そんな美味しい数の子ですが、お店では結構な量が入って売られていますよね。一度に食べきれないし…と思わずためらってしまいますが、保存方法を知っておけば長持ちさせることも可能なのですよ。
年末ぎりぎりだとお高くなってしまう数の子ですが、早めに買って保存しておくのもおすすめです。
- 数の子の冷凍はできる?
- 数の子の賞味期限はどのくらいある?
- 数の子の美味しい食べ方は?
っていうことについて、お伝えしていきますね。
数の子の冷凍はできる?
冷凍保存は、数の子のたまごが弾けてしまうのでおすすめできませんが、漬け汁につけた数の子だと冷凍保存が可能です。
冷凍できるジップ袋に、漬け汁ごと数の子を入れて冷凍すると、1ヶ月くらいは大丈夫です。
解凍するときはレンジなどは使わずに、冷蔵庫で自然解凍してくださいね。
数の子の由来を知っておこう
かずのこという名前の由来
数の子はニシンのこども(たまご)なのですが、昔はニシンのことを「鰊(かど)」と呼んでいました。この「かど」は、アイヌ語が語源とも言われてます。
そして、「かどのこども」なので「かどのこ」。それが次第になまって今の「かずのこ」と、呼ばれるようになったといわれています。
数の子はなぜ子孫繁栄の縁起物なの?
数の子は「小さなたまごが、ぎっしりと固まっている」という理由で、「子孫繁栄の縁起物」として室町時代後期頃から祝儀膳に使われるようになりました。
江戸時代元禄期には、庶民の間にも広まり始めたのが今に至っているのですね。
数の子の賞味期限はどのくらいある?
- 塩漬けのもの
- 味付きのもの
の2種類があって、それぞれに賞味期限が違うので気をつけましょう。
塩漬けの数の子の賞味期限
塩漬けの数の子は、そのままでは食べられません。食べるには「塩抜き」の工程が必要なんですね。
塩漬けの数の子の賞味期限は、約3ヶ月から6か月くらいはありますので、お正月前に早めに購入しておいても大丈夫ですね。
保存は冷蔵保存が基本です。前にも触れましたが、塩漬けしていない状態での冷凍はおすすめできません。
味付きの数の子の賞味期限
この「味付きの数の子」は塩抜きをした状態なので、賞味期限は1週間くらいが目安になります。
付けダレと一緒に、冷蔵庫で保存しましょう。
数の子の美味しい食べ方は?
数の子を塩抜きをする
密閉容器などに、水1リットルと塩小さじ1を溶かし塩水を作ります。そしてその容器に、数の子を200~300グラム分入れます。
容器にふたをして、冷蔵庫で2時間おきに塩水を変えながら様子をみます。塩を抜きすぎると苦味が出てくるので、途中で端っこを味見しながらよい塩加減まで塩抜きをしましょう。
目安は「浅漬けくらいの塩加減」です。
数の子の薄皮をむく
数の子を崩さないように気をつけながら、慎重に薄皮をむきます。
指に付いた薄皮は、水を張ったボールに指を入れるとはがれやすいです。ゆっくりとていねいにするのがコツですよ!
細かいところは、爪楊枝(つまようじ)を使うときれいに取れます。
漬け汁に数の子を漬け込む
- だし汁 2カップ
- 薄口しょうゆ 大さじ3
- 酒 大さじ3
- 塩 小さじ1/3
これらの調味料を全部鍋に入れて、煮立たせたらそのまま冷まします。
密閉容器に、冷めた漬け汁と薄皮をむいた数の子を入れて、冷蔵庫で2日ほど寝かせると完成です。
数の子をシンプルに頂くならおかか醤油
薄皮をむいた数の子を一口サイズに切ったら、かつお節としょうゆをひとかけして食べる。
これがまた、お正月で胃もたれてしまった体には、あっさりとして最高ですよ!なおかつ簡単にできるので、おすすめです。
冷凍した数の子の解凍の仕方!のまとめ
なので、お正月直前になって「お値段が高くなってしまう前」に早めに買っておいて、忙しくなる前に仕込んでおけば、年末のおせち作りに少し余裕が持てますね。
食べるための工程は少しだけ手間に感じますが、がんばった証に家族の笑顔が見られると思うと苦になりませんよね?
今年はあなたも、数の子にチャレンジしてみてはいかがですか。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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