テレワークが当たり前になってきた今、自宅のネット環境について考える機会も増えてきましたよね。
特に、
「引っ越しのとき」
「Wi-Fiの不調」
「外出先での作業」
など、何らかの理由で自宅のインターネットが使えないとき、スマホのテザリング機能を活用して仕事をこなそうと思ったことはありませんか?
「でも、スマホのテザリングで本当に仕事ができるの?」「通信量ってどれくらいかかるの?」といった疑問を感じている方も多いと思います。
実際にテザリングでテレワークをする場合、注意すべき点や上手に使いこなすコツがいくつかあるんです。
この記事では、テレワークにテザリングを使っても大丈夫なのかどうか、通信量の目安や節約の工夫、さらにおすすめのプラン選びまで、実体験も交えながらわかりやすく解説していきます。
これからテザリングでの在宅勤務を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
テザリングでテレワークは可能?まずは基本を確認
テザリングとは?スマホがWi-Fiルーターになる機能
スマホの「テザリング機能」を使えば、スマホ自体がWi-Fiルーターのような役割を果たして、パソコンやタブレットなどの端末をインターネットにつなげることができます。
外出先で急にネットが必要になったときや、自宅でWi-Fi環境が整っていないときの強い味方です。
ただ、テザリングは便利な反面、長時間使用すると通信量がかなり多くなってしまうため、使い方には注意が必要です。
特にテレワークで毎日数時間使うとなると、月のデータ容量をオーバーしてしまう可能性もあるので、事前にしっかり把握しておくことが大切ですよ。
パソコンを使って仕事はできるの?
結論から言うと、パソコンをテザリングでつないで仕事をすることは十分可能です。
メールの確認や資料作成、簡単なクラウド作業などであれば、それほど大きな問題は感じないと思います。
ただし、
- ビデオ会議
- ファイルのアップロード・ダウンロード
- 複数のオンラインツールを同時に使うような業務
また、通信速度が安定しない環境だと、作業に支障が出ることも。
ですので、使用する通信内容に応じて工夫や準備が必要になる場面も多いんですね。
在宅勤務でもテザリングを使う人は意外と多い
在宅勤務が一般化するなかで、テザリングを活用する人は意外と多くなっています。
例えば、引っ越し直後でまだ自宅にインターネット回線がないときや、急にWi-Fiが不調になったとき、テザリングがあればすぐに代用できます。
私自身も、以前引っ越した直後にネットが開通するまでの数日間、スマホのテザリングでしのいだ経験があります。
メールや資料作成くらいなら問題なかったのですが、Zoomでの会議中に何度か接続が不安定になってしまい、冷や汗をかいたことも…。
そんなときに限って画面共有中だったりするので、ドキドキしますよね。
こういった経験から、あらかじめ通信量やバッテリー消費を意識しておくことの大切さを実感しました。
テレワークで実際にかかる通信量はどれくらい?
1時間あたりの通信量の目安(ZoomやTeamsなど)
ZoomやTeamsなどのビデオ会議ツールを使うと、1時間あたり大体500MB~1GB程度の通信量が発生すると言われています。
実際の通信量は、使用しているツールや設定によっても差が出ますが、画質設定が高ければ高いほど、それだけ通信量は多くなります。
また、カメラをオンにしているかオフにしているかでも大きく違い、映像を映すことでさらに負荷がかかるため、少しでも通信量を抑えたい場合はカメラをオフにするのも一つの手です。
さらに、参加人数が多い会議や画面共有を頻繁に行う場合も、その分データのやり取りが増えるので注意が必要です。
1日あたり、1ヶ月あたりの目安
例えば、1日あたり4時間ほどZoomでビデオ会議を行ったと仮定すると、それだけで約2GB程度の通信量になります。
これが週5日、月に20日続けば、単純計算でおよそ40GBに達します。
ここに加えて、
- 日常的に使うチャットツールやメール
- 資料の閲覧
- 送受信
- 画像や動画のやり取り
私の場合、毎日の業務の中でクラウドを使ったファイル管理や、動画研修の視聴などもあったため、ひと月に70GB近く使用してしまったこともありました。
テザリング環境で仕事をするなら、最低でも月に60~80GB程度は使うことを想定しておいた方が安心です。
作業内容別の通信量の違いにも注意
すべての業務が大量の通信量を必要とするわけではありません。
たとえば、メールの送受信やWord・Excelでの資料作成といったテキスト中心の作業では、比較的通信量は抑えられます。
しかし、YouTubeでの動画視聴や、オンライン研修などは意外と通信量を食うので、テザリング時には注意が必要です。
また、クラウドストレージへのファイルアップロードやダウンロードも、ファイルサイズによっては数GB単位でのデータ通信になる場合があります。
自分がどんな作業を中心に行っているかを把握して、それに応じた通信量を見積もっておくと、より安心してテレワークに取り組めますよ。
テザリングを使うときの注意点とリスク
通信速度制限がかかるとどうなる?
