初盆をお寺で行う場合の流れとマナーを解説!お寺の合同法要とはどんなもの?

スポンサードリンク

お盆になると、お坊さんが自宅にきて仏壇でお経を唱えて帰っていく、というのが私の記憶にあります。

しかし、これは初盆ではなく普通のお盆での出来事です。

檀家さん一軒一軒を回って、拝んでもらいその時にお布施などを渡していたようです。

しかし、時間にするとわずかなので1日に何軒も回れますが、初盆ですと長い時間お経を唱えることになります。

なので、初盆の檀家さんの家全部を回るのはなかなか大変なのです。

そんなこともあり、檀家側の都合ではなくお寺の都合で合同法要をすると決まっているところも多いです。

僧侶が何人もいるお寺なら大丈夫なのですが、1人しかいない場合は時間的に無理ということが大きいようですね。

スポンサードリンク

初盆をお寺で行う場合お布施は!?宗派ごとに違うお布施の相場

法要が終わるとお布施を渡しますが、一般的相場は1万円~3万円くらいですが、悩む前にお寺から金額を指定される場合が多いですね。

だいたいどこもそうですが、

  • 初盆のときはいくら
  • 普通のお盆だといくら
  • 四十九日だといくらなど
包む額が決まっていて、その通りにのし袋に入れて渡すだけです。

これらは宗派ごとに決まっているようで、人によって金額を変えているわけではないです。

宗派ごとにお布施の金額が違う!?その理由は?

お布施で一番高額なのは「真言宗」で3万円~5万円が相場です。

次が「浄土真宗」で3万円前後です。

さらにその次が「浄土宗」「日蓮宗」で1万円~3万円です。

最後が「曹洞宗」「天台宗」「臨済宗」で1万円ほどとなります。

この値段の差についてですが、高い宗派は仏様に対するお布施も込められているそうです。

1万円くらいのところは、僧侶に対してのお礼のみといったところですね。

とはいえやはり同じ宗派でも、お寺ごとで多少金額の差はあると思います。

檀家が少ないところは、1人に対しての負担も大きいなどあるのではないかなと。

仏様に対して罰当たりな発言と思われてもしかたないですが、お寺を維持するのにもお金がかかるわけで、それはしかたのないことかなと思ったりしますよね。

スポンサードリンク

初盆をお寺で行う時の服装は!?故人の家族と親戚で違いはある?

初盆をお寺で行うときの服装ですが、故人の家族も親戚もブラックフォーマルを着用するのが間違いないですね。

故人の家族は親類や知人などの参列者より格下の服装ではいけないというマナーがあるので、できるだけ喪服を着用しましょう。

ただ、お盆の時期は猛暑の場合が多く、マナーより体調を優先しないといけない場合もあります。

熱中症になりそうな場合は女性もジャケットを脱いでワンピースだけになるとか。

男性もワイシャツだけになるなど、その辺は臨機応変にしてもいいと思いますよ。

初盆での服装①学生・子供

学生は制服で、小さい子供は黒っぽいシャツと半ズボンなどで大丈夫ですね。

服装のマナーとしては、葬儀に参列するのとほぼ同様です。

初盆での服装②男性

男性は白いワイシャツに黒あるいはグレーなどのネクタイ、靴下は黒です。

葬儀とは違い靴を脱いで座敷に上がるので、穴が空いてないかなどのチェックも忘れずに・・・

初盆での服装③女性

女性はジャケットを脱げば七分丈のワンピースなどの場合が多いので、それだけで参列でも大丈夫です。

ただし、法要のあと会食などがある場合は、エアコンがかなりきいて冷えたりするので、ジャケットも持っていた方が無難です。

子供たちも同様で、カーディガンなど羽織るものがあると万全です。

初盆での服装④番外編・暑さ対策も十分に

最近はあまりの暑さで、本堂に扇風機などではなくエアコンを設置しているお寺も増えました。

本当に暑すぎて具合が悪くなってしまうので、怖いです。

私は念のため扇子をバッグに入れていて、こっそりあおごうかと考えておりましたら、お寺のほうで団扇が配られました・・・

ですから、マナーより熱中症で倒れるほうが怖いとお寺でも考えていると思います。

なので、「服装のマナー」はある程度で、暑さ対策をメインで考えた方がいいかもしれませんね。

スポンサードリンク

初盆の「合同法要」とはどういうもの?通常の初盆とは何が違う?

初盆の「合同法要」とは、初盆を迎えるいくつかの檀家がお寺に集まって、合同で故人らを供養することを言います。

通常の初盆は自宅で行うのですが、お盆時期にお坊さんが各家庭を回るのが大変で回り切れないので。

そういうこともあって、お寺のほとんどが合同法要をとり行っています。

持ち物は基本的に

  • お布施
  • 位牌
  • 遺影
  • 数珠
と、自宅で行うよりも、準備に時間をかけることも金額の負担もグッと減ります。

また、自宅で初盆をするときの僧侶への御車料も負担しなくて済みます。

合同法要の流れは、僧侶の読経から始まり

  • 参列者の焼香
  • 読経
  • 僧侶の法話を聞く
という風になります。

初盆の合同法要の服装ですが、お寺では平服でも構わないとしているところもあります。

基本的に一周忌までの服装はブラックフォーマルがマナーとされています。

一周忌以降は平服でも大丈夫とされていますが、特に案内がなければ「ブラックフォーマル」で行くのが無難ですね。

ちなみに平服というのは「略喪服」のことを指します。

女性は紺やグレーのスーツやセットアップ、パンツスーツでも大丈夫です。

男性は紺やクレーのダークカラーのスーツでも大丈夫です。

子どもは法要中にぐずり出すと大変なので、慣れない喪服を無理に着せる必要はありません。

中学生以上は、学校の制服を着用すれば大丈夫ですよ。

スポンサードリンク

初盆をお寺で行う場合の流れとマナーのまとめ

初盆の檀家さんの家を一軒ずつ回るよりも。

お寺で合同で行ってしまう方が、僧侶の負担が減るということもあり、合同法要を行うお寺が増えました。

自宅が広くて人がたくさん呼べるなどだったらいいのかもしれませんが。

アパートだったりすると親戚を呼べないし、駐車場問題などもありますよね。

なので、お寺に集合すればいろんな問題が解決しますから、お寺にとっても檀家にとってもいいのではと思います。

自宅に呼ぶとお車代をいくらにしようとか。

あとは、食事はどうしようなど悩みも増えますし、お寺にいくならそのような気遣い自体不要ですから。

服装もマナーも基本的には普段の法事と変わらないので、喪服を着て参列するということくらいですね。

真夏なので、熱中症対策も忘れずにしていきましょう。

どうしても体調が悪くなってしまった時は、こっそり抜けても大丈夫ですよ。