捨てたらもったいない米のとぎ汁洗顔!3ステップのやさしいやり方とは?

お米をとぐたびに、シンクへ流していくあの白くにごった水。

あれって、本当はもったいないのかな?と一度でも思ったことはありませんか。

「とぎ汁が美容にいいらしい」と耳にしても、いざやろうとすると「どの水を使えばいいの?」「そのまま顔につけて大丈夫?」と、手が止まってしまいますよね。

先に答えをお伝えすると、米のとぎ汁洗顔の基本は2〜3回といだ後のとぎ汁を1.5倍ほどに薄めて、いつもの洗顔の仕上げにやさしく使うだけです。

たったこれだけで、お金をかけずに肌のごわつきやくすみのケアが期待できるといわれています。

とはいえ、刺激を感じる人もいるので、最初のパッチテストと正しい手順だけは押さえておきたいところ。

大丈夫ですよ、順番にやれば少しも難しくありません。

この記事を読み終えるころには、「これなら今日のお米とぎのついでにできそう」と、肩の力が抜けているはずです。

捨てていたとぎ汁が、ちょっとした宝物に変わるかもしれません。

この記事でわかること

  • 米のとぎ汁洗顔が肌にうれしいといわれる理由
  • 薄め洗顔としっとりパック、2通りの具体的なやり方
  • 失敗しないための注意点とパッチテストのコツ
  • 自分の肌質に向いているかの見分け方とよくある疑問の答え
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米のとぎ汁洗顔が肌にやさしいといわれるワケ

そもそも、ただの「お米を洗った水」がどうして肌にいいといわれるのでしょうか。

ここがあいまいなままだと、なんとなく続かないものですよね。

まずは、とぎ汁に何が溶け込んでいて、肌にどんなふうに働くといわれているのかを、やさしくほどいていきます。

とぎ汁に溶け出している美容のもとになる成分

お米の表面には、私たちが思っている以上にいろいろな栄養がつまっています。

お米をとぐと、その一部が水のなかへ溶け出します。

とぎ汁に含まれるとされるのは、水に溶けるビタミンB群、ビタミンE、お米由来のセラミド(米セラミド)、デンプン、アミノ酸、そしてマグネシウムやカルシウムといったミネラルなど。

なかでも知っておきたいのが、うるおいを抱えこむ「米セラミド」と、肌の生まれ変わりを助けるとされる「ビタミンB1」です。

セラミドはもともと肌の角質層を満たしている成分で、年齢とともに少しずつ減っていくといわれています。

そこへお米由来のセラミドをそっと補ってあげる、というイメージですね。(理屈を知ると、急にいとおしく見えてくるから不思議です)

