
忘年会の季節が近づくと、なんとなく気が重くなることってありませんか?
特に「席はくじ引きで決めます」と聞いただけで、もう頭の中が「誰の隣になるんだろう…」でいっぱいになってしまう。
「苦手な上司の隣になったらどうしよう」
「会話が全然続かなかったら気まずい」
「くじを引く瞬間があのドキドキが怖い」
…そういう気持ち、すごくよくわかります。
この記事では、忘年会の席決めがなぜそんなに苦痛なのかをひも解きながら、席がどこになっても「少し楽に過ごせる」ようになる方法を5つお伝えします。
読み終わる頃には、「まあ、なんとかなるかな」と少しだけ前向きになれるはずです。
席決めが苦痛なのはあなたのせいじゃない
忘年会の席決めで苦痛やプレッシャーを感じることは、まったく普通のことです。
あなたが弱いわけでも、社会性がないわけでもない。
大丈夫ですよ。
「席決めが怖い」と感じる人は、職場の人間関係をちゃんと意識できている、真面目で誠実な人が多いんです。
何も考えていない人ほど「どこでもいいや〜」とあっさりできますから(正直、ちょっと羨ましいですよね)。
苦痛に感じるのは、それだけあなたが周囲のことをきちんと考えている証拠。
まずそこだけ、ちゃんと受け取ってほしいんです。
なぜ忘年会の席決めはこんなにも苦痛なのか?
「席決め」のどこがそんなに苦しいのか、理由を整理してみましょう。
意外と、いくつかの要因が重なっていることが多いんですよね。
「誰の隣になるか」という運次第のプレッシャー
くじ引きや番号での席決めは、完全に運頼み。
それが苦痛の大きな理由のひとつです。
自分でコントロールできないからこそ、不安が膨らむんです。
「もし苦手な部長の隣になったら…」「全然話が合わない先輩だったら…」と、最悪のシナリオが頭をぐるぐるしてしまう。
人は「結果が不確定なとき」に最もストレスを感じやすいと言われています。
くじを引く前のあの数秒間が一番つらい、というのはまったく自然な反応なんです。
実際、ある調査でも「嫌な上司と同じテーブルになった忘年会はつまらなかった」という声が多数寄せられていました。
あなたの感覚は、多くの人が共有しているものです。
「場を盛り上げなければ」という見えないプレッシャー
席に着いたら、隣の人と会話しなきゃいけない。
しかも「ちゃんと盛り上げなきゃ」「場の空気を悪くしてはいけない」と、無意識にハードルを上げてしまっていませんか?
内向的な性格の方や、人見知りの方にとっては、これがかなりエネルギーを使います。
話題を探して、リアクションを取って、笑顔を作って……外から見るよりずっと大変なことです。
私自身、もともと人見知り気味なので、苦手な人や初対面に近い人との会話はかなりエネルギーを使います。
以前の職場の忘年会で苦手だった先輩の隣になってしまい、終始愛想笑いをし続けた結果、帰宅後そのままソファで寝落ちしました。
あの消耗感は、なかなか人に言いにくいんですよね(笑えない疲れ方でした)。
「職場のヒエラルキー」がそのまま席に現れてくる
忘年会は本来「一年間お疲れさまでした」と労い合う場のはずなのに、なぜか上座・下座の概念が持ち込まれ、若手は気を使い続けるという空気……ありませんか?
席の配置が職場の関係性をそのまま映し出すことも多く、だから「席決め」は「ただの席の話」ではないんです。
「今夜、どのポジションで過ごすことになるのか」という心理的な重さが、じわじわと積み重なってくる。
そりゃ憂鬱にもなりますよね、と私は思います。
実際に試してほしい!席決めの苦痛を和らげる5つの方法
ここからは具体的な対処法を5つご紹介します。
全部やろうとしなくていいです。
「これならできそう」と思うものだけ、取り入れてみてください。
① 最悪のシナリオをあらかじめ「リハーサル」しておく
「苦手な上司の隣になったら…」という最悪パターンを、事前に頭の中でシミュレーションしておく方法です。
たとえば「部長の隣になったら、仕事の話を1〜2個準備しておこう」「食べ物の話か年末の話をしよう」と決めておくだけでOK。
「準備がある」というだけで、当日の不安がぐっと減ります。
ぶっつけ本番が一番怖いんです。
私は忘年会の前夜、お風呂の中で密かにリハーサルするようになりました(笑)。
「部長の隣になったらこの話をしよう」と決めておくだけで、くじを引くときのドキドキが全然違う。
実際に苦手な方の隣になったときも、準備した話題でなんとか乗り切れました。
② 誰の隣でも使える「万能ネタ」を3つだけ用意する
どんな相手にも使いやすい会話ネタを、3つだけ頭に入れておくとかなり安心感が違います。
- 最近食べておいしかったもの・行ったお店の話
- 年末年始の予定(帰省・旅行・年越しの過ごし方など)
