無洗米はお米を研ぐ必要がないので、楽そうなイメージがありますよね。
毎日忙しい主婦にとって、お米を研ぐ時間と手間が省けるのは嬉しい限りです!
そんな無洗米ですが、お鍋で炊きたいときはどのように炊けばいいかあなたは知っていますか?
実は、無洗米も精白米の炊き方と全く同じなんです!
ただし、無洗米をお鍋で炊くときは、精白米を炊く時よりも水加減を少し多めにすると美味しく炊き上がります!
無洗米をお鍋で炊くときの手順
それでは早速、お鍋で炊く無洗米を炊く手順をご紹介しますね。
まずは無洗米をさっと洗い、鍋に入れて30分から1時間程度吸水させます。
無洗米は研ぐ必要はありませんが、1度さっと洗うと水を吸水しやすくなって、より美味しく炊き上がりますよ!
吸水が終わったら、いよいよ火にかけます。
- 10分かけて沸騰させる
- 沸騰したら弱火で10分
- 火を止めて10分蒸らす
無洗米と精白米の違いは?
ところで、無洗米と精白米って一体何が違うのでしょう?
無洗米と精白米の違いは「肌ぬか」があるかないかというところです!!
精白米は、もみがら、胚芽、ぬかが取り除かれていますが、肌ぬかはついた状態です。
肌ぬかがついた状態のままお米を炊くと、臭みが残り美味しくありません。
そのため、家で米を研ぐことによって肌ぬかを取る必要があります。
無洗米は、精白米から肌ぬかを取り除いたものです。
肌ぬかがないので米を研ぐ必要がないのです。
無洗米の炊き方の違いは!?精白米の炊き方と比べて難しいの?
無洗米と精白米の炊き方は同じです!
無洗米を炊く時は、水の量を少し多めにするということだけ注意すれば、あとは精白米と何にも変わらないのです。
無洗米を炊くにあたって特に難しいこともなくて、味も精白米と変わらないのなら無洗米のほうがお得じゃない!と思いませんか?
そうです!無洗米にはあなたが思っている以上にたくさんのメリットがあるのです。
無洗米のいいところをたくさんご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
無洗米のメリットにはどんなものがある?
それでは無洗米にはどんなメリットがあるのか、早速見ていきましょう!
無洗米のメリット①時間と水道代の節約
なんといってもお米を研ぐ手間が省けるのは最大のメリットですよね。
冬場の冷たい水に手をつけなければいけない時間から解放されるのは嬉しいポイントです!
さらに、無洗米にすればお米を研ぐときに使っている大量の水も節約できてしまいます。
無洗米のメリット②栄養分を逃さない
お米に含まれるビタミンB1は水溶性のため、お米を研ぐときに流れ出てしまいます。
無洗米はお米を研ぐ必要がないので、精白米よりもビタミンB1が多く残せるのです!
無洗米は精白米に比べて栄養価が落ちるイメージがありましたが、まさかの逆でした!
無洗米のメリット③環境にやさしい
あまり意識することはないと思いますが、米の研ぎ汁には水質汚染につながるリンや窒素などが含まれています。
無洗米にすれば、とぎ汁を出さなくて済むので環境にやさしいと言えます。
無洗米から取り除かれた肌ぬかは回収すれば、肥料として利用することができます。
とぎ汁として水に流せば水質汚染につながる肌ぬかが、新たなお米やその他の農作物を作る材料になるなんて驚きですね。
無洗米を炊く時の水量は?無洗米の特徴がわかれば水量もわかる!?
無洗米とは、精白米の表面についている「肌ぬか」を取り除いたものでしたね。
無洗米は肌ぬかがない分、精白米に比べて米粒が少し小さめです。
米粒が小さめの無洗米は、精白米用の計量カップで計ると、精白米よりたくさん入ってしまいます。
なので、精白米を炊く時と同じ分量の水で無洗米を炊くと、水分が足らずにパサッとしてしまいがちです!
だから「無洗米は精白米に比べて味が劣る」という意見が多いのかもしれませんね。
正しい水の量で無洗米を炊けば、無洗米は美味しくないなんて思わないはずです!
無洗米をお鍋で炊く時は、精白米を炊く時の水の分量よりも、1合につき大さじ1~2杯水を多めに入れて炊くようにしてみてくださいね。
ちなみに、精白米をお鍋で炊く時の水の量は、1合につき200ccが基本です!
