「夏祭り」って響きがいいですよね~。聞いただけで何だかワクワクしちゃうような。
そんな夏祭りの風物詩と言えば「花火」と「金魚すくい」ですよね。
他にも、綿あめとかリンゴ飴、イカ焼き(食べ物ばっかり。笑)といろいろあるけど、私的にはやっぱりこの2つが外せませんね。
その夏祭りの風物詩の1つ、「金魚すくい」の気になることについて、お伝えしていきますね。
そこで今回は、お祭りの金魚すくいでの
- お祭りの金魚すくいの金魚って、やっぱりペットショップに売ってる金魚とは違うの?
- 出店の金魚すくいでとってきた金魚ってどれくらい生きられるの?
- いやらしい話、金魚すくいの金魚の原価ってどれくらいなの?
お祭りの金魚すくいの金魚って何ていう種類なの?
子供と一緒にお祭りに行くと、必ずと言っていい程、興味をしめすのが「金魚すくい」ですよね。
子供から見たら、水の中で泳いでる金魚さんをすくって、持って帰ることができちゃうのって、とっても魅力的ですもんね。
でも、ふと疑問に思うのが「金魚すくいの金魚って、ペットショップなんかで売られてる金魚と種類は同じなん?」ってこと。
「もしかして、金魚とは言ってるけど実は金魚とは全然違う”金魚っぽいお魚”なんじゃない?」とかって少し疑ったりもしちゃいます(-_-)ジーッ。
金魚すくいの金魚の種類
お祭りとかの出店で「金魚すくい」として出てる金魚は、実は「ちゃんとした金魚」で間違いないんです。主な種類としては
- 和金
- 流金
- 出目金
金魚の色的には
- 赤
- 更紗(赤と白がまじったもの)
- 黒(出目金)
別に、「金魚すくい」をうたってて「金魚っぽい何かしらの別の魚」をすくわせてる訳じゃなかったんですね。
金魚すくい屋さん、疑ってすみませんでした。
出店の金魚ってどれくらい寿命があるの?
お祭りの金魚すくいですくってきた金魚って、「すぐに死んじゃう」ていうイメージがないですか?
我が家でも、数年前に子供が金魚すくいですくった金魚を持って帰って。
「金魚飼育セット」なるものを近所のペットショップで買ってきて、飼育してたことがあります。
そのときも、原因はわからないんだけど、途中から1日1匹ペースで死んでいっちゃって、気が付けば「全滅」しちゃってました。
そもそも、出店の金魚すくいの金魚って寿命はどれくらいあるんでしょう?
金魚すくいの金魚の寿命
まず、普通にペットショップなんかで売られてる金魚の寿命は、10年から15年なんです。
大きさも20cmから大きい物では30cmにもなっちゃいます。
(ちなみに、ギネスにのってる金魚の長寿は43歳!
大きさも47.7cmと何だか既に「金魚」のイメージとはかけ離れすぎですよね)
思った以上に長生きさんなんです。
そして、驚いたことに「金魚すくいの金魚」の寿命、これも「お店で普通に売られてる金魚」の寿命と何ら変わらないんです。
そもそも、
- ペットショップで売られてる金魚
- 金魚すくいの金魚
なので「寿命が一緒」なのも当然って言えば当然なんです。
なぜ出店の金魚ってすぐに死んじゃうの?
では、何で金魚すくいの金魚ってすぐに死んじゃうんでしょう?
実は、その理由はその環境にあるんです。
まず、金魚も人間と同じ「生き物」ですよね。
なので、同じように病気もすればストレスも感じます。
そして、金魚すくいの金魚が死んでしまう原因は、その「ストレス」にあるんです。
ペットショップで売られてる金魚とは違って、金魚すくいの金魚は、出店の超まぶしい明かりの下にさらされてます。
水槽の中には隠れる場所もありません。
まずは、これだけでも大変なストレスになっちゃう事が想像できますよね。
更には、金魚すくいで子供達から突っつきまわされて、すくわれていきます。
これって、半端ないストレスになってるのは間違いないですよね。
そして、極め付けが、すくった後に小さなビニール袋に入れられて、子供からブンブン振り回されてストレスも極限に達しちゃいます。
人間でもストレスが原因で色んな病気になっちゃうのと同じで、金魚もストレスが原因で弱ってしまって死んでしまう…
これが「金魚すくいの金魚が長生きできない原因」なんですね。
金魚すくいの金魚は長生きできない?