- 今年の職場でのちょっとした出来事(笑い話にできるもの)
ほとんどの人が乗りやすいテーマなので、「最近、近くに美味しいお店ができたんですよ〜」くらいの軽い切り出しがちょうどいい。
「会話が途切れたらどうしよう」という不安の多くは、「ネタが3つある」という安心感だけでかなり解消できます。
準備は力です。
③ 席についたら「お酌」でさっさと動いてしまう
ちょっとずるいテクニックですが(でも、かなり効果的です)。
席に着いたら、すぐに周囲へ「何か飲まれますか?」とお酌に回ること。
動いている間は、「隣の人と話し続けなきゃ」というプレッシャーが和らぎます。
しかもお酌のときの会話は短くていい。
「ビールでよろしいですか?」「ありがとうございます」で完結できるので、長話が苦手な人にとっては精神的にかなり楽なんです。
「動く」ことで、気持ち的に少し主導権が持てます。
「受け身でじっと座っているから怖い」というのも、席決めのつらさの一因ですから。
④「2時間だけ乗り越えれば終わり」と時間を区切って考える
忘年会って、だいたい2〜3時間ですよね。
「楽しく過ごさなきゃ」と全体を大きくとらえるから苦しくなる。
「2時間だけ」と区切ってみてください。
長距離を走るときに「次の電柱まで」と決めるのと同じで、終わりが見えると、不思議と踏ん張れるものです。
「あと1時間半で解放される」と思えば、隣の上司との会話も「そうですね〜」と流せる気がしてきませんか(来るといいな)。
⑤「苦手でいい」と自分に許可を出す
最後は、気持ちの話です。
「こんなことで苦痛に感じるなんて自分はダメだ」「もっと楽しめる人間にならないと」と自分を責めていませんか?
それ、今日からやめてほしいんです。
忘年会の席決めが苦痛な人は、決して少数派じゃない。
「楽しそうにしている人」だって、内心は同じように消耗しているかもしれない。
苦手を抱えながらも参加しているだけで、あなたは十分やっています。
「苦手でもいい。2時間だけ乗り越えよう」と自分に声をかけてあげるだけで、肩の力がすっと抜けることがあります。
これはやめて!余計につらくなってしまうNGな行動3つ
良い方法と合わせて、やりがちだけど逆効果な行動もチェックしておきましょう。
知っておくだけで、無駄なしんどさを防げます。
「良い席」を狙って事前にこっそり動く
「早めに到着して好きな席を取ろう」と考える方もいますが、これはかえってプレッシャーになりがちです。
狙った席が取れなかったときのがっかり感も大きいし、周囲の目線も気になってしまう。
「どこになっても、まあなんとかなる」という構えの方が、精神的には安定します。
席を「戦略の対象」にするほど、消耗しやすくなるんです。
無理に「楽しいキャラ」を演じようとする
苦手な人の隣で、無理にテンションを上げようとするのは消耗するだけです。
頑張れば頑張るほど、帰宅後にどっと疲れます(私もこれをやって翌日がひどかったです)。
「ニコニコしながらそこにいる」だけで、あなたは場に十分貢献できています。
無理に盛り上げなくていいんです。
帰り道すぐにSNSへ愚痴を投稿する
「今日の席、最悪だった…」とその夜のうちにSNSに書きたくなる気持ち、わかります。
でも職場の人がフォローしていたり、共通の知り合いに見られたりするリスクがあります。
モヤモヤした気持ちは、信頼できる友人に直接話すか、誰にも見せない日記に書き留めるほうが安心です。
以前、一生懸命場を盛り上げようとして大いに空回りしたことがあります(笑)。
無理にテンションを上げてキャラを演じた結果、家に帰ったらどっと疲れてしまい、翌日の仕事もしんどかったです。
無理しなくていいんだ、と気づいてからだいぶ楽になりました。
まとめ:忘年会の席決めの苦痛は、工夫次第でずっと和らぐ
改めて今日のポイントを整理します。
- 席決めを苦痛に感じるのは、周囲をちゃんと考えている誠実な人の証拠。あなたのせいじゃない
- くじ前の不安、会話のプレッシャー、職場のヒエラルキー……苦痛の原因は複合的に重なっている
- 事前シミュレーション・万能ネタ3つ・お酌で動く・時間を区切る・自分に許可を出す、の5つが効果的
- 無理に盛り上げようとせず、「そこにいる」だけで十分
- SNSへの即時投稿は注意。気持ちは信頼できる人へ
忘年会の席決めは、毎年やってくる小さな試練です。
でも、事前の準備と「まあいいか」という構えがあれば、去年よりずっと楽に過ごせるはずです。
完璧に楽しまなくていい。
苦手な人の隣でも「2時間乗り越えた自分、えらい」と思えるくらいでちょうどいいんです。
来年の自分が「あのとき心配しすぎたかも」と笑えるような、そんな忘年会になったらいいですよね。
今年も本当にお疲れさまです。