電動自転車のバッテリーが急になくなる意外な理由

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私は電動自転車を約3年前から愛用しています。

正直、お値段が高くてちょっと(いや、かなり…)迷いました。

でも子ども二人+荷物(+わたし)を乗せても、グィーンと気持ちよく加速してくれるので、価値のある買い物だったと思っています。

値段もさることながら、本体の重さも「バイクか?!」と思うほどなので、扱いに慣れるまではフラフラしていました。

でも今では乗りこなせるようになり、乗り心地も抜群です。

つい先日、私よりも前に電動自転車を買ったママ友が「最近、バッテリーがすぐになくなるねん。充電しても次の日には10%以下になってる」と嘆いていました。

これは、「バッテリーの寿命が近づいてきたせい」が原因なのでしょうか?

実は、バッテリーの寿命がきていなくても、突然バッテリーが減ってしまう現象が起こることがあるようなのです。

私のママ友はこれにあたるのだと思います。

電動自転車のバッテリーが突然なくなる理由と対策

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バッテリーは、徐々に充電の回数が増えていって寿命を迎えることが普通です。

ただ、突然なくなってしまうのはバッテリーの不具合からくるものがほとんどです。

電動自転車のバッテリーは暑さ寒さに弱いの!?

電動自転車のバッテリーでよく使われている「リチウムイオン電池」には、実は

「暑さや寒さに弱い」

という特性がります。

冬の寒い時期や夏の暑い時期になると、電流の流れが悪くなってしまって、うまく動かなくなってしまうことがあるんです。

ほとんどの方は、電動自転車はバッテリーを付けたまま外の駐輪場で保管していると思います。

このような保管の仕方をしていると、気温の変化を直接受けてしまいます。

屋根のないところに停めている方はなおさらです。

対策としては、「バッテリーを外して室内保管すること」です。

確かに、子どもの乗せ下ろしに加えて、妙に重たいバッテリーをいちいち付け外しするのはとても面倒ですよね。

でも、特に寒い時期や特に暑い時期だけでも試してみると良いかもしれません。

なお、寒い時期に室内に持って入った場合は、暖房器具などであたためるのは、危険なので避けてくださいね。

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電動自転車のバッテリーの寿命はどのくらい?買い替えのおすすめの時期は?

電動自転車のバッテリーには

  • リチウムイオン電池
  • ニッケル水素電池
の二種類があります。

寿命が長いことや小さくて軽いことなどから、最近はリチウムイオン電池を使ったものが大半だそうです。

ただ、このリチウムイオン電池は「700回~900回充放電を繰り返すと、買ったときの半分の性能に落ちてしまう」と言われています。

なので、バッテリーを少しでも長持ちさせるには、充電の回数を減らすことが効果的です。

できる限り電池がなくなってから充電するようにしましょう。

電動自転車のバッテリーの充電頻度はどれくらいが最適?

私が買ったお店では「10%以下になったら充電してください」と言われました。

あと、実はまだ半分以上残っているのに充電すると、その分バッテリーは劣化してしまいます。

一般的に、バッテリーの寿命は2~5年と言われています。

ちなみに、電動自転車本体の寿命は10年ほど。

そう思うと、同じ電動自転車を乗り続けるのであれば、バッテリーは少なくとも1回は買い替えるタイミングが訪れるということですよね。

前述しましたが、バッテリーの寿命が近づいて買い替えを考え始める時期としては、ずっと同じ乗り方をしていた場合に「前よりも充電頻度が増えたな」と感じる頃です。

買い替え費用は、バッテリーの要領やメーカーによって様々なのですが、3万円以上するものばかりです。

バッテリーを暑さ寒さから守るために室内保管するという以外にも、タイヤに空気を充分入れておくとバッテリーを長持ちさせることができます。

常に子どもを乗せるのであれば、普通の自転車よりも明らかに総重量は重いので、タイヤにかかる負担も大きいんです。

タイヤの空気が少ないと、その分バッテリーが頑張らないといけないので、バッテリーへの負担も増えてしまうんですね。

そういえば、自転車を買ったお店で「1か月に1回は空気チェックしてください」と言われたなぁと思い出しました。

ちゃんと定期的に入れてあげないといけませんね。

バッテリーは決して安いものではないので、普段からできる対策をきちんとして長持ちさせるようにしましょう!


電動自転車のバッテリーを充電しっぱなしは危険!?

ヤマハの電動アシスト自転車のQ&Aのページでは、電動自転車のバッテリーを充電しっぱなしでも問題ないとの回答が書いてありました。

これは、バッテリーの充電が満タンになると、自動的に充電電源がOFFになるという仕組みになっているからだそうです。

充電しっぱなしでも過充電の心配がないので、問題ないとのことでした。

ただし、長時間放置すると、充電器のコンセント部分にほこりが溜まり、火災の恐れがあります。

なので、コンセントは抜いておいてくださいとも書いてありました。

これは電動自転車のバッテリーだけではなく、他のものでも同じですよね!

