パートを辞めようと考えたとき、パートって辞めるときに「退職届」は必要なの?
と、ふと悩みますよね?
勤務先で「辞めたいのですが、退職届は必要ですか?」といきなり聞くのも、なんだか失礼な気もします。
また、びっくりされて必要以上に引き留められたりしても面倒だったり。
退職するにはできるだけ、スマートに退職できるよう動いていきたいものです。
パートを辞めるときの退職届の有無や、書く内容について詳しく見ていきましょう。
パート勤務の場合の退職届の必要性
結果から言うとパート勤務を辞めるときに退職届は「不要」とされています。
口頭で、退職の意志を伝えておくことで法的にも問題はありません。
ただ、勤務先の手続き上、本人の意思確認として会社指定の退職届の記入をお願いされるところもあります。
なので、上司に退職届の提出が必要かどうか確認しておくと安心です。
また、
- 口頭で退職の意志を伝えたときに何かしら理由を付けられて退職のタイミングを伸ばされる
- 話をなかなか進めてくれない
退職届の必要性は、退職するにあたってトラブルにならないように書面に退職の意志と日付を起こし、その後トラブルにならないための予防策です。
パートを辞めたい!退職届はいつまでに誰に提出したらいいの?
パートを辞めたいタイミングは、人それぞれ色々ありますよね。
結婚や妊娠、妊活や専業になりたい、少しゆっくりしたい・・・。
単純に、職場への不満だったり。
辞める意志が固まったのであれば、勤務する直属の上司に意志を伝えるのが一般的です。
退職届の宛先は、代表取締役社長になります。
ですが、今後の事務手続きに進むにあたっての指示などは、直属の上司とやり取りするのがスマートでしょう。
辞めるタイミングはいつ?どれくらい前に言えばいい?
円満に退職を進める場合、こちらとしてもあまり無理矢理なスケジュールで退職を希望することは避けておきたいです。
法的には、2週間前までに伝えればよいとなっています。
そうはいっても、シフト制の仕事などの場合は一カ月単位でシフトを作成されているところもありますよね。
シフトができてしまったばかりのタイミングで辞めてしまうと、その穴埋めを他のスタッフがすることになります。
次のシフトを作成する前に意志を伝えて、次回のシフトからは除外してもらうように伝えるのが、仕事に迷惑をかけることは少ないでしょう。
また、あらかじめ働く会社の就業規則も確認しておくのがいいと思います。
パートの退職届の書き方のポイントや例 注意しておきたいことは?
ここまで、読んで「やっぱり退職届は準備しておこうかな」と考えた方。
以下を参考に、退職届を書いてください。
退職届を書くために必要なものは?
- 白の無地の便せん(模様の入っているものはNG)
- 白い封筒
- 黒いボールペンまたは万年筆(鉛筆や毛筆はNG)
- 認印(シャチハタはNG)
この際の封筒は、その用紙のサイズにあったものを用意してください。
退職届は、基本縦書きです。
パートなので、横書きでも特に大きな問題にはなりませんが、ビジネスシーンでの正式な文書は縦書きを一般的です。
特段理由がないのであれば、縦書きで作成しましょう。
退職届に書く内容や必要事項は?
退職届に書く必要事項は以下のようになります。
- 退職の意思
- 退職届の提出日
- 退職を希望する日
- 氏名
私儀、
この度、一身上の都合により、勝手ながら令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。
令和〇年〇月〇日
●●部○○課 氏名 (印)
株式会社○○
代表取締役 ○○△△様
このとき「私儀」は一行目の下に書き二行目から本文に入ります(自分をへりくだって表現するため)。
退職届を出すときの注意点
では、実際に退職届を出すときの注意点をいくつか見ていきましょう。
表書きが無いまま提出するのは、失礼になります。
郵送するときには、退職届を入れた封筒をさらに大きな封筒に入れて発送しましょう。
その時は、退職届に書く日付は退職届を書いた日、ではなく郵送をした日付にします。
また、退職希望日よりも14日前には相手先に届くように投函しましょう。
パートを辞めるときの退職届のまとめ
パートを辞めるときに退職届は必要なの?ということについて見てきました。
今まで、楽しく仕事をしてきた職場であればなおのこと、理由がどうであれ気持ちよく退職し新しいスタートを切りたいですね。
逆に、楽しくなかった職場であっても最後くらいは気持ちよく去っていきたいものです。
お互いルールに則って、笑顔で最後に挨拶できるようにしましょう。