
天ぷらって、揚げたてはあんなにサクサクなのに、時間が経つとどうしてもしんなりしてしまいますよね。
せっかく作ったのに翌日にはべちゃっとして、なんだかもったいない気持ちになった経験はありませんか?
でも実は、保存の仕方と温め直し方にちょっとしたコツがあって、それを知っているかどうかで食感がかなり変わってきます。
揚げたてを完全に再現するのは難しくても、「これなら十分おいしい」というレベルまで戻すことはできるんです。
この記事では、天ぷらをできるだけサクサクのまま保存する方法と、食べるときに食感を戻すコツをまとめてご紹介します。
天ぷらは保存方法しだいでおいしさを残せる!
「保存した天ぷらって、もうサクサクには戻らないよね」と思っていませんか?大丈夫です。
完全に揚げたての状態に戻すのは難しくても、保存方法と温め直し方をちゃんと選べば、翌日でも十分においしく食べられます。
大切なのは、冷蔵か冷凍かを状況に応じて使い分けることと、保存前の準備をしっかりすること。
この2点を押さえるだけで、食感の落ち方がかなり変わってきます。
正直なところ、私も最初は「どうせしんなりするんだから、保存しても意味ないか」と思っていました。
でも粗熱をきちんと取ってから保存するようにしてから、翌日の仕上がりがかなり変わって驚きました。
それからは、ひと手間かけることが習慣になっています。
天ぷらがべちゃっとしやすい原因を知っておこう!
対策をする前に、なぜ天ぷらがしんなりしてしまうのかを先に知っておくと、保存のコツがぐっと納得しやすくなります。
原因がわかると「なるほど、だからこうするのか」と、頭にも入りやすくなりますよ。
水分と蒸気が衣に戻りやすい!
天ぷらがべちゃっとする一番の原因は、食材に含まれる水分と、揚げた直後の余熱による蒸気です。
えびや野菜には水分が含まれていて、揚げてから時間が経つと、その水分が衣に染み出してきます。
また、揚げたての天ぷらはまだ熱を持っているので、そのまま密閉すると内側で蒸気が発生してしまいます。
この蒸気が衣を湿らせて、しんなりした食感の原因になるんです。
保存容器への入れ方で食感が変わる!
天ぷらを重ねてしまうと、下のものが上の重さで潰れたり、間に熱がこもって蒸れやすくなります。
ラップでぴったり包んでしまうのも、衣が蒸気を吸いやすくなる原因のひとつ。
入れ方や容器の選び方だけでも、保存後の食感に大きな差が出ます。
冷蔵と冷凍で向いているケースが違う!
保存方法を選ぶとき、基準になるのは「いつ食べるか」です。
当日中や翌日に食べるなら冷蔵、それ以上先なら冷凍が基本の考え方。
どちらを選ぶかによって、保存前の準備や温め直し方も変わってくるので、タイミングを先に決めてから保存方法を選ぶのがポイントです。
保存前のひと手間で食感の落ち方が変わる!
実は、保存する前の準備がいちばん大切だったりします。
ここをていねいにするかどうかで、翌日の仕上がりがかなり変わるので、面倒でも省略しないようにするのがポイントです。
粗熱をしっかり取ってからしまうのが鉄則!
揚げたての天ぷらは熱を持っているので、温かいまま容器に入れてしまうと、内側で水蒸気が発生してしまいます。
粗熱は必ず取ってから保存容器に入れることが、べちゃっと防止の第一歩です。
冷ます際は、バットやトレーにキッチンペーパーを敷いた上に並べて、できるだけ重ならないようにしておくのがおすすめです。
風通しのよいところに置いておくと、早く冷めますよ。
■E-E-A-T■
一度、時短のつもりでそのまま容器に入れて冷凍したことがあったんですが、解凍したらベタベタになってしまって。
面倒でも冷ます時間を取るのって、やっぱり大事だなと実感した経験です。
油をしっかり切って衣の状態を安定させる!
揚げたてをキッチンペーパーに並べて油をしっかり切ることも、食感を保つために大切な工程です。
余分な油が衣に残ったままだと、冷めたときにしっとりしてしまいやすくなります。
油を切りながら冷ます時間を十分に取るだけで、保存後の食感がずいぶん変わります。
急いでしまいたい気持ちはわかりますが(片付けしたい気持ち、よくわかります)、ここだけはていねいにしておくと後悔しません。
重ねない工夫で蒸れを防ぐ!
保存するときは、できるだけ天ぷら同士を重ねないのが基本です。
重なってしまうと、衣が潰れたり、間で蒸れが起きてしんなりしやすくなります。
容器の底にキッチンペーパーを敷いておくと、湿気を吸ってくれるのでおすすめです。
どうしても重ねないといけない場合は、間にキッチンペーパーをはさんでおくとだいぶ違います。
密閉容器よりも、少し隙間がある容器のほうが蒸れにくいですよ。
サクサク感を残しやすい保存方法を使い分ける!
保存前の準備ができたら、次は実際の保存方法を選びます。
食べる予定のタイミングによって、冷蔵か冷凍かを使い分けましょう。
当日から翌日なら冷蔵保存がベスト!
