顛末書を通りこして、始末書を書かなくなったあなた。
始末書を書く事態になって、ちょっと落ち込んでいるかもしれません。
始末書と顛末書の違いについては「始末書と顛末書の重みはどれくらい?わかりやすく解説します!」で詳しく書いていますので、参考にされてみてくださいね。
しかも、始末書なんて普段書きなれていないですもんね。
「間違えて書いたらいけない!」と思って、なんだか緊張しているかもしれません。
落ち込む気持ちもわかりますが、もういまとなっては仕方ありません。
そこで今回は、「始末書の正しい書き方」についてお伝えしていきますね。
誠心誠意反省が伝わるように、正しい始末書の書き方を知っておきましょう。
始末書の例文5選!ミスを反省していることを伝えるための文を紹介
始末書は、顛末書からワンランク上がった文書になります。
ミスを犯したことに対しての「個人的な謝罪文」が必要です。
あなたがミスを犯したことは、決してわざとではないと思います。
でも始末書の提出を命じられたら、書かなければなりません。
(ちなみに提出拒否も一応可能です。)
ただこのとき「申し訳ありません」と書くだけでは不十分です。
ではどのように、ミスを反省していることを伝えるのか例文でみていきましょう。
ここに深く反省します。
そして今後このような不始末を起こさないことを誓います。
再びこのようなことがないよう、万全を尽くすことを誓います。
再び繰り返さないよう万全の管理を誓います。
二度と同じ不始末を繰り返さぬよう細心の注意を払います。
本当に申し訳ありませんでした。
自分自身の力不足を悔いるばかりです。
今後は同じような不始末が発生しないように肝に銘じてまいります。
本当に申し訳ありませんでした。
この例文の前には、ミスが起きた原因を書きます。
そして、今後同じようなミスを起こさないための改善策も加えます。
量としては、1枚の紙に収まるように書くといいですね。
会社規定の文書形式がない限り「手書き」が好ましいです。
パソコンで作成する場合でも、ぜめて名前の部分だけは手書きにするといいでしょう。
会社の始末書が不十分な場合はクビになることがあるって本当?
普段では書き慣れていないのが、始末書だと思います。
書きなれていないというよりも、はじめて書く人の方が多いですね。
おそらくは、インターネットなどで調べながら書くと思います。
でも会社側からすると、お決まりの文章に当てはめただけの始末書では、内容が不十分ととらえられるかもしれません。
特に謝罪文以外の
- 「ミスが起きた原因」
- 「改善策」
しっかりと「ミスが起きた原因」を分析しなければなりません。
一人で書くのが難しいようでしたら、上司に相談するといいですね。
それでも、始末書の内容が不十分なときもあります。
そのとき「もしかしたら、自分はクビになるのではないか」とビクビクするかもしれません。
でも、始末書の内容が不十分でも、クビにすぐになるわけはありません。
せいぜい再提出を命じられるくらいがほとんどです。
そもそも始末書を出すということは、懲戒処分を受けるということです。
減給や降格など、なんらかの形で処置を受けていることでしょう。
そのため、「さらになにか処分を受ける」ということは考えにくいのです。
でも、よっぽど内容がお粗末で、反省の色が全く見えない場合は別です。
会社にとって
- 不利益な人
- 今後改善の余地なし。
万が一そんな事態になったとしても、必ず話し合いの場が設けられます。
あなたが書類作成がただただ下手なだけで、誤解を生んでいるかもしれません。
そのときは、口頭で直接謝罪の気持ちを伝えましょう。
仕事ミスでの始末書の書き方まとめ
始末書のマニュアルは会社によってない場合もあります。
「始末書を出すように」と一言言われたところで困惑してしまいます。
大事なのはあなたの反省の気持ちが誠心誠意伝わるかです。
- 実際何が起きたのか
- ミスが起きた原因
- 反省
- 改善策
大変ですが、頑張って作成してくださいね。