小学校のPTA会長をしていると、ほぼ必ず卒業式や入学式で祝辞を読まなければいけませんよね。
会長の任期も、残すところあと数か月。
任期中、会長さんは大勢の方の前でご挨拶されてきたと思いますが、その中でも卒業式は特別な行事だと思います。
これから巣立つ子どもたちへ、少しでも背中を押してあげられるような素敵な言葉はないものでしょうか。
そこで今回は、来賓の挨拶を考えるときの3つのポイントと、来賓例文などについて詳しく見ていきましょう。
小学校の卒業式での祝辞!来賓はどれくらい喋ればいいの?例文も紹介!
来賓の方の祝辞は、長さにして3~5分が一般的なようです。
話すスピードにもよりますが、400字詰めの原稿用紙で3~4枚程度です。
学校側から特に指示がない場合は、これらを目安に文章を作っていけば良いでしょう。
祝辞の相手となるのは、卒業生である「6年生」と、その「保護者」です。
しかし、おそらく、「6年生」を相手に話す部分の方が「保護者」相手よりも多くなると思います。
そのため、あまりにも祝辞の長さが長くなってしまうと、子どもたちが飽きてしまいます。
もっと言えば、卒業式に参加している在校生の5年生以下のお子さんたちにも集中して聞いてもらえるような長さと内容であればベストですね。
卒業生はしっかり聞いていても、在校生がザワザワしてしまってはどうしようもありません。
子どもにもわかりやすい言葉を使うものポイントですね。
祝辞の文章の構成は?
祝辞の文章を考えるときの構成としては
①卒業生、御家族へのお祝いの言葉
②卒業生へのメッセージ
③締めの言葉
流れは簡単に言うと、このような感じで良いですね。
では、順番に例文をご紹介します。
また、保護者の皆様のお喜びはいかばかりかと拝察し、心よりお祝いを申し上げます。
保護者のみなさま、お子さまのご卒業誠におめでとうございます。」
楽しいことだけでなく、辛いこと、苦しいことももちろんあったと思います。
6年間のたくさんの経験があり、今みなさんはここにいます。
本当に立派に成長しましたね。
みなさんのその姿が、周りの大人たちを誇らしく、幸せな気持ちにしています。
後輩のみなさんも、みなさんに憧れ、成長してくれています。
そして、○○小学校卒業生の仲間入りをします。
実は、私も○○小学校出身なのですが、こんなに立派なみなさんが卒業生の仲間入りをしてくれることをとても喜ばしく思っています。
あれだけの演技をするのにどれほど苦労しただろう、と目頭が熱くなりました。
きっと、仲間との絆も深まり良い経験になったことと思います。
人を感動させる演技をするということは、人生でそんなに多くはありません。
大いに自信を持ってください。
新しい生活に対しては不安と期待が入り交じっていることと思います。
中学校での出会いや学びは、みなさんの世界をより一層広げるものになるはずです。
素敵な日々を過ごされることを、お祈りしております。
私も、みなさんの活躍を楽しみにしています。
恐縮ながらこの場をかりて、御礼申し上げます。
本日は本当におめでとうございました。
※最後は「令和○年3月○日○○小学校PTA会長○○○○」で終わりましょう。
祝辞の冒頭によくある「季節のご挨拶」は、おそらく聞き飽きてしまうほどだと思うので、省略してしまっても大丈夫です。笑
さらには「卒業生へのメッセージ」の部分に、より具体的なメッセージを入れると、学校に関わる方にも理解しやすい文章になりますよ。
いろいろな思いがあふれると、どうしても長くなっていきます。
長くなりすぎないように、伝えたいことを厳選して何度も推敲を重ねれば、きっとあなたのオリジナルの素敵な祝辞になるはずです!
小学校の卒業式に来賓で出席するとき!服装にマナーや決まりはあるの?
男女問わず、
- ブラックフォーマル
- ダークスーツ
ただ、地域差があるかもしれないので、過去の出席者の方に様子を聞くことも必要です。
主役である卒業生やその保護者よりも目立つことのない服装であることも重要です。
女性の場合は、暗い色のスーツでは地味になってしまうので、コサージュやアクセサリーで華やかさをプラスすることをオススメします。
ネックレスは一連のパールが一般的ですね。
男性の場合は、スーツの生地に柄が入っているものは少しくだけた印象になるので、柄が入っている場合でもうっすら程度のものにしてください。
華やかさをプラスするアイテムは「ネクタイ」と「ポケットチーフ」です。
ネクタイは、シルバーなどの明るい色を選んでくださいね。
ポケットチーフはなくても問題ありませんが、あればおしゃれに見えます。
ネクタイとお揃いのポケットチーフがあれば、それを使うといいですよ。
小学校の卒業式に来賓の祝辞を頼まれた!のまとめ
小学校の卒業式に来賓の祝辞を頼まれたとき、どんなことを喋ればいいのか?ということについて見てきましたが、いかがだったでしょうか?
ご紹介してきたことのポイントは次の通りです。
- 来賓の祝辞の長さは3~5分程度。
- 卒業生(できれば在校生も)にわかりやすいような言葉を選ぶと集中して聞いてもらえます。
- 祝辞の構成は、「卒業生、御家族へのお祝いの言葉」→「卒業生へのメッセージ」→「締めの言葉」が一般的です。
- 服装は、「ブラックフォーマル」「ダークスーツ」であれば男女ともに問題ありません。
- 主役よりも目立たないように服装にしましょう。
- コサージュ、アクセサリー、ネクタイ、ポケットチーフで華やかさを出してください。
これらのことに気を付けられて、素敵な卒業式となることを願ってます*^^*
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント