パートやアルバイトで働いていると、日数や時間によっては社会保険に入らないといけなくなりますよね。
そうすると、数万円は取られるのですごく損した気分になります。
主婦がパートで働く場合、旦那さんの扶養に入ったままでなのか、扶養から出て社会保険に入ってバリバリ働くかのどちらかになります。
しかし、フルタイムパートということは時給制ですし、最低賃金に近いくらいの額しかもらえないので、バリバリ働いても月に換算するとそんなに稼げません。
1日7時間、週5日働いても12万円あたりですかね。
年収にすると140万~150万。
年収103万円の壁といわれてますが、それを超えると会社は社会保険に入れないといけない決まりです。
当然オーバーしますので、社会保険にはいることになります。
年収103万を超えると社会保険に加入する以外にどんなことが起きる?
給料から社会保険料を引かれるというだけではなく、旦那さんがサラリーマンの場合、扶養控除とか扶養手当とかあると思うので、それらもなくなります。
扶養手当が1万円とかであれば、1年で12万円もらえるものがなくなるわけです。
ただ、現状の家計収入で考えると、1万円でも減ったら苦しいと思うと「損した!」って思うかもしれません。
ですが社会保険に入って入れば、老後は年金がもらえるので、長期的に見れば損かどうかはわかりませんが・・・
フルタイムパートで働くとしたら年収160万円以上は稼がないとトータル的には損だと言われています。
ちなみに、旦那さんが自営業とかで国民年金や国民健康保険だった場合。
奥さんも自分で国民年金・健康保険に入らないといけないわけで、その場合は会社で社会保険に入れてもらったほうが安くなります。
だって半分会社負担ですから・・・
フルタイムでパートっておかしいの?働き方に問題はない?
パートってイメージとしては短時間働くものという感じですよね?
それなのにフルタイムパートってどういうこと?
仕事内容を見ると、それって正社員レベルのことしてない?なのに安く使われるのはどうなの?って不満に思う方も多いことでしょう。
フルタイムパートのシステムとは
結局のところ、ほんとなら正社員を使って仕事をさせたいけど、お金かかるから安く使えるようにパートを長時間働かせようっていうシステムとしか思えません。
しかし今は正社員自体募集がほとんどないし、フルタイムパートで働くしかないといったところですね。
安く使いすぎると感じますが、いつの間にかどこの会社もパートアルバイトでフルタイム働かせるのが普通になってしまいました。
男性ですら正社員ではとってもらえず、フルタイムパートでという人を見かけます。
これでは国民の幸福度はあがりませんよね・・・
結婚もできず少子化に拍車がかかります。
フルタイムパートとは少し違いますが、派遣アルバイトというのも増えていますね。
少し前までは正社員の代わりに派遣社員という感じでしたが、今はパートすら派遣で賄おうとする会社が増えました。
気に入らなければすぐ切れますし、仕事が減ったら打ち切ればいいわけですし、会社が楽な方向にばかり進んでいますね。
フルタイムで雇われてパートから正社員になることはできる?
フルタイムパートから正社員になることはできるかについてですが、場合によってはあるかもしれません。
それはとてもハードルの高いものですからね。
製造業などは大半フルタイムパートで占めています。
それでもパートをまとめるようなリーダー的人物は正社員の男性1人なんてことも多く、女性パートが正社員に出世というのはゼロに近いでしょう。
仕事がなくてフルタイムパートをしている若い男性などは、仕事ぶりによっては正社員にしてくれるということはあるかもしれません。
今の日本では誰でもできる仕事、代わりがいくらでもいる業種は正社員でとることはないでしょう。
正社員でとりたくないからフルタイムパートにしてるので。
もし将来的に正社員になりたいという気持ちがあるのであれば。
働きながら資格などを取り、転職を見据えて勉強するほうが薄い期待を持つよりいいと思います。
正社員や契約社員、パートにアルバイトの特徴は?どんな人がおすすめな働き方なの?
ではそもそも、正社員と契約社員、パート、アルバイトの違いは何でしょうか。
一度まとめてみたいと思います!
パートとアルバイトの違い
パートとアルバイトには、法律上の区別は特にありません。
法律上はどちらも「パートタイム労働者」という扱いになります。
「パート」と聞くと主夫だったり主婦の働き方で、「アルバイト」と聞くと学生の働き方、というイメージがありますよね。
そのイメージの通りな意味合いで、使い分けられていると思って大丈夫です。
正社員・契約社員・パートタイム労働者の違い
正社員と契約社員、パートタイムの違いについても、見ていきましょう。
正社員・契約社員・パートタイムの違い①契約の形態
<正社員>
契約期間がなくて、定年まで働くことが考えられている「無期雇用」
<契約社員>
〇年と具体的に契約の期間が決まっている「有期雇用」
<パートタイム>
有期雇用の場合もあり
正社員・契約社員・パートタイムの違い②福利厚生など
<正社員>
各種保険などの福利厚生やボーナス(賞与)がある
<契約社員>
福利厚生・ボーナスともになし
<パートタイム>
企業によって異なる
正社員・契約社員・パートタイムの違い③働き方
<正社員>
基本的に週5日・フルタイム
<契約社員>
希望に合わせて日数や時短勤務などを選びやすい
<パートタイム>
シフト制など、多様な働き方がある
福利厚生を受けながら、週5日・フルタイムでガッツリ働きたい場合は正社員。
学業などと仕事を両立させたい場合はパートやアルバイトがおすすめ、という感じでしょうか。
契約社員は現状、正社員になりたいけれどなれない人が多く働いていると言えます。
でも、正社員ほど責任を負いたくないけれど、そこそこ働きたい場合などにもおすすめの働き方ですね。
フルタイムでパートで働くのは働き損?のまとめ
フルタイムパートで働くのは働き損かについて考えてみましたが、よほど特殊で時給の高い仕事でないかぎり、損と思ったほうがいいです。
サラリーマンの旦那さんの扶養に入り、社会保険に入らないですむギリギリの収入で働くというのを選択する人が多い印象ですね。
求人広告にも扶養範囲内で働きたい人って書かれてることも多いですよね。
面接でそう伝えれば、範囲内で働けるように会社でも週何日とか1日何時間とかある程度決めてできます。
前半働きすぎたといって、11月12月にがっつり休んで調整してる人も見かけますよ。
とはいえ家計の事情で多少損しても働かないとやっていけないって人も多いので、結局おかしいと思いつつもフルタイムパートを選択するのも現実。
職場の居心地がよかったり、子供の熱などで休まないといけないときも柔軟に対応してくれる上司などであれば。
トータル的にそんなに損でもないのかなって思います。
お金も大事ですが、ストレスの少ない職場を見つける方が現代では貴重かもしれませんね。