春に色とりどりの花を咲かせるチューリップは、自宅で育てている方も多いお花です。
しかし花が咲き終わった後の球根は、一体どうすれば良いのか悩んでしまいませんか?
やるべき事は一つです。
球根を掘り出して、来年も咲かせられるように保存する必要があります。
今回はチューリップが咲き終わった球根の掘り出し・お手入れ・保存方法について、詳しく解説していきますね。
来年も咲かせたいチューリップ!球根を取り出してお手入れしよう!
球根を取り出す前に、球根に十分な栄養素を与えなくてはいけません。
その為には、十分な準備が必要になります。
(1)チューリップの球根を取り出す前の下準備
まずは、チューリップの花を摘み取りましょう。
花が枯れ始める頃、大体6月に入る前に行うようにします。
葉は全て残して、花の下で茎を折ります。
こうする事によって花が種を作るのを防ぎ、球根に栄養素を行き渡らせる事が出来るのです。
水やりはいつも通り行います。
更に薄めた液体肥料を月に3~4回与え、球根に元気を与えましょう。
やがて葉が黄色くなり、枯れ始めてくるはずです。
そうなったら、球根を取り出す機会が来たと言う合図です!
(2)チューリップの球根の取り出し方
葉が黄色くなり枯れ始めてきたら、球根を土から掘り出します。
掘り出せたら球根のすぐ上で茎を切り、球根を一つ一つ分けていきます。
小さい球根は翌年花を咲かせるのが難しい為、廃棄します。
ツヤがあってふっくらしている球根や、手に取った時に重さを感じる球根は、翌年も花を咲かせてくれる事でしょう。
(3)チューリップの球根のお手入れ方法
掘り出したチューリップの球根は、土を落とします。
土を完全に落とす為に水洗いをしがちですが、水洗いをすると保存中に球根が腐る原因になりかねません。
軍手や布で、拭き取る程度にするといいでしょう。
綺麗になった球根をネットの袋へ入れ、風通しのいい日陰に吊るして乾燥させましょう。
(4)球根を植えっぱなしはダメ?
チューリップの球根を掘り出さず植えっぱなしにしていても、球根に栄養が行き渡っていて腐っていなければ、再度花を咲かす事があります。
毎年植えっぱなしで、毎年のチューリップの花を咲かせている人も中にはいます。
しかし、来年も確実にチューリップの花を咲かせたいとなれば、球根を取り出した方がいいと思います。
お手入れは面倒ですし保存にも気を使いますが、綺麗で大きなチューリップを咲かせたい方は、球根を取り出して保存する方法をオススメします。
取り出したチューリップの球根 保存はどうしたらいいの?
では、取り出したチューリップの球根の保存方法について、見ていきましょう。
乾燥させた球根はネットに入れ、風通しのいい場所に保存しておきます。
複数の種類を育てている場合は、種類別にネットに入れておくと後々楽です。
球根に傷がついてしまうと、再度植えた時に芽が出なくなってしまうので、注意が必要です。
保存後の球根の植え付け前には消毒が必要!
秋になって紅葉が見頃になったら、球根を植えつけます。
まずは植え付けの前に、チューリップの球根を消毒液に15分~20分程つけ置きします。
このとき「消毒液」と聞くと、アルコールなどを連想しがちですが、植物用の消毒液を使いましょう。
使用する消毒液は、
- ベンレート水和剤
- オーソサイド水和剤
- ホーマイ水和剤
消毒をしないと、病気になってしまったりダニが発生したりしますよ。
保存後の球根の植え付け方法
庭に植える時は別の場所に植えるようにして、場所を移動させるのがポイントです。
プランターや鉢植えで育てている場合は、土を新しく取り替えて植えましょう。
チューリップの球根ってそのままでいいの?のまとめ
チューリップの球根は、花が枯れる前に花を摘み取り球根を育てる必要があります。
水やりの他にしっかり肥料を与え、来年も花を咲かす事の出来るパワーを与えましょう。
また、球根はデリケートです。
保存する時はネットに入れて、風通しのいい場所に保管しましょう。
余談になりますが、チューリップの品種改良が進んでいるオランダでは、なんと食用のチューリップが売られています。
ただし普通のチューリップは毒性があり、観賞には問題ありませんが食べる事は出来ません。
味は上品な甘さがあるようで、一度食べてみたいですよね。
美味しいもの大好きな私個人としては、とても気になります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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