野菜は買ってすぐに冷凍保存するという方、結構いらっしゃるでしょう。
一人暮らしの方や、薬味系のものは冷凍保存すると傷まずに最後までおいしく食べることができます。
ただ、冷凍野菜は解凍するとなぜかべちゃべちゃになってしまいますよね…。
これはもう冷凍野菜あるあるなのである意味仕方ないです。
そこで、私は、冷凍野菜を使う場合は煮物や汁物などの調理方法を選ぶようにしています。
和え物やサラダなどは、生野菜で作るとおいしいです。
しかし、これらを冷凍野菜で作るのはなかなか難しいですよね。
そこで、できるだけべちゃべちゃにならない解凍方法を一つご紹介します。
それは…フライパン解凍!!
私は、いつも解凍作業は電子レンジで行っています。
または、凍ったまま調理しています。
ところが、フライパンでじっくりと解凍していくと水分が飛び、べちゃべちゃになりにくいのです。
このフライパン解凍のコツは
- くっつきにくいフライパンを使うこと(でないとくっついてコゲてしまいます)
- 凍ったままフライパンに入れること
- 最初から最後まで弱火で加熱すること
- 凍っているところを無理やり菜箸で外そうとしないこと(粉々にくだけてしまいます)
ということです。
上記の“解凍のコツ”以外に“冷凍のコツ”もあります。
それは、“できるだけ水気を取り除いてから冷凍すること”です。
水気が残っている状態で冷凍すれば、解凍時は必ずべちゃっとします。
野菜を生のまま冷凍する場合でも、水洗いしたらキッチンペーパーで水気を拭きましょう。
ゆでてから冷凍する場合は、ぎゅっと絞るようにしましょう。
または、ザルなどに広げて置くなどして極力水分を切るようにしてください。
冷凍野菜で野菜炒めをすると水っぽいのはなぜ?どう調理すればいいの?
小分けにされた冷凍野菜を使うとあっという間に野菜炒めが出来上がります。
とても便利ですよね。
でも、出来上がりはなんとなく水っぽい…。
冷凍野菜を解凍してから調理すると水っぽくなることがあります。
これを防ぐには、解凍せずに冷凍されたまま調理を始めます。
このようにすると、短時間で野菜に含まれていた水分が蒸発します。
そのため少しは水っぽさが軽減されるのです。
冷凍野菜を解凍後も水っぽくならないようにするには、
- 解凍時に、冷凍されたままの状態から調理を始める(短時間で野菜に含まれている水分を蒸発させる)
- 冷凍時に、極力水分を飛ばした状態で冷凍庫に入れる
冷凍野菜の解凍方法!冷凍保存に向いている野菜4選
私の実感ですが、冷凍保存に向いている野菜を4つご紹介させていただきます。
冷凍保存に向いている野菜①パセリ
パセリの葉の部分をそのまま冷凍庫に入れます。
使うときは袋をモミモミすればよい感じにバラけて使いやすいです。
色が変わりにくく、何よりもパセリの風味があまり損なわれずにキープできます。
その点がとても気に入っています。
小ビンに入っているパセリも、私はビンごと冷凍庫に入れています。
冷凍保存に向いている野菜②薬味ネギ
薬味ネギはさっと洗って水気をよく切ってから、刻んで冷凍しています。
ちょっと使いたいときに便利です。
おみそ汁にも凍ったままパラっと入れることができて簡単ですよ。
冷凍保存に向いている野菜③きのこ
私は、きのこを買ったらすぐに冷凍するようにしています。
きのこは冷凍しても食感が変わりません。
そのため、冷凍保存に向いています。
ただ、株のままで冷凍してしまうと凍るとはがせなくなってしまいます。
そこで子房に分けておきます。
手間(これすら“手間”と言ってしまう私です)がかかりますが、それさえクリアすればとても便利ですよ。
きのこの大パックが安いときにはまとめ買いをします。
そしてせっせと冷凍保存しています。
冷凍保存に向いている野菜④ブロッコリー
お弁当の緑担当として定番のブロッコリーも、冷凍保存に向いています。
ただ、ブロッコリーをしっかり茹でてしまうと、解凍するときにべちゃっとしてしまいます。
生のままか、固めに茹でてしっかり水分を蒸発させるかのどちらかがオススメです。
必要な分だけ取り出して茹でて使えるので便利です。
番外編ですが、野菜以外にも冷凍保存がオススメの食材があるのでご紹介しておきますね。
- チーズ
- 油揚げ
- お肉
我が家では冷蔵庫保管ではなく冷凍庫保管が基本です。
何かの参考になれば幸いです。
冷凍ブロッコリーの美味しい解凍方法とおすすめレシピ4選!
冷凍保存に向いている野菜で紹介したブロッコリーですが、その美味しい解凍方法も詳しくお伝えしていきたいと思います!
