機能しなくなってしまうことが原因でアレルギーが引き起こされてしまって、鼻水が出てきてしまうことがあるんですね。
この寒暖差アレルギーの場合は、体温調整機能の時とは違ってその症状が強くでてしまって、湿疹とかの他の症状が出てくることもあるんです。
このような場合は、病院を受診することをお勧めします。
基本的には「耳鼻咽喉科」を受診すれば大丈夫だけど、湿疹とかじんましんなんかの症状もある時には、「皮膚科や内科」を受診するといいですよ。
鼻水を気にせずに熱い物を食べるにはどうしたらいい?
家で鍋をしたりして、鼻水が出てきた時なんかは、ティッシュとかタオル片手に鼻水を拭きふきしながら食べることもできちゃうけど。
でも、やっぱり鼻水が気になって食べることに集中できない!
それに、外食だったり彼氏と一緒に食事をするときに、鼻水をズルズルしながら食べたくないですよね。
そんな時に、お勧めの鼻水を止める方法をご紹介しますね。
熱い湯気が鼻から入ってくることで、それを冷まそうとして「鼻水」が出てきちゃうんだから、要は「鼻から湯気」を吸い込まなきゃいい訳ですよね。
ただ、これは物によってで、例えばラーメンなんかだと、顔をうつわの上に思いっきりかぶせてから麺をすすって食べるから、湯気が鼻から入らないようになんて不可能ですもんね。
でも、鍋みたいに、取り皿にとってから食べるような場合には、結構有効な方法ですよ。
「鼻から湯気を吸い込まなきゃいいんだったら、鼻呼吸は止めて、口呼吸だけしながら食べたらいいやん」って思ったりもするけど、これはあんまりお勧めしません。
なぜなら、人間って口呼吸だけだと味覚が鈍くなっちゃうんですよね。
これだと、せっかく美味しい物を食べてるのに、もったいないです。
やっぱり美味しい物はちゃんと味わいたいですもんね!
その中でもお勧めなのが「迎香(げいこう)」と「鼻通(びつう)」っていうツボです。
個人差はあるでしょうけど、私の場合は効果抜群でしたよ。
★迎香(げいこう)
小鼻脇の一番下にある、へこんでいるところに「迎香(げいこう)」っていうツボがあります。
「香りを迎える」って書いて「迎香」。
その名の通り、臭いがわからない臭覚異常にも効果があって、鼻水や鼻づまりの定番のツボです。
ここの部分を両脇から指ではさむようにしてゆっくりと5秒程押してこれを3回繰り返すと、鼻水を止める効果が期待できちゃいますよ。
ポイントは、指でまっすぐに押すと皮膚の下に骨があるので、気持ち鼻の両脇からはさむようにして押すことです。
★鼻通(びつう)
迎春のちょっと上にある、小鼻の上のくぼんだところ(骨と軟骨の境目らへん)に「鼻通(びつう)」っていうツボがあります。
「鼻が通る」って書いて「鼻通」。
まさに鼻水とか鼻づまりの為のツボって感じですよね。
ここの部分を、両脇から指ではさむようにしてゆっくりと5秒程押してこれを3回繰り返すと、鼻水や鼻づまりを止める効果が期待できちゃいますよ。
なんで息を止めたら鼻水が止まるのかって言うと
「息を止める」
↓
「体が酸欠状態になる」
↓
「脳が酸欠状態を感知する」
↓
「酸素を体に取り込むために、脳から鼻の炎症を止めるように指令が出される」
↓
「鼻水が止まる」
っていう流れで、体が酸欠の危機を回避するために、鼻水を止めてくれるんですね。
あまりやりすぎちゃうと貧血を起こしちゃうので、ムリのない範囲で!!
この方法は、アメリカの掲示板(日本で言う2ちゃんねるみたいなところ)で紹介されて、ネットでも広がった方法です。
以前テレビ番組でもやっていたから、知ってる人も多いんじゃないでしょうか?
<やり方>
「まずは深呼吸をします。息を深く、吸い込めるだけ吸い込みます。」
↓
「吸い込んだ空気が空っぽになるまで、ゆっくりと息を吐く」
↓
「しっかりと鼻をつまむ」
↓
「鼻をつまんだままの状態で、頭をゆっくりと上下に動かしていく(上げ下げそれぞれ2秒くらいのスピードで)」
↓
「苦しくなってきて「もうムリ!」ってなるまで、頭の上下を繰り返す」
↓
「鼻水が止まる」
この方法もやっぱり、体が酸欠になることで、脳が「早く呼吸をしなきゃやばいっす!!」ってなって、鼻水とか鼻づまりを止めてくれるんですね。
でも、実際にやってみるとわかるけど、結構・・・いや、かなりハードです。鼻水は確かに止まるけど、ちょっとの間は頭がくらくらします。
でも、さずがにこれを外での食事中にやるのは、かなり人前に恥ずかしい姿をさらしてしまうことになるから、ちょっとヤバいですよね。
私がもしもやるなら、トイレに行った時とかに、個室の中でかな^^;
熱い物を食べるだけで鼻水がだだ漏れ!のまとめ
アツアツの鍋とかラーメンを食べる時に、何で鼻水がでるのか?
そんな時の鼻水を止める方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
いくつかの方法をご紹介したけど、どれか1つでもあなたに合った効果抜群の方法を見つけるヒントになってもらえたら、嬉しいです。
この冬の、あなたの「アツアツ食ライフ」が、鼻水にじゃまされない充実したものになりますように。