初盆の服装は家族だけのときなら普段着でも大丈夫?!

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初盆とは、故人が亡くなって49日の忌が開けたあと、初めて迎えるお盆のことをいいます。

つまり故人の霊が初めて家族の元に戻ってくるお盆となります。

昔は親族や友人・知人が集まって初盆を行いましたが、現在では家族だけでこじんまりと行う家庭も少なくありません。

家族だけで行うとはいえ、初めてのお盆。

服装も「普段着でよい」というわけではありません。

ここでは、家族だけで初盆を行う場合の服装についてご紹介します。

一般的に初盆で着る服装は、ブラックフォーマルとなっています。

それは、家族だけの初盆でも同じです。

集まる人数が少なく、気心の知れた家族とは言え、初盆で法要を行う場での服装は、喪服か礼服が基本です。

もし家族に「そんなにちゃんとした服でなくてもいいよ」と言われた場合でも、最低限の礼儀を守った平服を選ぶようにしましょう。

では、「最低限の礼儀を守った平服」とは具体的にはどのようなものでしょうか?

男性の場合の初盆の服装
  • 白無地のシャツ
  • 黒や紺、暗いグレーなど地味な色合いのスラックス
  • 靴下も黒や紺、暗いグレー
  • 靴は黒
  • 暑い場合は、ネクタイや上着は省略可
女性の場合の初盆の服装
  • 黒や紺、暗いグレーなど地味な色合いのワンピース(半袖でもOK)
  • 同じく地味な色合いのスカートorパンツに白いシャツ
  • ストッキングは黒か肌色
  • 靴は黒のパンプス
  • アクセサリーはパールのネックレスかイヤリング

逆に「避けたい服装」は次の通りです。

初盆の時に避けるべき服装
  • Tシャツ、ジーパン、スニーカーなどラフな服装
  • キラキラした光物のアクセサリー
  • 派手な色のもの
  • ノースリーブやキャミソールなど肩が出るもの
初盆は夏に行われるので暑いとは思いますが、これらのポイントをおさえて服装を考えてみてくださいね。

初盆での服装で子供はどんな格好をさせればいい?気を付けたいポイントは?

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子どもがいるご家庭では、初盆にも子どもが参列しますよね。

大人の服装は何となく想像しやすいのですが、子どもの服装って案外難しいものです。

とはいえ、「子どもだから何を着ても大丈夫」というわけではありません。

子どもも「大人に準ずる服装」を選ぶことがマナーです。

子どもが幼稚園や学校で制服を着ている場合は、制服が一番間違いない服装です。

黒や紺など色味を抑えた制服がベストですが、赤や緑の色が使われているものでも大丈夫です。

ただし幼稚園の制服がスモックの場合は注意が必要です。

水色やピンクなどカラフルな色のスモックの場合には、初盆に着るのは避けた方が無難ですね。

もし未就園児や制服がない場合は、平服で大丈夫です。

子どもが初盆に着る平服は、大人を参考にするとよいです。

初盆のときの子どもの服装①男の子の場合

  • 白シャツ
  • 黒や紺のズボン(半ズボンでも可)
  • 黒の靴下

初盆のときの子どもの服装②女の子の場合

  • 黒や紺など暗めの色合いのワンピースか、白シャツと黒のスカートの組み合わせ
  • 靴下は黒
スカートにチェック柄が入っていても大丈夫です。

靴は、子どもも黒いフォーマルな靴があれば一番良いのですが、シンプルなスニーカーでもマナー違反にはなりません。

ちなみにうちの息子たちが法事に出席した時の服装は、白いシャツと黒い半ズボンでした。

家には法事に着て行けるような服がなかったので、全て法事用に新しく買いそろえました。

なるべく安く済ませようと西〇屋で買いましたが、上下合わせて一人2000円以下で済みました。

法事のためだけに服を買うのはちょっともったいないなとも思いましたが、その後七五三の付き添いや入学式の付き添いなどでたびたび着る機会があり、元は取れたかなと思います。

初盆での子どもの服装で気を付けたいのは、大人と同様に、やはりなるべくきちんとした服装であることです。

子どもが好むようなキャラクターものの服や靴下はもちろん、派手な色合いの服もNGです。

また、白いシャツの上にベストやカーディガンを羽織る場合も、暗い色合いのものを選ぶようにしましょう。


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初盆で家族だけのとき最初の挨拶はどう言えばいい?

初盆を家族だけでする場合も、お坊さんにお経を頼んでいる場合には、始めてもらう前に簡単に挨拶をしましょう。

初盆を家族だけでする場合の挨拶の例文
本日はお忙しい中(また、暑い中)お越しいただきましてありがとうございます。

これより〇〇(故人の名前または戒名)の初盆の法要を始めさせていただきます。

それではよろしくお願いいたします。

そして、お坊さんの読経が終わったら焼香をします。
(読経中に焼香する場合もあります)

焼香は施主から順番に、前の方に座っている人からしていきます。

ちなみに、焼香のイメージって、お仏壇の前まで行ってするというのが多いかと思います。

それでもいいんですけど、

  • 立ったり座ったりが大変
  • 部屋が狭くて移動が難しい
などの場合は、焼香盆を使うのもおすすめですよ。

これは、焼香する人の前にお盆ごと回すという方法です。

さて、焼香が終わったら、お坊さんからお話があると思います。

そして、そのお話も終わったら、法要は終了です。

法要が終わったら、お坊さんに挨拶をし、お布施を渡します。

ちなみに、お布施は直接渡すのではなく、小さなお盆に載せて渡してくださいね。

終わりの挨拶はこんな感じです。

家族だけでの初盆の終わりの挨拶例文
本日は大変ご丁寧なおつとめを賜わり、ありがとうございました。

お陰様で初盆の法要も無事に終えることができ、〇〇(故人)も安心していることと思います。

本日は誠にありがとうございました。

初盆で家族だけのときも香典は準備しないとダメなの?金額は?

家族だけで初盆を行う場合の香典ですが、基本的には初盆に招かれたら香典を持参しましょう。

ただし、学生で経済的に自立していないような場合は、香典を用意する必要はありません。

自立して仕事をしている社会人は、香典を用意しましょう。

香典として用意する金額ですが、故人との関係によって相場が異なります。

家族だけの初盆のときの香典の金額で一般的な相場

  • 両親(義父母含む)… 1万円から2万円
  • 祖父母 … 5千円から1万円
  • 兄弟 … 1万円から3万円
  • 叔父・叔母 … 5千円から2万円
となっています。

また、法要後に会食が行われる場合には、その分の金額を香典に追加します。

会食にかかる金額は大体一人あたり3千円から1万円と考えればよいでしょう。

家族だけで行われる初盆の場合は、あらかじめ香典の金額や会食の費用などいくらくらい用意すればよいか確認してみると、安心ですね。

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家族だけの初盆のときの服装!まとめ

家族だけで行う初盆ですが、いくら家族だけとはいえ、法事を執り行うための最低限のマナーが必要でした。

服装と香典に注意して、アットホームな初盆を行えるといいですね。