故人が亡くなってはじめて迎えるお盆の事を“初盆(新盆)”といいます。
一般的に、初めてむかえるお盆ということで、通常のお盆よりも盛大におこなわれる初盆。
お斎(会食)の場を用意しますので、参加者を把握意味でも案内の手紙をお送りすることになりますよね。
でもそんなによくあるような機会ではないので、案内の手紙の書き方や送り方も迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、初盆の案内のお手紙やマナー、例文などについて見ていきたいと思います。
(地域によっては新盆など呼び方が色々ありますが、初盆でご案内いたしますね)
初盆の案内の手紙 例文を見てみよう!
まずは、初盆の案内の手紙をおくる場合の例文を見てみましょう。
さて このたび下記日程にて“続柄・名前”の初盆を供養いたしたく存じます
つきましては法要を執り行いたいと存じますので ご多忙の中誠に恐縮とは存じますが 何卒ご臨席のほどお願い申し上げます 敬具
記
日時 〇月〇日 〇時~
場所 初盆をとりおこなう場所
施設の住所
電話番号
尚 初盆が終わりましたら“会食会場”にて会食の場を設けておりますのでご臨席を賜りますようお願い申し上げます
会食場所
会食場所の住所
会食場所の電話番号
お手数ですがご都合のほどを〇月〇日までにご返信頂けますと幸いです
以上
〇年〇月〇日
喪主名前
この度 下記日程にて“続柄・名前”の初盆を供用いたしたく存じます
つきましては ご多忙の中誠に恐縮ではございますが ご参列賜りますようご案内申し上げます 敬具
記
日時 〇月〇日 〇時~
場所 初盆を執り行う場所
施設の住所
電話番号
以上
〇年〇月〇日
喪主名
会食の有無は、香典の金額などにも関わってくるものなので、しっかりとわかりやすいようにご案内することが大切ですよ。
初盆に送る案内はがきのマナー!そもそも誰に送ればいいの?
初盆のご案内の手紙を送る場合、お相手に失礼のないようにするには、どのように気をつければ良いのでしょうか?
気を付けたいマナーを2点ご紹介します。
初盆の案内の手紙のマナー① 手紙を出す時期
1つ目は、いつごろ出すかということです。
初盆ではお斎を行うことが一般的なため、お店の予約や参加者の把握など、余裕をもって案内状をだす方が良いでしょう。
初盆を迎えるにあたっては、色々な準備も必要となります。
なので、初盆の案内状は遅くとも1か月前くらいまでには出すようにすると良いとされています。
また、返信が返ってくるまでに時間がかかることも考えると、初盆の日程が決まり次第、案内状を送ることをオススメします。
初盆の案内の手紙のマナー① 文章には句読点は使わない
2つ目は、“句読点は使わない”ということです。
初盆の案内状や会葬礼状などにおいては、「、」や「。」などの句読点は使用してはいけません。
説は色々ありますが、法事が滞りなく流れることを意味するということから、文章が途中で途切れる「、」や「。」を用いないという説。
あとは、文章を読みやすいように用いられる「、」や「。」をつけた書状を送ることは、お相手に対して失礼にあたるとされる説などがあげられます。
以上の2点を気をつけながら、初盆の案内状の用意をしましょう。
初盆の案内状はだれに送る?
この初盆の案内状ですが、そもそも誰に対して送るものかはご存じでしょうか?
遺族のみで初盆をおこなう場合は、当然案内状は必要ありません。
親戚の場合でも、電話で話がすんでしまう場合は無理に案内状は送らなくても問題ないでしょう。
なので、案内状が必要となるのは、一般の参加者の方が法要に参列される場合に、必要となります。
ご友人・知人の方や、お仕事関係の方など、親戚以外の方の参加の際は案内状を用意してくださいね。
初盆のお返しにお礼の手紙を添えるとき!書き方や例文は?
最後に、初盆の後に参列して頂いた方に対して、お礼のお手紙を添える際の例文をご紹介します。
御多忙中にもかかわらずお集まりいただき大変感謝しております
故人もさぞ感謝していることと思います
つきましては 初盆の供養のしるしとして 心ばかりの品をお送りいたします
本来であれば拝眉の上お礼を申し上げるべきところではございますが
略儀ながら書中をもちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます 敬具
〇年〇月〇日
喪主名
法要には参加できず、郵送にて香典などを送ってくださった方へは、お礼状とともにお返しの品も送りましょう。
初盆案内の手紙の例文は?のまとめ
初盆案内の手紙について見てきました。
初盆は様々な準備が必要となり、中々準備期間が必要となります。
案内状の送付は、上記にも書いた通り、余裕をもって用意するようにしてくださいね!
案内状の準備に余裕がある場合は、印刷ではなく手書きで用意するのがオススメです。
やはり、手書きの心のこもった丁寧な文面はもらうと嬉しくなります(^^)
是非参考にしてみてくださいね(^^)