無洗米をお鍋で炊く時は、1合につき「200㏄+大さじ1~2杯」の水量と覚えておきましょう。
無洗米専用の計量カップもあるので、専用のものを使って無洗米を計れば精白米と同じ水の分量で問題なしです。
「これからは無洗米しか買わない!」と思った場合は、無洗米専用の計量カップを購入したほうがお得かもしれませんね!
無洗米の土鍋での炊き方にはどんなコツが必要?
ごはんを土鍋で炊くと、ふっくら炊けておこげもできて炊飯器とはひと味違ったおいしさが楽しめます。
でも「土鍋で炊くのは火加減とか難しそう」というイメージがある人も多いです。
ましてや「無洗米を土鍋で炊くなんて、どうしたらいいんだろう?」と疑問に思う方もいるでしょう。
土鍋での無洗米の炊き方は、コツをおさえて慣れれば意外と簡単です。
無洗米の土鍋での炊き方のコツをご紹介します。
土鍋での無洗米の炊き方のポイント①水加減をしっかり!
すでにお伝えした通り、無洗米は精白米よりも炊くときの水の量が多いです。
土鍋でも炊飯器と同様に、水加減に注意することが大切です。
無洗米の場合は、無洗米1合なら水約230ml、無洗米2合なら水は450ml入れます。
炊飯器だとお釜に目盛りが付いているので必要な水の量を計量カップで量る必要がありませんが、土鍋だと目盛りがないので、正確に量るには計量カップを使いましょう。
「必要な水の量を計算して計量カップで量って入れるのは面倒」という人は、無洗米専用の計量カップがあると便利ですね。
土鍋での無洗米の炊き方のポイント②火加減に注意!
炊飯器だと自動で炊けますが、土鍋の場合は火加減の調整が必要です。
昔から「はじめちょろちょろ、中パッパッ、赤子泣いても蓋取るな」と言われているように、ご飯を炊くには火加減の順番があります。
②弱火にして15分
③蓋をしたまま10分蒸らす
このコツをつかめば、無洗米でも土鍋でおいしくご飯が炊けるはずです!
無洗米の圧力鍋での炊き方は?失敗しない7つの手順
ご飯を炊くとなれば、炊飯器や土鍋を想像しがちですが、実は圧力鍋でも炊くことができます。
圧力鍋で炊いたご飯は、もっちりとした食感になります。
圧力鍋でご飯を炊く最大のメリットは、時短になること!
なんと20分程度でご飯が炊けてしまうのです。
「わーやばい!ご飯炊き忘れた!」なんてときでも、ささっと炊き上がるのはとても助かりますね。
時短アイテムの圧力鍋に加えて、米とぎ要らずの無洗米を使ったら鬼に金棒です。
ここでは、無洗米の圧力鍋での炊き方の手順をご紹介します。
②さっと洗う
③圧力鍋に入れて水を入れる(水分量は、炊飯器や土鍋で炊くときと同じで無洗米の水分量)
④強火で炊く(約5分)
⑤高圧になったら(弁から蒸気が出始めたら)弱火で加圧(約1~3分)
⑥火を止めて圧が完全に下がるまで蒸らす(約10分)
⑦圧が抜けたらすぐに蓋を開けてご飯を混ぜる [/su_list] この7つの手順で炊けば、圧力鍋でも失敗せずにおいしいご飯が炊けるはずです。
ポイントは、「手順⑦」にあるように、完全に圧が抜けたらそのまま蒸らし続けずに、すぐに蓋を開けることです。
圧力鍋の場合は、圧が下がっても蓋をしたままだと、蒸気が逃げずにご飯がべちゃべちゃになってしまいます。
なので、すぐ蓋を開けてご飯を混ぜるのが大切なのです。
柔らかく炊きたい場合は、ご飯を混ぜたあとさらに蓋をして5分以上蒸らすとよいでしょう。
かなりの時短になるので、ご飯作りに忙しい人はぜひ試してみてください!
鍋での無洗米の炊き方のまとめ
無洗米の炊き方について見てきました。
無洗米を炊くときは、水の量に気を付けるだけで、特に難しいことはありません!
無洗米の特徴を理解して正しく炊けば、無洗米は精白米と変わらない美味しいお米に仕上がります。
その上、時間や水道代も節約できて栄養価の高いご飯が食べられるのです!
まさにいいことづくし!
私も今すぐ無洗米を試してみたくなりました!
毎日の面倒な「米を研ぐ」作業から解放されるために、あなたもぜひ無洗米を使ってみてくださいね。