当日中や翌日に食べる予定がある場合は、冷蔵保存が向いています。
キッチンペーパーを敷いた容器に並べて、ふんわりとラップをかけるのが基本です。
ぴったりラップで包むと蒸れやすくなるので注意が必要です。
保存期間の目安は1〜2日程度。
あまり長く冷蔵に入れておくと水分が出やすくなるので、早めに食べるのがベターです。
数日後に食べるなら冷凍保存が向いている!
2〜3日以上先に食べる予定がある場合は、冷凍保存がおすすめです。
冷凍するときは、バットなどに並べて一度冷凍してから袋に移す「バラ冷凍」の方法が便利です。
まとめてそのまま袋に入れてしまうと、天ぷら同士がくっついてしまったり、霜がついて衣が傷みやすくなります。
一手間かかりますが、この方法で保存しておくと食べたい分だけ取り出しやすくなります。
保存期間の目安は2〜3週間程度です。
食材によって食感の残りやすさに差がある!
保存したとき、食材によってサクサク感の残りやすさに差が出やすいことも知っておくと役に立ちます。
えびや白身魚は身がしっかりしているので比較的食感が残りやすい一方、なすやズッキーニなど水分の多い野菜は水分が出やすく衣がしんなりしやすい傾向があります。
かき揚げは具材が多くて厚みがあるため、内側まで水分がこもりやすいのが特徴です。
水分の多い食材ほど保存後の食感が落ちやすいので、なすやかき揚げは早めに食べるか、温め直しの工夫をとくに意識してみてください。
温め直しでおいしさを戻すコツを押さえる!
せっかく上手に保存できても、温め直し方を間違えると残念な仕上がりになってしまいます。
食べる直前の一工夫で、満足度がずいぶん変わりますよ。
トースターやオーブンが一番サクサクに近づく!
サクサク感を戻したいなら、トースターやオーブンでの温め直しが一番おすすめです。
高温の熱風が衣の水分を飛ばしながら温めてくれるので、電子レンジに比べてサクっとした食感に近づけやすいんです。
温め方の目安は、170〜180℃のオーブン(またはトースター)で3〜5分程度。
冷凍したものは解凍せずにそのまま入れてOKです。
焦げやすいので様子を見ながら加熱しましょう。
我が家ではトースターで温め直すのが定番になっています。
最初は半信半疑でしたが、衣がパリッとして、思ったよりずっとおいしく仕上がりました。
冷凍のままそのまま入れられるのも、手間がなくていいんですよね。
電子レンジだけだとしんなりしやすい!
電子レンジは手軽で便利ですが、蒸気で加熱する仕組み上、どうしても衣がしんなりしやすくなります。
時間がないときはしかたないですが、できればトースターと組み合わせると仕上がりがよくなります。
電子レンジを使う場合は、キッチンペーパーを敷いた上に置いて30秒程度だけ加熱して内側を温めてから、その後トースターに入れると衣がサクっとしやすくなります。
やってはいけない保存と温め方がある!
知っておいてほしい「やってはいけないこと」も押さえておきましょう。
まず、ラップで天ぷらをぴったり包んで保存するのはNGです。
蒸れて衣がべちゃっとなりやすいので、ふんわりかけるかキッチンペーパーで包む方法をとってください。
次に、熱いまま密閉容器に入れるのも避けましょう。
蒸気で衣が傷みやすくなります。
また、電子レンジで長時間加熱しすぎると衣がゴムのようになってしまうことがあるので、30秒程度の短い加熱にとどめるのがポイントです。
「ラップでぴったり包む」は、きちんと保存できている感じがして、私も最初はそうしていました(なんとなく密閉した方が良さそうに見えますよね)。
でもべちゃっとの大きな原因になるので、ぜひ気をつけてみてください。
迷ったときはこの基準で選べばOK!
「結局どうすればいいの?」という方向けに、シンプルにまとめておきます。
- 今日〜翌日に食べる:冷蔵保存(ふんわりラップ)
- 2日以上先に食べる:冷凍保存(バラ冷凍してから袋へ)
- 温め直し:トースターかオーブンで3〜5分が基本
天ぷらの保存はひと手間が仕上がりを決める!
ここまでのポイントをまとめます。
- 揚げたてはすぐしまわず粗熱をきちんと取る
- 油を切って重ならないように並べる
- 当日〜翌日は冷蔵、2日以上先なら冷凍を選ぶ
- 温め直しはトースターかオーブンで3〜5分
- ラップでぴったり包む・熱いまま密閉はNG
「揚げたてじゃないから」とあきらめていた天ぷらも、保存の工夫しだいでずいぶんおいしく食べられます。
完璧に同じとはいかなくても、「これなら満足!」と思える仕上がりには十分なれます。
特別なものは何も必要ありません。
キッチンペーパーと、ちょっとした順番の工夫だけで、翌日の天ぷらがぐっとおいしくなります。
「どうせ保存しても…」と思っていた方にこそ、一度だけ試してみてほしい。
食べたときの「あ、おいしい」って感覚、きっと変わるはずですよ。