でも、時々「うちの金魚は金魚すくいですくってきたんだけど、もう3年生きてるよ」的な話、聞いたことないですか?
先ほどもお話したように、金魚すくいの金魚も寿命自体は普通の金魚と同じ「10年から15年」はあるんです。
これは、色んな要因。
例えば
- まだ、他のお客さんに突っつかれてなくって、あんまりストレスを受ける前の早い状態で金魚をすくった(救った?的な?)
- すくった後、持って帰るときにぶん回したりしなかった
- すくった後、そんなにうろうろせずに早く持って帰った
- 持って帰った後、金魚がストレスをあまり感じない環境においてあげた
金魚すくいですくった金魚も、大切な生き物ですもんね。
大切に扱ってあげて、ちゃんと育てれば、ペットショップで買ってきた金魚と同じように、長生きさせることも可能なんです。
出店の金魚って原価はいくらくらいなの?
金魚すくいって、水にぬれると溶けやすい紙とかでできた「ポイ」と呼ばれる「金魚すくい」で金魚をすくいますよね。
全然すくえなくっても、だいたいおまけで何匹かくれるけど。
こんなとき「金魚すくいって、いったい何匹すくったら元はとれるんやろうか?」って気になりませんか?
例えば、焼肉食べ放題に行って食べ終わった後に「今日は元をとれた!」的な感じで。
どうせなら元をとりたいって思うのが、日本人ってものですもんね^^b
金魚すくい用の金魚の原価
金魚すくい用の金魚とペットショップで売られてる金魚は、仕入先は同じことが多いのですが、実は値段は同じじゃないんです。
どういう事かって言うと、ペットショップなどに出荷される金魚は、観賞用として選別されてから出荷されるんだけど、その時に選別からもれちゃった金魚がでてきます。
例えば、金魚の中で一番ポピュラーな「和金」の場合だと。
尾っぽが「桜尾」って言って3つに尾っぽが分かれてたり、4つに分かれてるんですが。
だけど、そうじゃない「フナ尾」って呼ばれるような、フナの用な尾っぽになってる金魚は、観賞用からもれてしまいます。
そういった金魚が「金魚すくい用」として、安く出荷されているんです。
金魚すくい用の和金の場合、だいたい8円から15円くらいで取引されています。
黒い出目金だと、その倍くらいの15円から30円くらい。
紙破りって呼ばれるちょっと大き目の和金だと、それでも倍以上の25円から35円くらいが相場になります。
時期によって違う金魚すくい用の金魚の原価
同じ金魚でも、時期によってその値段も変わります。
だいたい3月から6月くらいの間は、金魚の数が少なくなる時期です。
なので、需要と供給の菅家で、値段も普段よりも1.5倍くらいにまで上がっちゃいます。
金魚すくいで元を取るには
金魚すくいで、元をとろうと思ったらどれくらいすくって帰れば元がとれるんでしょう?
- 和金が1匹15円
- 出目金が30円
「300円 ÷ 15円(和金1匹の値段) = 20匹」
となります。
なかなかの数ですよね。
素人には簡単にすくえそうにないです。
今度は、出目金も何匹かすくった時で考えてみましょう。
だいたい、出目金は全体の2割くらい入ってることが多いから、出目金は3匹くらいすくったとして
「300円 - (30円(出目金1匹の値段) × 3匹(出目金の匹数)) ÷ 15円(和金1匹の値段) = 14匹」
要は、出目金3匹と和金14匹の合わせて、それでも17匹もすくわなきゃいけません。
どっちみち金魚すくいを結構極めてないと、難しそうな数ですよね。
結局は、金魚すくい屋さんが設けるようにちゃんと計算されてるってことですよね。
なので、祭りの金魚すくいは「子供が楽しめればOK」って考えましょう。
損得で考えるんだったら、普通にペットショップで観賞用の金魚を買った方がいいと思いますよ^^b
お祭りの金魚すくいでどんな種類がすくえる?のまとめ
お祭りの風物詩「金魚すくい」の金魚について、紹介してきました。
基本的には、お祭りの出店で買うものは「雰囲気料」も含まれてるって思った方がいいってことだと思います。
損得ばっかり考えずに、子供が喜んでくれるような経験をさせてあげられたって思って。
金魚をすくうことができても、すくえなくても、楽しめるように好きなようにさせてあげるのがいいですよね。