また、これも他のものでも言えますが、コンセントが差さっているまま雷が落ちると故障の原因にもなります。

充電が終わった後はできるだけ、充電器のコンセントは抜いておくようにしましょう。

電動自転車のバッテリーを長期間使わないときの保管方法は?

パナソニックのよくあるご質問への回答でも、充電が完了すると自動的に通電は遮断されますと書いてありました。

通電が遮断されるので

  • 電気が流れすぎたり
  • 温度が上がり過ぎたり
するようなことがありません。

ですので、就寝中に充電するという使い方で、充電しっぱなしになってもバッテリーが痛むことがないのです。

ただし、充電器のコンセントを差したまま、長期間置いておくのはおすすめされていませんでした。

バッテリーの充電は使っていなくても減っていってしまいます。

リチウムイオンバッテリーの場合、残量が約5%減ると充電を再開するようになっています。

このため、電気代節約のためにもコンセントを抜いて保管することがおすすめされていました。

コンセントに差していない状態であれば、バッテリーを充電器に載せておいていたままで保管することが出来ますよ。

また、

「長期間保管していた場合、バッテリーを使う前に一度コンセントにさして残量があるかどうか確認してから使うようにしてください」

との注意書きもありましたよ。

電動自転車のバッテリーが劣化してしまう原因は?

では、どのような状態がバッテリーにとってよくないのでしょうか?

それは、充電残量が10%以下になったのに、充電せずに放置しておくことです。

かといって、充電が100%のまま長期間放置するのもバッテリーを痛めてしまう原因になってしまいます。

少しでも充電残量が減ったら充電し、常に充電を満タンにしてしまうとバッテリーにダメージが蓄積していってしまいます。

長期間使わない予定があるようでしたら、充電残量を50%前後になっている状態で保管しておくことをおすすめします。

また、バッテリーを長持ちさせるためにも、保管している間はたまに充電残量を確認し、減っているようでしたら充電するようにしてくださいね。

電動自転車のバッテリーの簡単にできるリフレッシュ方法

電気自転車のバッテリー充電器には、リフレッシュ充電という機能がついているものもあります。

これは、バッテリーに充電されている電気を一度全て放電するというものです。

充電された電気を使い切らないまま充電するということを繰り返していると、バッテリーが使えなくなってしまいます。

これは、ニッケル電池のメモリー効果というのが関係しています。

メモリー効果とは、電池の残量がある状態で充電を繰り返してしまうと、使うことのできる電池の容量が減ってしまう現象のことです。

それを直すために、リフレッシュ充電という機能を使います。

製品によって

  • リフレッシュ充電
  • リフレッシュ機能
  • リフレッシュボタン
などの名称になっています。

電気自転車のバッテリーを強制的にリフレッシュ充電をする方法

ここでは、ヤマハのニッケル水素バッテリーを例に紹介しようと思います。

強制的にリフレッシュ充電をしたい場合。

充電器とバッテリーを接続し、解除ボタンを10秒間押し続けることでバッテリーのリフレッシュをすることができますよ。

自動でリフレッシュ充電しても走行距離が短いと感じる場合は、強制的にリフレッシュ充電をしてみるのも1つの手です。

ただし、放電のさせすぎもバッテリーが痛む原因になってしまいます。

多用し過ぎることのないようにも気を付けておきましょう。

電動自転車のバッテリーの処分方法は?地球に優しいリサイクルはないの?

「ニッケル水素電池」「リチウムイオン電池」どちらの電動自転車のバッテリーも、リサイクル可能です。

両方とも、自転車販売店で回収してもらうことができます。

市などの回収業者にお願いすると有料になってしまう場合があるので、新しいバッテリーを自転車屋さんで買ったらその場で古いバッテリーは引き取ってもらうといいですね。

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電動自転車のバッテリーは急になくなるのはなぜ?のまとめ

電動自転車のバッテリーは急になくなるのはなぜ?ということについて見てきました。

  • 突然バッテリーがなくなるのは、寿命ではなくバッテリーの不具合のせいかもしれません。
  • バッテリーは暑さや寒さに弱いので、室内保管がベストです。
  • 充電回数を減らすためにバッテリーはできるだけ使い、タイヤに空気を定期的に入れるなどしてバッテリーの寿命を延ばしてあげましょう。
  • バッテリーは3万円以上します。
  • バッテリーの寿命は2~5年です。(自転車本体の寿命は10年ほど)
  • バッテリーは、自転車販売店で回収してリサイクルしてもらうことができます。
これらのポイントに気を付けて、電動自転車ライフを安全に少しでもお財布にもやさしく楽しんでくださいね!