実際にといでみると、二回目あたりからとろっと白くにごってくるんです。

「これ全部流してたのか…」と、ちょっともったいない気持ちになりました。

古い角質をやさしく整えるおだやかな働き

米のとぎ汁には、汚れを吸着して落とす力があるといわれています。

昔は墨で汚れた服を、とぎ汁で洗ったという話もあるほど。

この「吸着して落とす」働きが、肌の上では古くなった角質をそっと取り除く、おだやかな角質ケアにつながると考えられています。

市販の角質ケアアイテムは便利ですが、力が強いぶん、使いすぎると必要な角質まで取ってしまうこともあります。

その点、とぎ汁はあくまでおだやか。

「ゆっくり、やさしく整える」のがとぎ汁洗顔のいちばんの持ち味なんです。

ごわつきが気になるけれど、強いケアは肌がこわい。

そんな人にこそ寄りそってくれる方法といえます。

洗い上がりがつっぱりにくいといわれる理由

洗顔のあと、肌がキュッとつっぱって「うるおいまで持っていかれた…」と感じること、ありますよね。

とぎ汁にはデンプンや油分、セラミドといった、うるおいに関わる成分が溶け込んでいるため、洗い上がりがしっとりしやすいといわれています。

汚れを落としつつ、必要なうるおいは残しやすい、というおだやかさが理由とされています。

ただし、ここは正直にお伝えしておきます。

とぎ汁洗顔は化粧水や美容液の代わりになるほどの保湿力があるわけではありません。

あくまで「いつもの洗顔より、つっぱりにくく感じる人が多い」というおだやかなもの。

期待しすぎず、洗顔後はこれまでどおりの保湿をきちんとしてあげてくださいね。

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たった3ステップで完成する米のとぎ汁洗顔のやり方

お待たせしました。

ここからは、いよいよ実際のやり方です。

むずかしい道具はいりません。

お米と水、そして洗面器があれば今日から始められます。

「とぎ汁を作る・薄める・洗う」の3ステップを、写真がなくても迷わないようにていねいに追っていきましょう。

使うのは2〜3回目のとぎ汁が安心

お米をとぐとき、いちばん最初のとぎ汁はお米の表面の汚れやほこりが多く混じっています。

肌に使うなら、1回目は捨てて、2〜3回といだ後の、ほどよく白くにごったとぎ汁を取っておくのがおすすめです。

ボウルや洗面器にためておけば準備は完了。

ちなみに、無洗米はとぐ必要がないぶん、とぎ汁もほとんど出ません。

とぎ汁洗顔を試したい日は、ふつうの精米したお米のときに、と覚えておくとスムーズです。

薄めて仕上げに流す基本のやり方

いちばん手軽で、初めての人にぴったりなのがこの方法です。

手順はシンプル。

  • 取っておいたとぎ汁を、ぬるま湯で1.5倍くらいに薄める
  • 人肌よりほんの少し温かい、35℃前後にしておく
  • いつものクレンジングと洗顔をすませる
  • 仕上げに、薄めたとぎ汁を顔へやさしくかける(こすらない)
  • 最後にきれいな水やぬるま湯ですすいで、いつもの保湿をする
ポイントは、ゴシゴシせずに「顔にそっとかける」イメージで使うこと。

指でこする必要はありません。

洗顔料で汚れを落としたあとの、最後のごほうびのような仕上げと考えると気楽です。(お風呂のついでにできるので、わが家ではすっかり湯船の前のひと手間になりました)

しっとり実感したい人向けの沈殿物パック

「もう少しうるおい感がほしい」という人には、とぎ汁の底にたまる白い沈殿物を使ったパック風の使い方があります。

とぎ汁を清潔なフタつき容器に入れて、冷蔵庫で一晩ねかせると、底にクリームのような白い部分がたまります。

上の透明な水をそっと捨てて、底にたまったクリーム状の部分を顔に薄くのばし、5分ほど置いてから洗い流すだけ。

薄め洗顔よりもしっとり、ふっくらを感じやすいといわれる方法です。

ただし長く置けばいいわけではないので、5分前後を目安にして、置きすぎないようにしましょう。

さっぱり仕上げたい日は薄め洗顔、しっとりさせたい日はパック、と肌の調子で使い分けるのもおすすめです。

逆効果になりやすいNGなやり方

よかれと思ってやったことが、かえって肌の負担になることもあります。

次のようなやり方は避けてくださいね。

  • とぎ汁を手のひらでゴシゴシこすりつける(刺激や乾燥のもと)
  • 濃いほど効くと思って、薄めずに原液のまま長時間使う
  • 何日も前のとぎ汁を、もったいないからと使い続ける
  • 肌が荒れているのに「治るかも」と無理に続ける
とくに気をつけたいのが「こすらない」と「古いとぎ汁を使わない」の2つ

とぎ汁は栄養がある分、時間がたつと雑菌も増えやすいのです。

新鮮なうちに、やさしく。

これさえ守れば、大きな失敗はぐっと減らせます。

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始める前に知っておきたい注意点と肌を守るコツ

手順がわかると、すぐにでも顔で試したくなりますよね。

でも、ちょっとだけ待ってください。

とぎ汁洗顔は肌に合う人もいれば、合わない人もいます。

安心して続けるために、始める前に知っておきたい「守り」のポイントを3つだけお話しします。

最初のパッチテストは飛ばさない

どんなにやさしいといわれる素材でも、肌に合うかどうかは人それぞれ。

だからこそ、初めて使う前には腕の内側など、皮膚のやわらかいところで先に試すパッチテストをしてほしいのです。

やり方は簡単で、薄めたとぎ汁を腕の内側に少量ぬり、しばらく置いて、赤み・かゆみ・ヒリつきが出ないかを確かめるだけ。

問題がなければ顔へ、というステップを踏むと安心です。

面倒に感じるかもしれませんが、いきなり顔で試して赤くなってしまうほうが、ずっとつらいですから。

私も最初は腕で試したのですが、半日たっても何ともなかったので、安心して顔に使えました。

この「確かめてから」のひと手間があるだけで、気持ちがずいぶんラクになりますよ。

作り置きと保存はここまでが目安

とぎ汁は栄養が豊富なぶん、放っておくと雑菌が増えやすいという弱点があります。

たくさん作って何日も使い回す、というのには向きません。

保存するなら、清潔なフタつき容器に入れて冷蔵庫へ。

目安は2〜3日以内に使い切ることです。

少しでもにおいが変だな、見た目がいつもと違うなと感じたら、もったいなくても使わないでくださいね。

とくに薄めてスプレー化粧水のように使う場合は、もっと傷みやすいので、その日のうちに使い切るくらいの気持ちでいるのが安心です。

肌が弱っているときは思いきってお休みする

意外と見落とされがちなのが、肌のコンディションです。

乾燥がひどいとき、ニキビが赤く炎症しているとき、肌がゆらいでヒリヒリしているとき…こういう「肌のバリアが弱っているサイン」が出ているときは、おだやかなとぎ汁でも刺激になってしまうことがあります。

