500円札はいつまであった?今の希少価値はどれくらい?

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あなたは、「500円札」って見たことありますか?

「岩倉具視(いわくら ともみ)」の顔が印刷されているお札です。

30代半ばより若い人には、ちょっとピンとこないお札かもしれません。

物持ちの良いおじいちゃんおばあちゃんの家のたんすの中から出てきたりする可能性のある500円札。

私は、銀行に勤めていたときに「家から出てきたから硬貨にしてほしい」、と依頼されて何度か両替手続きをしたことがあります。

500円札の発行が停止されたのは1994年(平成6年)4月1日です。

昭和生まれの私からすれば、「平成6年なんて最近やんか!!」と思ってしまいます。笑

でも「15年前まで発行されていたお札」と聞くと、ちょっと意外な気がしますね。

500円硬貨が発行されたのは、1982年(昭和57年)4月です。

なので12年間は、500円がお札と硬貨の両方が流通していたということになります。

「当時、ややこしくなかったのかな?!」と思ってしまいますよね。

そんな500円札が、500円玉にかわった理由には、大きく二つの理由があります。

500円玉にかわった理由①使用頻度が高くなった
少しずつインフレが進み物の値段があがってきたため、今まで登場する機会の少なかった「500円」の使用頻度が高くなったからです。

よく使うお金が紙だと劣化が早いので、傷みにくい硬貨に変更したそうです。

500円玉にかわった理由②自動販売機の利用が増えた
自動販売機で物を買うときに、数百円入れる場合は100円玉を何度も入れないといけません。

しかし、500円玉があれば、たくさん小銭を入れる手間が省けますよね。

街中には自動販売機がたくさん設置してありますし、ゲームセンターやパチンコ屋さんの販売機等も増えてきたから、だそうです。

500円札はまだ使える?家の中に眠る500円札の価値やいかに?!

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実は、500円札は今でも使えます。

15年前までは普通に流通しており、発行された枚数は2000円札よりも圧倒的に多いので、珍しくない紙幣です。

そのため、500円札の価値は、500円だそうです。

銀行では、500円札は500円玉にしか両替ができません。

珍しいと思われるお金でも、同じ額面の両替しか行っていないんですね。

そのため、「ちょっと価値があるかも!」と思うお金があれば、銀行ではなく古銭買い取り業者に持って行かれると良いと思いますよ。


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500円札の価値!ピン札なら価値は倍以上になるってホント?!

先述したように、普通の500円札はそれ以上の価値はありません。

そのため、ピン札であっても残念ながら価値はそのままです。

しかし、中には「付加価値がつく500円札」というものがあります。

付加価値がつく500円札①エラープリント

印刷がうまくいっていなかったり、ミスプリントされているものです。

  • 液だれ
  • ズレ
  • 滲み
  • 欠損
  • 番号の文字の太さが一部だけ違う
などです。

中には「10~150倍の価値があるもの」もあるそうですよ。

500円の150倍っていうことは・・・75000円!びっくりですね!

付加価値がつく500円札②福耳つき

紙幣の角に、余計な紙片がひっついているものです。

製造過程での裁断ミスが原因だそうです。

付加価値がつく500円札③珍しい通し番号

お札にはアルファベットと数字が書いてありますが、その部分が珍しいものです。

  • 「000001」の“トップ番号”
  • 「222222」などの“ゾロ目”
  • 「500000」などの“キリ番”
  • 「123456」などの“階段”
  • 「622226」などの“サンドイッチ番号”
というものです。

付加価値がつく500円札④AA券

「A〇〇〇〇〇〇A」というように、最初と最後がAになっているものです。

500円札のAA券は、特に希少価値が高いそうです。

「A000001A」~「A000100A」は記念品として寄贈される番号らしく、市場に出回りにくいので、数字の若いものはさらに珍しいです。

付加価値がつく500円札⑤ZZ-Z券

「ZZ〇〇〇〇〇〇Z」になっているものです。

最終期に発行されたものなので、これにも価値があります。

付加価値がつく500円札⑥重複記号券・ちょうちん番号

「D〇〇〇〇〇〇D」など、最初と最後のアルファベットが同じものを、重複記号券といいます。

「C333333C」など、珍しい通し番号と重複記号が合わさったものを、ちょうちん番号といいます。

これらに該当する500円札があった場合、ピン札であれば、さらに価値が高くなるそうです。

500円札で付加価値が付きそうで付かないものにはどんなものがある?

どんな500円札には付加価値が付くのか、見分けるのが難しい場合もありますよね。

そこで、「付加価値がありそうでない」500円札についてもご紹介しておこうと思います!

まず、見分けるのが難しい500円札に、B号券とC号券があります。

B号券とは、昭和26年から46年まで発行されていたもので、C号券は、昭和44年から60年まで発行されていたものです。

二つとも、「岩倉具視」と「富士山」が描かれているため、パッと見では見分けるのが難しいんです。でも、二つを見分けるポイントはあります。

一番わかりやすいのは、お札の余白です。B号券は余白を持たないデザインなのに対し、C号券は左側に余白のあるデザインになっています。

また、どちらにも透かしがありますが、透かしがわかりやすいのがC号券、透かしが分かりづらいのがB号券という違いもあります。

レア度が高いのは、B号券の方。C号券の方が発行されていた期間は短いですが、多く流通したため、レア度は低くなっています。C号券は、額面通りの500円が相場です。

さらに見分けがつきづらいのが、B号券の製造時期によって価値が変わります。

もっとも価値が高いのは前期に製造された、アルファベット1ケタのものです。未使用のものだと、状態次第では5000円にもなるそうです。

しかし、注意したいのは、状態の悪い使う古されたものは、いつ発行されたB号券でも500円が相場になってしまうこと。

つまり、「前期に製造されたB号券であり、状態のいいもの」という付加価値がついて初めてm500円以上の値が付くというわけなんですね。

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500円札はいつまであった?のまとめ

500円札っていつまであったものなの?ということについて、最後にポイントをまとめておきますね。

  • 1994年(平成6年)4月1日に発行停止された
  • 500円の使用頻度が高くなったため、紙幣が硬貨にかわった
  • 今でも500円札は使える
  • ピン札であっても価値は500円以上にはならない
  • エラープリントや、珍しい番号の場合は、価値が高くなる場合もある
  • 珍しいかも、と思う500円札があれば、古銭買い取り業者に査定してもらう(銀行では額面通りの両替しかできない)