自転車のメンテナンスで、チェーンに注油する際、サラダ油が代用できるのでは?と考えているあなた!
サラダ油は、絶対にNGです!!
サラダ油を使ってしまうと、劣化を早めることになり汚れも付きやすくなります。
差した直後は、スムーズに動くかもしれませんが、冬場など寒くなると固まってしまい動きが重くなる原因にもなります。
最悪、サラダ油にGが寄ってくるなどの声もあります。
なので、サラダ油を使うことは絶対におすすめできません。
自転車のチェーンの注油に代用可能な身近にある油は?
オートバイで使用されているエンジンオイルやチェーンオイルは、べたべたとして粘度があり、パーツの潤滑をよくしたり、さびから守る役割をしています。
オイルの種類で粘度は変わってきますが、粘度の性質が近いオイルであれば使うパーツが違ったとしても、代用することはできます。
エンジンオイルとして販売されているオイルは、チェーンオイルにくらべると多少粘性は落ちますが、自転車チェーンに使用できる場合がほとんどです。
ゴム製のチェーンにも対応できます。
ただ、粘度の低いオイルを使うと「油切れ」は早いです。
なので、普段はドライタイプのオイルをチェーンに使っている人はそれに比べてメンテナンスをする頻度が高くなるでしょう。
メンテナンスに使用するオイルは高価なものほど、いい働きをしてくれます。
ですが、汚れを落とすという目的であれば「クレ556」でも十分対応できます。
「クレ556」は、金属のさび取りや表面をコートする働き、さらに滑りをよくするための潤滑剤としてよく使われる商品です。
一般的に、潤滑剤として使っている人が多いのではないでしょうか。
スプレー缶に印刷されている写真には、自転車の写真も印刷されています。
これは、自転車にもいいよ!ということですよね、
自転車には、ブレーキのワイヤーやギア、車軸、チェーンと吹き付けることで動きがスムーズになります。
浸透性が高いので隙間がわずかしかない場合でも、シュッとするだけで入っていってくれます。
一時的な使用での「クレ556」はOK!長い目でみるとおすすめできない理由
先ほど説明をした「クレ556」は聞くととても便利なオイルだということがわかります。
ただ、「クレ556」を使うと一時的には動きも良くなりよかったと感じるかと思います。
ですが、このオイルは揮発性が高いので長い期間とどまることがありません。
例えば、動きにくくなった網戸のレールに吹き付けて動きをよくしたとしても、雨が降ったら流れてしまい終わりです。
自転車チェーンなどの負荷がある程度かかる部分への潤滑剤は、粘度の高いオイルが適しています。
「クレ556」は、この粘度の高いオイルも溶かしてしまいます。
劣化して固くなったオイルにかけることで、オイルが溶けだし一時的に動きはよくなります。
しかし、しばらくすると油分が無くなってしまったチェーンは再び動きが悪くなってしまいます。
商品に自転車の写真は載っていますが、あまりおすすめできる商品ではないようです。
自転車のチェーンへの注油に!100均のものの使い心地は?
オイルの価格帯は、安いものから高いものまで種類が豊富です。
なかでも、100均ショップにも自転車に使用できるオイルが販売されていることを知っていましたか?
100均で購入することのできるオイルを少し紹介します。
100均で買える!自転車に使えるオイル「万能オイル」
万能オイルは、自転車だけでなくミシンやゴルフ用品、釣り道具などまさに万能に使えるオイルです。
用途が広くなりますので、自転車専用のオイルよりも粘度は低くサラっとして印象です。
自転車のチェーンに垂らして使うことで、滑りをよくして快適に自転車をこぐことができます。
一滴ずつ垂らして、チェーンの表面をふいていくとチェーンをキレイに洗浄することができます。
自転車のチェーンをきれいに洗いたいという人は、とてもおすすめです。
100均で買える!自転車に使えるオイル「モリブデン入り万能オイル」
モリブデン入りの万能オイルは、金属のサビ止めや潤滑油として使うことのできる万能オイルです。
サラサラして、黄緑色をしたオイルです。
工具や自転車のライト部分のヘッドキャップなどのさび止めとして使うこともできる万能オイルです。
100均で買える!自転車に使えるオイル「グリススプレー」
グリススプレーは、オイルではないですが自転車のチェーンやギアに吹きかけるとしっかり浸透して潤滑してくれる商品です。
なので、自転車オイルとして代用することができるのです。
自転車のチェーンの汚れを取りながら吹きかけていくことで。
次の日にはしっかりとグリスが浸透してくれているので、快適に自転車に乗ることができます。
自転車に乗っているときに、キーキー音がする場合、このグリススプレーを使うと改善することができます。
100均で使える!自転車に使えるオイル「サビ取りゼリー」
自転車のタイヤポークやカゴ、荷台部分のサビに使うことができます。
こちらもオイルではありませんが、自転車のオイルのように使うことができるアイテムです。
不要になった布などに、サビ取りゼリーを付けて自転車のチェーンをこすっていくと簡単にサビを落とすことができます。
力を入れる必要がまったくありませんので、簡単にメンテナンスをすることが可能な商品です。
自転車のチェーンに油がなくなるとどうなるの?
油がなくなると、乗っていても不快になります。
チャラチャラを音がしたり、キーキー音がしたり。
街中をそのまま走れば、注目を浴びること間違いなしです。
オイル切れでさびてしまったチェーンは潤滑ができなくなります。
なので、漕いでいる間金属同士の摩擦が多くなり劣化が早くなります。
チェーンが摩耗すると、チェーンの歯が飛んでしまったり、チェーンが外れてしまうことになります。
ここで外れてしまったチェーンは、もう一度はめなおしたとしてもすぐに外れてしまいます。
一度摩耗してしまうと、チェーンとギア、どちらかを新品に変えても摩耗している部分のかみ合いが悪くなります。
そして、歯飛びやチェーンが外れることを繰り返してしまいます。
結局は、油が切れることで摩耗がすすむとチェーンとギアの両方を交換しなくてはいけなくなります。
摩耗が発生するのは、さびが原因です。
なぜチェーンはさびるの?さびるのを防ぐ方法は?
なぜ、さびるかというとチェーン部分の潤滑油がなくなるからです。
さびは、強度を低下させ金属製品にとっては致命傷なのです。
なので、大切な自転車を長く快適に乗りたいのであれば、チェーンの油切れは決して起こしてはいけません。
油切れする前に、定期的な注油をしましょう。
自転車のチェーンのメンテナンスにサラダ油!?のまとめ
自転車のチェーンのメンテナンスが大切であることをお分かりいただけましたでしょうか。
知識がないと一時的なメンテナンスで、十分だと思ってしまいますが、きちんとしておかないと長く乗ることもできなくなってしまいますね。
昔は、キーキー鳴らしながら自転車に乗っている人もよく見かけましたが最近そんな人もめったに見かけませんよね。
自転車のカゴがサビだらけ・・・など。
今では、しっかりメンテナンスされた自転車に、かっこよく乗っているひとたちばかりです。
コロナ禍で自転車を利用する人も増えて、マウンテンバイクなどデザイン性の高い自転車に乗る人も多くなりました。
マウンテンバイクなど、乗っているサラリーマンの自転車がカラカラ鳴っていたらがっかりですよね。
大切な自転車は、しっかりメンテナンスをして長い間乗ってあげてくださいね。