実際に、肌が弱っている時期に始めて、湿疹のようなものが出てしまったという声もあります。

調子が悪い日は、無理せずお休みする

これは「やめる」ではなく「待つ」だけ。

肌が落ち着いてから、またゆっくり再開すればいいんです。(がんばり屋さんほど、休むのが苦手だったりしますよね…)

もっと活用したい人へ!とぎ汁の楽しみ方と疑問の答え

ここまでで、基本のやり方と注意点はばっちりです。

最後は、もう一歩楽しむためのヒントと、よく聞かれる疑問にまとめてお答えしていきます。

「顔以外にも使えたらいいのに」「結局、自分には向いてるの?」という声に応えていきますね。

顔以外にも使えるとぎ汁の活用アイデア

とぎ汁は顔だけのものではありません。

せっかくなら、余ったぶんも上手に使い切りたいですよね。

  • 薄めてスプレーボトルに入れ、簡易的な化粧水ミストとして(その日のうちに使い切る)
  • 湯船に加えて、手作りの入浴剤がわりに
  • 薄めたとぎ汁で髪をすすいで、しっとりケアに
  • ひじやかかとなど、ボディのざらつきが気になる部分に
どれも特別な道具はいりません。

「捨てる前に、もうひと役」くらいの軽い気持ちで取り入れると続けやすいですよ。

なお、発酵させて作る「とぎ汁乳酸菌」のような上級者向けの使い方もありますが、衛生管理がむずかしいので、まずは基本のやり方に慣れてからにしましょう。

向いている人と向いていない人の見分け方

正直なところ、とぎ汁洗顔は「全員におすすめ!」という方法ではありません。

自分に合うかどうかを、先に知っておくと迷いません。

向いている人 慎重にしたい人
刺激の強いケアがこわい人 ニキビが赤く炎症している人
お金をかけずに続けたい人 肌に傷や強い乾燥がある人
ごわつき・くすみがゆるくでも気になる人 すぐに強い効果を求めたい人
洗い上がりのつっぱりが苦手な人 衛生管理を手早く済ませたい人

大切なのは、とぎ汁洗顔の効果はおだやかで、変化を感じるとしてもゆっくりだということ

半年ほど続けてくすみがやわらいだと感じた、という声がある一方で、合わなかったという声もあります。

焦らず、自分の肌と相談しながら付き合っていくのが、いちばんの近道です。

毎日していい?など気になる質問にまとめてお答え

最後に、よく聞かれる疑問をQ&A形式で整理しておきます。

  • 毎日してもいい? → 肌に異常がなければ続けてOKですが、つっぱりや赤みを感じたら回数を減らしましょう
  • 洗顔料は使わなくていい? → クレンジングや洗顔で汚れを落としたあとの仕上げに使うのが基本です
  • 敏感肌でも大丈夫? → パッチテストをして、肌の調子がいい日に少しずつ試すのが安心です
  • ニキビに効く? → 合う人もいますが、炎症しているニキビには刺激になることもあるので無理は禁物です
  • 作り置きできる? → 冷蔵で2〜3日が目安。スプレー化粧水はその日のうちに使い切りましょう
迷ったときは、「新鮮なうちに、薄めて、やさしく、調子のいい日に」。

この4つを思い出してもらえれば、大きく外すことはありません。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • 米のとぎ汁洗顔は、2〜3回といだ後のとぎ汁を薄めて洗顔の仕上げに使うのが基本
  • とぎ汁には米セラミドやビタミンB群など、うるおいや角質ケアに関わる成分が溶け込んでいるとされる
  • 働きはおだやかで、古い角質をやさしく整え、洗い上がりがつっぱりにくいといわれる
  • 基本は「作る・薄める・仕上げに流す」の3ステップで、こすらないのがコツ
  • しっとり感がほしい人は、一晩置いた沈殿物を使うパック風の方法もある
  • 初めて使う前は、腕の内側でのパッチテストを必ず行う
  • とぎ汁は傷みやすいので、保存は冷蔵で2〜3日以内を目安に使い切る
  • 乾燥や炎症など肌が弱っているときは、無理せずお休みする
  • 顔以外にも、入浴剤がわりや髪のすすぎ、ボディケアに活用できる
  • 効果の感じ方には個人差があり、合わないときはすぐにやめる判断も大切
毎日なにげなく流していたとぎ汁が、ほんの少しの工夫で肌のお手入れに変わる。

お金をかけずに、自分の肌とゆっくり向き合える方法だと思うと、なんだか今日のお米とぎが楽しみになってきませんか。

うまくいく日もあれば、肌の機嫌がいまひとつな日もある。

それでいいんです。

気が向いた日に、新鮮なとぎ汁でそっとひと手間。

そんなふうに肩の力を抜いて続けられたら、きっと心地いいですよね。

今日のお米をとぐとき、その白い水をちょっとだけ手元に残してみる。

そんな小さな一歩から、始めてみてはいかがでしょうか。