去年の夏から、私の勤めている会社で「暑気払い」が開催されるようになりました。
今年も開催するという社長からの話もあって、暑気払いの案内を作っているときでした。
去年もその暑気払いに参加したAさんから、その暑気払いについて相談を受けました。
じつは,去年の暑気払いは焼肉だったんですが、その時にAさんは社長から
「家族も連れてきていい」
という話を聞いて、子供さんを連れてこられていたんだけど。
その暑気払い中では、子供もAさんも楽しくお肉を食べていたんですが、会が終わりも近づいてきたときに。
同じ職場のBさんから「子供を連れてくるのは非常識なんじゃない?」という感じのことを言われたらしいんです。
そのBさんの言葉が気になって、今年は参加しようか迷ってるんだとか。
子供は去年の暑気払いが楽しかったらしくって「今年も連れてって~♪」って言われてるらしく。
そんな中で、子供を置いて自分だけ参加はできないんだとか。
会社の暑気払いに行きたくない!その理由にはどんなものがある?
去年から始まった、うちの会社での暑気払い。
それまでは、お客さん先の暑気払いに呼ばれて行くことはあったけど。
さすがに客先の暑気払いに家族を連れて行くなんてことはなかったし。
行きたくない理由としてよくありがちなのが
- 暑いから外に出たくない(涼しい部屋でゆっくりしたい)
- ビアガーデンって高い割には料理が美味しくない(ビールはそこまで好きじゃないから、全然魅力的じゃない)
- 会社の人と一緒に飲んでも、逆に暑苦しくなるだけ(どうせなら仲の良い人達だけでOK)
- そもそも仕事が終わってプライベートの時間にまで会社の人と一緒にいたくない
そしてただ単に「行きたくない」んじゃなくて。
最初に書いた「Aさん」みたいに「行きたいけど行きたくない(行けない、行きづらい)」なんて人もいるんです。
暑気払いって何なの?
そもそも「暑気払い」って何なんでしょう?
この暑気払いの意味は
「暑い夏を乗り切る為に、冷たい食べ物とか体を冷やす効果がある食べ物、体を冷やす効果があるとされてる漢方とかお薬で、体に溜まってる熱気を取り除いてしまおう!」
っていうものなんです。
このように、暑気払いの本来の意味の中には「ビール」とか「お酒」なんてものは全然ないんですよね。
「体に溜まった熱気を取り払う」=「暑さをうち払う」=「冷たいビールで夏を乗り切る」
っていう事になって、いつの間にか「会社の飲み会」のネタに使われるようになっちゃったんですかね。
なので、本来の意味からすると
- 会社のみんなで流しそうめん
- 体の熱をとってくれる効能がある漢方を使った「薬膳料理」の食事会
確かにビアガーデンなんかでビールを飲むと「飲んだビールがそのまま出てきてるんじゃない?」ってくらい、汗だくになっちゃいます。
これも「大量の汗」で熱を下げる効果があるといえば、あるのかも…笑
会社の暑気払いに子供連れっておかしいことなの?
そんな「暑気払い」なんだけど、そもそも「暑気払いに子供を連れて行くこと」って非常識なことなんでしょうか?
今回のうちの会社の例で言うと。
まず会社の行事的な感じで催される「暑気払い」で、主催者の社長が「家族を連れてきてもいいよ」って言ってますよね。
なので、家族を連れていく事は全然問題はありません。
(この時、会費は会社持ちだったので、独身者が損をした気持ちになっちゃうってことも考えられなくはないけど)
暑気払いの主催者の意図はどうなの?
