「ふくさ」とは、祝儀袋を包むための布のことです。祝儀袋をふくさで包む理由としては、
と言われています。
しかし、ふくさを用意していなかったり、用意するのを忘れたという方も中にはいると思います。
でも、ふくさがないからと言って、ご祝儀をそのまま渡すのはマナー違反です!
しかし慌てなくても、ふくさがなくても大丈夫です。ふくさがない時は、ハンカチで代用できることを覚えておくと、いざという時でも安心です。
- うっかりさんも安心!ハンカチを使った祝儀袋の包み方
- 親しき仲にも礼儀あり!友達の結婚式お呼ばれマナー
っていうことについて、お伝えしていきますね。
うっかりさんも安心!ハンカチを使った祝儀袋の包み方
ふくさを用意していない、あるいはふくさを家に忘れてきてしまったという方は、ハンカチで祝儀袋を包みましょう。

次に、ハンカチの上に、中央よりやや左寄りに祝儀袋を置きます。そして、祝儀袋より左側を中に折り込みます。
そして、祝儀袋より上側を中へ折り込み、更に下側も中に折り込みます。
最後に祝儀袋より右側を中に折り込み、余った部分を裏へ折り返せば完成です。
紹介した畳み方は、お祝い事やお見舞いの時に使える畳み方です。
ハンカチをふくさ代わりに使うときの注意点
ただしお悔やみがあった場合は逆に畳みますので、「右→下→上→左側」に畳むようにしましょう。
そして、ハンカチを代用するのは親しい間柄のみとされています。目上の人の結婚祝いなどでは通用しないマナーなので、注意しましょう。
祝儀の注意点
祝儀袋の中に入れる祝儀は、実はマナーが沢山あります。

■中に入れるお札は新札を
お祝い事には新札を入れるのがマナーです。
ただし、忙しくて新札を用意できない時は、お札にアイロンをかけてシワを伸ばすという裏技があります。
■偶数は避ける
ご祝儀の金額や入れるお札の枚数は、偶数を避けるようにしましょう。
偶数の祝儀を渡すことは、「夫婦が別れる」という意味になるからです。
■お札は表向きで
お札は表向きで、人物が印刷されている右側を上にして入れるようにしましょう。
親しき仲にも礼儀あり!友達の結婚式お呼ばれマナー
結婚式に呼ばれた時にマナー違反をしてしまうと、友達に迷惑や恥をかかせてしまうことになります。
結婚式当日のマナーについて、ここでしっかり学んでいきましょう!
結婚式当日のマナー① 遅刻の連絡
会場には余裕を持って着くべきですが、公共交通機関の遅れなどで止むを得ず遅刻することがあるかもしれません。
もし遅刻しそうになった場合は、会場に連絡を入れましょう。
間違っても友人である新郎・新婦に連絡しないようにしてくださいね。
結婚式当日のマナー② 受付での挨拶と祝儀の渡し方
冬でしたらコートを着用している方が多いと思いますが、コートはクロークに預けてから受付に行きましょう。コートを腕にかけたまま挨拶を済ませるのは、好ましくない振る舞いです。
受付に到着したら、「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を述べましょう。続いて「新郎(新婦)の友人の○○と申します」と、自分から名乗るようにします。
挨拶が終わったら、祝儀を渡します。ふくさかふくさ代わりのハンカチからさっと取り出し、ふくさを軽く畳みます。その上に祝儀袋を乗せて渡しましょう。
受付の方から見て正面になるように、両手で渡すのがポイントです。
などと、一言そえつつ渡すとスマートですね。
結婚式当日のマナー③ 式中のマナー
親しい友人と久しぶりに会えて嬉しいかもしれませんが、結婚式中に大きな声ではしゃいだり騒いだりするのはNGです。
余興やスピーチの際は、おしゃべりに夢中にならずに、そちらの方向にしっかり体を向けてください。
自分に関係のない人だからと、料理に夢中になるなどもってのほかですよ。
あくまでも「主役は新郎新婦」であることを忘れず、2人を心から祝福する気持ちを忘れないようにしたいですね。
結婚式の祝儀袋はふくさなしで大丈夫?のまとめ
ふくさは祝儀袋を汚したり折れたりするのを防ぐだけではなく、相手に礼節を尽くし大事に思っていることを伝える役割があります。
事前に用意しておくのが一番ですが、ハンカチでも代用できることを覚えておくと便利ですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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