アリメツは、何でできているかというと「糖蜜とホウ酸」です。
なんとシンプルなんでしょう。
なので、買わないで手作りする人もいます。
砂糖だけじゃなくて、甘い味のいろんな調味料を研究していかに食いつきをよくするか・・・など。
アリメツは液体なので、気温が高いとすぐ蒸発したり、ねばねばになったりします。
アリが食べると量も減りますから、ちょくちょく様子をみて継ぎ足してください。
薬の効果が飛ぶ、みたいなことはないのですが、液体の状態をキープしてくださいね。
じゃないと食べられないので・・・
アリメツはどんなアリに効く?家の中に入ってくるアリの種類は?
家の中に入ってくるアリは働きアリが多いです。
アリの中でも小さい種類ですね。
ヒメアリともいいます。
アリメツは働きアリによく効くと言われていますので、家の中に入り込んだアリ退治には向いています。
働きアリは甘いものが好きなので、単純にアリメツによってきますが、庭にいる大きいアリなどは肉食のものもいます。
アブラムシとセットでうろうろしているアリはアブラムシを食べています。
うちの庭には大きいアリがわんさかいますが、家の中に入ってきたことがありません。
かわりに植物にアブラムシがたくさん付着しているので、エサに困らないのでしょう。
もし大きいアリが家の中に入ってくるようになったら、アリメツに鰹節を混ぜるといいそうです。
肉食が喜びそうなものをトッピングしてあげるのだとか・・・
アリメツの有効期限は?使っていない場合と使った場合では?
アリメツの有効期限ですが、食べ物ではないので明確な日時などは表示されていません。
でも、口を開けていない場合は長期間保存できるでしょう。
「使用したあとはキャップを良く閉めるようにして、保管場所は直射日光の当たらないところにしてください」
と言うようなことが商品に表示されているので、またアリが出た場合に使用できるのだと思います。
アリメツは液体ですが糖分がすごいので、水分が蒸発してしまうと固まってしまいます。
そのために直射日光や高温を避けるようにとの表示があるので、次に使うときに固まってしまっていたら処分してください。
アリが完全にいなくなるまでに1か月くらいかかるかもしれないので、来なくなったからとすぐ捨てるのはもったいないです。
一度こなくなったアリも、巣に残っていた卵が孵化してまたやってくるというパターンらしく、油断はできません。
アリメツの捨て方は?アリがいなくなったら捨てても大丈夫?
アリメツの捨て方ですが、アリメツは人間には無害なので普通にゴミとして捨てても問題ありません。
でも、丸ごと捨てて野良犬や野良猫がゴミを漁ったついでにもし食べてしまって、死んでしまったら嫌な気持ちになりますよね。
だからティッシュなどに吸い込ませてから燃えるゴミに捨てましょう。
赤ちゃんや高齢者がアリメツを誤飲しないように要注意!
人間には無害とは書きました。
ですが、少量であれば腎臓から排出されるので大丈夫なのですが、大量に摂取した場合については体の大きさもありますし、人によっては症状が出る可能性もあります。
でも、昆虫には腎臓がないためホウ酸を排出する機能がないので死んでしまいます。
ゴキブリにホウ酸団子を使うと駆除できるというのを聞いたことがあると思いますが、ゴキブリには腎臓がないからです。
人間には腎臓があるから問題ないといっても、体の小さい赤ちゃんなどが摂取してしまうと死ぬこともあるので、気を付けないといけません。
実際にホウ酸団子を食べてしまった赤ちゃんが死んだ例があります。
廊下や床にアリメツの容器を置いておくと、ハイハイしている赤ちゃんが間違えて舐める可能性もあります。
そして、アリメツの入ったボトルをその辺に置くと、誤って飲んでしまうこともあるので、厳重に保管してください。
臭いだけかぐと甘くていい匂いですから、おいしいものと勘違いすることもあります。
大人でもボトルの中身を全部飲んだら無害で済むかはわからないので、高齢者などにも気を付けてくださいね。
アリが来なくなったらアリメツはすぐ処分してもいい?
アリが来なくなったら処分してもいいかについてですが。
巣に残っている卵が孵化してまたやってくる場合があるので、数日こなくなったから終わりだろうと捨てるのはやめましょう。
最初のアリは巣に戻って死んで、そのアリを食べた女王アリもまた死ぬので、新たに卵が増えることはないですが、元々いた卵はまだ生きています。
10日くらいで卵から孵化しますので、忘れたころにまたやってくるというちょっといらつく展開になることでしょう。
また買いなおすのももったいないので、一度来なくなったらちゃんと密封して日の当たらないところに保管しておいてください。
といっても、庭があればアリはいくらでも巣を作るので、1つの巣が駆除されても、2度と来ないということはないですよね。
アリを家の中に入れない対策を!
家の中からアリがいなくなったら、今度は家の中に入れない対策をした方がいいと思います。
アリが侵入してきそうな場所にハッカ油やアルコールスプレーをすると、臭いが嫌で近づかないそうです。
アリが活動期の梅雨から夏はこまめにスプレーするのが大事かもしれません。
アリメツはいつまで効く?のまとめ
直射日光が当たらない暗い場所においておけば長期保存ができるようです。
使うときに、液状じゃなくなっていたらそれはもうアリが食べないので捨てましょう。
家に子供や高齢者がいる場合、うっかりアリメツを見つけて誤飲してしまう可能性もあります。
なので、すぐに見つかるような場所に長期保存はやめましょう。
ゴミに捨てる時も丸ごとではなく、液体をティッシュに吸い込ませてから捨てましょうね。