そして、問題の「子供」だけど、確かに社長は「子供も連れてきてもいいよ」とは言ってなかったんですけど。
連れて行った当日も、去年の暑気払いのときにも「子供はちょっと遠慮してもらえるかなぁ」的な感じで、難色を示すようなこともなく。
もし「お酒の席なのに」ってことだったら、そのときに何かひとことあるはずだけど。
逆に子供達(年齢的には孫みたいな感じなのかな?)と一緒に遊んだりしてたくらいだったですからね。
なので、社長(主催者)の言う「家族」には、当然「子供」も含まれてたんだと思います。
こっちも、さすがに「ビアガーデン」なんかだと、食事よりもビールがメインな感じなので。
それだとさすがに子供を連れて行くのを躊躇(ちゅうちょ)すると思うけど、子供も大好きな「焼肉」ですよ?
「連れてきてもいいよ」って言われれば、連れて行かない理由がありませんよね。
どういった会なのかが徹底されてない事が問題
一方で、最初に書いたBさんの場合、今回の暑気払いがお酒の席ていう認識だったので
「お酒の席に子供連れ = 非常識」
って思っちゃったんでしょうね。
だったらこの場合
- 連れて行ったAさんやうちが非常識だったのか
- 主催者(社長)が良いっていってるのに、連れてきたことをとやかく言ってるBさんが変なのか
あなたなら、どう思いますか?
私の場合は、こう思いました。
「主催者である社長が「連れてきていいよ」って言ってるんだから、それが今回の「暑気払いのルール」。
なので、それを否定した的な感じで「非常識」っていうのは。
そもそもの主催者の意図(飲み会メインじゃなく、食事会メインの慰労会)がわかってない」
「主催者である社長も「家族を連れてきてもいいよ」とは言ったけど。
「暑気払い」と曖昧な表現で
- お酒メイン(子供連れNG)なのか
- 食事メイン(子供OK)なのか
うちの場合は、暑気払いの発案者も社長だったけど、例え発案者が「部長だろうが」「親友社員だろうが」。
会社の慰労会として開かれるものだから、社長が主催者。
その社長が良いって言えば、それが「ルール」なんです。
子供についても、連れてきたことを黙認してるってことはOKってこと。
だったらBさんが悪いのかって言うと、そうじゃなくて
「子供OKな食事会がメインでお酒もあるよ」
ってことを、会の趣旨を参加者に示していなかった社長の落ち度でもあると思います。
暑気払いに子供の参加がOKの時はどうすればいい?
でが、暑気払いに子供も連れてきてもいいって言われたときは、どうすればいいんでしょう?
せっかく「子供も連れてきていいよ」って言われて子供を連れていったのに。
それを「非常識」なんて言われると、気持ちのいいものじゃないですもんね。
Aさんみたいに、次の年は参加を考えちゃう、なんてことにもなってしまいます。
なので私の場合は、今回の暑気払いは私が社長に「こんなもの作ってみたんですけど、みんなに配ってもいいですか?」と。
簡単な案内状的なものを作って了解をもらったうえで、みんなに配りました。
そこに書いたものと言えば
- 開催日時
- 会費(まぁ、会社持ちで無料なんですが、その旨を…)
- 場所(焼肉屋さんのお店の名前と住所、地図)
- 会の主旨(家族の参加もOK!食事(焼肉)がメインなので子供もぜひ連れてきてくださいって感じで)
これで、今年の暑気払いにBさんも気兼ねなく子供を連れてくることができるし。
それに、子供を連れて行っても、Bさんが「非常識」っていう風に(心の中で思ってても)言ったりすることもないでしょう。
仮に言われても、今回は逆に明らかに「Bさんの方がおかしい(非常識)」ですもんね。
せっかく家族も連れてきてもいいって言われて、一緒に美味しい焼肉を食べれる「暑気払い」です。
みんなにちゃんと主旨を周知して、思い違いや認識違いで、お互いが嫌な気持ちにならないようにしたいですもんね。
会社の暑気払いに子供連れはやっぱり非常識?のまとめ
会社の暑気払いに子供を連れていく事について紹介してきました。
それぞれの会社や、そのシチュエーションによって、違ったりもするでしょう。
そんなとき、子供を連れて行って「非常識」なんて言われて嫌な思いをしないように。
「そういった人がいる」ということを想定して対応できるように、参考にしてもらえると嬉しく思います。