小学校のPTA会長をしていると、ほぼ必ず卒業式や入学式で祝辞を読まなければいけませんよね。
会長の任期も、残すところあと数か月。
任期中、会長さんは大勢の方の前でご挨拶されてきたと思いますが、その中でも卒業式は特別な行事だと思います。
このとき、どのような服装がいいのでしょうか?
まず小学校の卒業式に来賓で出席するときの服装は、男女問わず、
- ブラックフォーマル
- ダークスーツ
ただ、地域差があるかもしれないので、過去の出席者の方に様子を聞くことも必要です。
小学校の卒業式に来賓で出席するとき!服装にマナーや決まりはあるの?
小学校の卒業式に来賓で出席するときには、主役である卒業生やその保護者よりも目立つことのない服装であることも重要です。
女性の場合は、暗い色のスーツでは地味になってしまうので、コサージュやアクセサリーで華やかさをプラスすることをオススメします。
ネックレスは一連のパールが一般的ですね。
男性の場合は、スーツの生地に柄が入っているものは少しくだけた印象になるので、柄が入っている場合でもうっすら程度のものにしてください。
華やかさをプラスするアイテムは「ネクタイ」と「ポケットチーフ」です。
ネクタイは、シルバーなどの明るい色を選んでくださいね。
ポケットチーフはなくても問題ありませんが、あればおしゃれに見えます。
ネクタイとお揃いのポケットチーフがあれば、それを使うといいですよ。
小学校の卒業式に来賓で呼ばれたとき!知ってないとはずかしい基礎マナー
卒業式に来賓として出席する場合、知っておきたいマナーもあります。
卒業式の主役は、あくまでも卒業生です。
小学校を卒業するまで、生徒を守ってきた先生と保護者にとっても、感慨深いイベントです。
その中で、目立つような派手な格好や行動は避けることが望ましいですね。
祝辞でお祝いの気持ちを伝えた後は、温かく子どもたちの卒業式を見守ってあげましょう。
そして、卒業式には、在校生代表として5年生の児童たちも出席しています。
「卒業おめでとう」と卒業生や保護者に向かってお祝いの言葉を述べるのは、多くの来賓の方がしていますよね。
以前、
「児童の代表としての立派な姿ですね。来年度はいよいよ最高学年、楽しみにしています」
と、在校生へ向けての言葉を掛けてあげた来賓の方を見て、素敵だなと思いました。
このような心遣いができるように、周りを意識できる余裕を持っておくことも大切です。
また、学校や地域によっては、来賓として出席する際に、ご祝儀を包む場合もあるようです。
初めて来賓として招待された場合は、どうしていいか分からないこともあるでしょう。
基本的には、卒業式にご祝儀は必要ないとされています。
しかし気になる場合は、職員の方やほかの来賓の方に尋ねてみても良いでしょう。
地域によっては、卒業式の後に食事が用意されていたり、集いがあることもあるようです。
少人数の小学校や、歴史が長く、学校と地域の方とのつながりが深い小学校に招待された場合は、確認してみると安心ですね。
小学校の卒業式での祝辞!来賓はどれくらい喋ればいいの?例文も紹介!
これから巣立つ子どもたちへ、少しでも背中を押してあげられるような素敵な言葉はないものでしょうか。
まず、卒業式での来賓の方の祝辞は、長さにして3~5分が一般的なようです。
話すスピードにもよりますが、400字詰めの原稿用紙で3~4枚程度です。
学校側から特に指示がない場合は、これらを目安に文章を作っていけば良いでしょう。
祝辞の相手となるのは、卒業生である「6年生」と、その「保護者」です。
しかし、おそらく、「6年生」を相手に話す部分の方が「保護者」相手よりも多くなると思います。
そのため、あまりにも祝辞の長さが長くなってしまうと、子どもたちが飽きてしまいます。
もっと言えば、卒業式に参加している在校生の5年生以下のお子さんたちにも集中して聞いてもらえるような長さと内容であればベストですね。
卒業生はしっかり聞いていても、在校生がザワザワしてしまってはどうしようもありません。
子どもにもわかりやすい言葉を使うものポイントですね。
祝辞の文章の構成は?
祝辞の文章を考えるときの構成としては
①卒業生、御家族へのお祝いの言葉
②卒業生へのメッセージ
③締めの言葉
流れは簡単に言うと、このような感じで良いですね。
では、順番に例文をご紹介します。
また、保護者の皆様のお喜びはいかばかりかと拝察し、心よりお祝いを申し上げます。
保護者のみなさま、お子さまのご卒業誠におめでとうございます。」
楽しいことだけでなく、辛いこと、苦しいことももちろんあったと思います。
6年間のたくさんの経験があり、今みなさんはここにいます。
本当に立派に成長しましたね。
みなさんのその姿が、周りの大人たちを誇らしく、幸せな気持ちにしています。
後輩のみなさんも、みなさんに憧れ、成長してくれています。
そして、○○小学校卒業生の仲間入りをします。
実は、私も○○小学校出身なのですが、こんなに立派なみなさんが卒業生の仲間入りをしてくれることをとても喜ばしく思っています。
あれだけの演技をするのにどれほど苦労しただろう、と目頭が熱くなりました。
きっと、仲間との絆も深まり良い経験になったことと思います。
人を感動させる演技をするということは、人生でそんなに多くはありません。
大いに自信を持ってください。
新しい生活に対しては不安と期待が入り交じっていることと思います。
中学校での出会いや学びは、みなさんの世界をより一層広げるものになるはずです。
素敵な日々を過ごされることを、お祈りしております。
私も、みなさんの活躍を楽しみにしています。
恐縮ながらこの場をかりて、御礼申し上げます。
本日は本当におめでとうございました。
※最後は「令和○年3月○日○○小学校PTA会長○○○○」で終わりましょう。
さらには「卒業生へのメッセージ」の部分に、より具体的なメッセージを入れると、学校に関わる方にも理解しやすい文章になりますよ。
いろいろな思いがあふれると、どうしても長くなっていきます。
長くなりすぎないように、伝えたいことを厳選して何度も推敲を重ねれば、きっとあなたのオリジナルの素敵な祝辞になるはずです!
小学校の卒業式に来賓の祝辞を頼まれた!のまとめ
小学校の卒業式に来賓の祝辞を頼まれたとき、どんなことを喋ればいいのか?ご紹介してきたポイントをおさらいしておきますね。
- 来賓の祝辞の長さは3~5分程度。
- 卒業生(できれば在校生も)にわかりやすいような言葉を選ぶと集中して聞いてもらえます。
- 祝辞の構成は、「卒業生、御家族へのお祝いの言葉」→「卒業生へのメッセージ」→「締めの言葉」が一般的です。
- 服装は、「ブラックフォーマル」「ダークスーツ」であれば男女ともに問題ありません。
- 主役よりも目立たないように服装にしましょう。
- コサージュ、アクセサリー、ネクタイ、ポケットチーフで華やかさを出してください。
これらのことに気を付けられて、素敵な卒業式となることを願ってます。