圧力鍋って時短料理にはもってこいで便利な調理器具ですが、初心者にとってはちょっと怖いイメージがあるようです。
やはり圧力をかけていますので、使い方を間違ったら大けがするかも?という不安感があるのかもしれません。
禁止事項を守ればけがをすることはないのですが、その禁止の1つに
「ピンが上がっているときは、絶対に蓋を開けてはいけない!」
というのがありますよね。
そこまで言われると、「ピンが下がってすぐでも危ないのでは?」という恐怖感で、なかなかフタを開けられない私です。笑
でも、「ピンが下がる=圧力が下がった」の合図なので、ピンが下がれば蓋を開けて大丈夫なんです。
少し不安な人は、ピンが下がってから数分置いておけば絶対に吹き出すことはないので、安心してフタを開けてください。
圧力鍋にも色々種類がありますが、おもりが傾いて蒸気を吹き出すタイプだったら。
そんなときには、ピンが下がった時におもりも動かしてみて、蒸気が噴き出てこなければ圧力は下がっています。
圧力鍋で一番人気の「ゼロ活力なべ」は、おもり式です。
使い方がわかりやすいというのも安心感につながりますね。
まぁ、最近では火を消すという手間がない分、電気圧力鍋の方が人気ではありますが・・・
火にかける圧力鍋と違って、減圧が終わるとメロディで知らせてくれるので、自己判断しなくてもいいというのはありがたいですね。
圧力鍋のピンが下がるまでの時間は?圧が抜けるまでどのくらい待つ?
圧力鍋は、自然にピンが下がるまで待つという風に説明されていますが、だいたいどれくらい?という疑問がでてきますよね。
あまりに長い時間待つのなら、キッチンから離れてお茶でも飲もうかしら?なんて思っちゃうかもしれません。
圧力鍋のピンが下がるまでの時間はメニューによって変わってくる
おおよその目安は3分~10分です。
なぜ幅があるかといえば、加圧時間が長かれば長いほど、圧力が抜ける時間もかかるからです。
たとえばカレーを圧力鍋で煮る、というときは沸騰して蒸気が出たらすぐ火を止めてしまいます。
説明には加圧時間0分となっています。
ただ、火を止めても鍋の中では圧力は保たれていて、見えないところで調理されています。
これが違うメニューであれば加圧時間5分とかのものもあるわけです。
沸騰したら弱火にして5分加圧するという意味です。
5分たったら火を止めて、ピンが下がるまで待つという流れに・・・
また、同じカレーでも1人分を煮るより、2人分煮る方が材料も水分も多いわけで。
その分多く圧力もかかってるので、ピンが下がる時間もちょっと変わってきます。
数分の誤差でしょうが、3分が4分に・・・くらいな感じですかね。
だから、このレシピは加圧時間長めだなって思えば、ピンが下がる時間もちょっと長いと思ってくれれば大丈夫です。
まな板や包丁などをその間に洗って片付けるくらいの待ち時間で終わります。
圧力鍋のフタを開けるタイミングが早すぎると中身が噴出するの!?
圧力鍋のフタを開けるのは絶対にピンが下がってからと注意書きがあると思いますが、これを守らないと大惨事になりますよ。
といっても、圧力がかかっていると、普通の調理なべみたいにパカって開くわけじゃないです。
ちょっと見てみようと思っても、簡単には開かないので普通はそこで開けるのはやめますが、力があると開いちゃう可能性もなくもないですよね。
ピンが下がらないうちに開けるということは、ぎゅっと圧迫されていた蒸気がぶわっと解放されるわけで。
そうすると中身も飛びますし、熱い蒸気で腕や顔をやけどします。
中身が飛び散るまではいかなくてもやけどは絶対しますから怖いですよ。
電気ポットの蓋でさえも、開けた時に蒸気に当たると腕が軽くひりひりします。
1度軽く開けて蒸気を逃がしてからもう1回開けて水を足すなどしていますが、あれより熱いのかと思うと恐怖です・・・
圧力鍋のふたの安全な開け方は?ピンが下がる時間は気温によって変わる?
圧力鍋のピンは完全に下がるまで待たないといけませんが、それでも中の圧力が抜けきったか不安と思う人もいますよね。
ですから、ピンが下がってから数分置いてからフタを開けるようにすれば怖くないですよ。
毎回爆発するかもの恐怖と戦うのでは、料理がつらくなりますからね。
また、ピンの下がる時間は気温などとも関係が深く、冬よりも夏の方が圧力が抜けるのに時間がかかるようです。
いつもと違う、ピンが壊れた?と思いがちですが、もう少し待てば下がりますので安心してください。
圧力鍋のフタを開けるタイミングのまとめ
圧力鍋のピンが完全に下がるまでは絶対にフタを開けないでくださいね。
大やけどをする危険性がありますので・・・
ピンが下がればフタを開けていい合図ではありますが、心配性の人はそれから2、3分たってから開ければ大丈夫ですよ。
また、ピンが下がる時間については、
- 気温
- 材料
- 水分量
- 加圧時間
圧力鍋は怖いイメージもありますが、使い方を覚えてしまえば時短にもなり光熱費も節約できて大助かりの調理器具ですよね。
種類も豊富に出ていますので、自分にあった圧力鍋を探してみてくださいね!