冷凍ブロッコリーの美味しい解凍方法①フライパンで蒸す
フライパンで蒸すことで、茎のシャキッと感を残したまま解凍することができますよ。
手順は
①油を引いていないフライパンに凍ったままのブロッコリーを並べます。
②そして大さじ1~2くらいの水を加え、ふたをします。
③2~3分蒸し焼きにします。
④ふたをとってから水気がなくなるまで1分くらい加熱します。
といった感じで解凍することができますよ。
冷凍ブロッコリーの美味しい解凍方法②クッキングペーパーで包んで電子レンジで解凍する
キッチンペーパーより厚めで破れにくいフェルトタイプの「クッキングペーパー」で包んで電子レンジで解凍するのもおすすめです。
手順は
①お皿の上にクッキングペーパーを敷き、ブロッコリーを並べます。
②クッキングペーパーでブロッコリーを包み、ふんわりとラップをかけます。
③600Wの電子レンジで2分10秒くらい加熱します。
これで解凍完了です!
クッキングペーパーで包むことで、電子レンジ解凍のときの水っぽさを解消することができますよ。
次はそんな冷凍ブロッコリーを使ったおすすめレシピを紹介していきますね!
冷凍ブロッコリーのおすすめレシピ①焼きブロッコリー
フライパンで解凍するときにおすすめなのが、焼きブロッコリーです。
チーズものっていて食欲をそそられますよね。
焼きブロッコリーの材料
- ブロッコリー … 1株
- 塩 … 少々
- こしょう … 少々
- 粉チーズ … お好み
- オリーブオイル … 大さじ2
- 水 … 大さじ1~2
焼きブロッコリーの作り方
①ブロッコリーをフライパンで解凍する
②オリーブオイルを入れて焼き色をつける
③焼き色が付いたら裏返す
④塩を振り入れ、からめる
⑤お皿に盛り付け粉チーズをかけ、仕上げにこしょうをふりかける
冷凍ブロッコリーのおすすめレシピ②ブロッコリーのツナマヨサラダ
ブロッコリーのツナマヨサラダもフライパンで解凍し、そのまま作れます。
ブロッコリーのツナマヨサラダの材料
- ブロッコリー … 1株
- オリーブオイル … 大さじ1
- 塩 … 少々
- ツナ缶 … 1缶
- マヨネーズ … お好み
- 玉ねぎ … 1/4(みじん切り)
- 醤油 … 大さじ1/2
- あらびきこしょう … 少々
- 水 … 大さじ1~2
ブロッコリーのツナマヨサラダの作り方
①ブロッコリーをフライパンで解凍する
②オリーブオイルと塩を入れて弱火で炒める
③ツナ缶を入れてさっと炒める
④火を止めてからマヨネーズを入れる
⑤みじん切りした玉ねぎを入れる
⑥仕上げにしょうゆをいれて混ぜ合わせお好みであらびきこしょうをふりかける
冷凍ブロッコリーのおすすめレシピ③豚肉とブロッコリーの卵炒め
お肉と一緒に食べたいというときにおすすめなのがこちらのレシピです。
豚肉とブロッコリーの卵炒めの材料
- ブロッコリー … 1株
- 豚バラ薄切り肉 … 150g
- 塩 … 小さじ1/3
- にんにくのすりおろし … 1かけ
- 酒 … 大さじ2
- ごま油 … 大さじ2
- 卵 … 2個
- 醤油 … 大さじ1
- あらびきこしょう … 少々
豚肉とブロッコリーの卵炒めの作り方
①豚バラ肉を食べやすい大きさに切っておく
②切った豚バラ肉に塩とにんにくで下味をつける
③ブロッコリーをフライパンに並べる
④並べたブロッコリーの上に豚バラ肉を敷き詰める
⑤酒とごま油をまわしかける
⑥火をつけ強火で加熱する
⑦音がしてきたらふたをして蒸し焼きにする
⑧卵を溶いておく
⑨ブロッコリーと豚バラ肉に火が通ったらふたをあける
⑩醤油を入れて混ぜ合わせる
⑪ブロッコリーと豚バラ肉をフライパンの端に寄せ、開いたところにごま油を入れる
⑫そこに溶いた卵を入れて大きく混ぜていく
⑬卵を全体にからめて、お好みでこしょうをふる
冷凍ブロッコリーのおすすめレシピ④ブロッコリーのおかか塩昆布和え
レンジで解凍するのならこちらのレシピもおすすめです!
ブロッコリーのおかか塩昆布和えの材料
- ブロッコリー … 1株
- 醤油 … 小さじ2
- 砂糖 … 小さじ1
- すりごま … 大さじ1
- かつおぶし … 一袋
- 塩昆布 … お好みの量
ブロッコリーのおかか塩昆布和えの作り方
①ブロッコリーを電子レンジで解凍する
②醤油、砂糖、すりごま、かつおぶし、塩昆布を入れてしっかりと全体にまぶす
とっても簡単に作れますので、ぜひ試してみてくださいね!
冷凍野菜を解凍するとべちゃべちゃに!のまとめ
冷凍野菜を解凍するとべちゃべちゃになるということについてみてきました。
では、最後にポイントをまとめておきますね。
- 冷凍野菜がべちゃべちゃになりにくい解凍方法は、フライパン解凍です。
- 解凍時だけでなく、冷凍時にしっかりと水分を切ることが大事です。
- 冷凍野菜を解凍してから調理すると野菜炒めが水っぽくなることがあります。
- 解凍せずに、冷凍されたままの状態で調理を始め、短時間で水分を蒸発させるようにしてください。
- 冷凍保存に向いている野菜は、パセリ・薬味ネギ・きのこ・ブロッコリーです。
賢く保存して最後までおいしく食べましょう。