スマホの通信プランには、ほとんどの場合、月間のデータ通信量に上限が設けられています。
この上限を超えてしまうと、通信速度に制限がかかってしまい、通常の速度とは比べものにならないくらい遅くなってしまうんです。
たとえば、128kbpsのような極端な低速モードに切り替えられると、メールの送受信やWebサイトの閲覧ですらストレスを感じるほどになります。
私もある月、気づかないうちに大量の通信をしてしまっていて、気づいたら速度制限がかかっていました。
そのときは画像の読み込みもままならず、Zoom会議では音声が途切れ、資料のダウンロードもできず、仕事にならない状況に…。
通信量の把握と管理の大切さを身をもって実感しました。
接続が不安定になることもある
テザリングはとても便利な機能ですが、通信が常に安定しているとは限りません。
利用する場所や周囲の環境、時間帯によっても通信状況は大きく左右されます。
特に住宅街やマンションのように、同じ時間帯に多くの人が通信を行っているような場所では、電波が混雑して接続が不安定になることも。
私も以前、夕方の時間帯にテザリングを使っていて、急に速度が落ちてファイルの送信が止まってしまったことがありました。
安定した通信が求められる作業をするときは、あらかじめ場所や時間を工夫したり、通信テストをしておいたりすると安心ですね。
スマホのバッテリー消費にも要注意
テザリングはスマホにとってかなりの負荷がかかる機能で、バッテリーの消耗が通常よりも早くなります。
気がついたらあっという間にバッテリー残量が減っていて、充電器が手元になかったら本当に焦りますよね。
特に外出先でのテレワーク中などは、スマホの充電が切れると通信もストップしてしまい、仕事の進行に大きな支障が出てしまいます。
私も一度、モバイルバッテリーを忘れて外出した日に、会議の途中でスマホが電源オフになってしまい、大慌てでコンビニに駆け込んだことがあります。
そういったトラブルを防ぐためにも、モバイルバッテリーを常に携帯しておく、スマホを充電しながら使うなどの対策をしておくと安心ですよ。
テザリングでの通信量を抑える方法
パソコン側での自動更新を止める
WindowsやMacでは、ソフトウェアの自動更新やバックグラウンドでの通信が意外と多くの通信量を使っていることがあります。
たとえば、ウイルス対策ソフトの更新や、OSアップデート、アプリのバックグラウンド動作などが知らないうちに通信を行っていることがあるんですね。
こうした更新は1回の容量が大きいことも多く、テザリング中に自動的に動いてしまうと、あっという間に数百MB~数GBが消費されてしまうことも。
仕事中はこれらの自動更新を無効にして、手動で必要なときだけ行うように設定しておくと、通信量の節約につながります。
私も一度、何もしていないのに1GB近く通信していてびっくりしたことがあり、それ以来、パソコン側の更新設定を見直すようになりました。
クラウドストレージの同期設定を見直す
GoogleドライブやDropbox、OneDriveなどのクラウドストレージサービスも、パソコンがインターネットにつながった瞬間に自動で同期を始めてしまうことがあります。
特に、写真や動画、容量の大きいPDFファイルなどが含まれているフォルダを同期対象にしている場合は、1回の同期で何GBもの通信が発生する可能性があるので注意が必要です。
テザリング中は、こうしたクラウドの自動同期は一時的にオフにしておくのが安心です。
私は過去に、大量のスクリーンショットを保存したフォルダが自動同期されていて、数GBが一気に消費されてしまった経験がありました。
それ以来、使用前に必ず同期設定を確認するようにしています。
Wi-Fiに切り替えられる環境を併用しよう
通信量を無駄にしないためには、テザリングとWi-Fiをうまく使い分けるのも大切です。
たとえば、自宅やカフェ、コワーキングスペース、図書館など、無料Wi-Fiが使える場所では、できるだけそちらに切り替えることで通信の節約になります。
特に長時間作業をするときや、大きなデータのやりとりがあるときには、Wi-Fi環境の利用がおすすめです。
私も、自宅ではWi-Fiが安定して使えますが、外出時は近所の図書館をよく利用しています。
静かで集中できるうえに、Wi-Fiも高速で助かっています。
最近では、フリーWi-Fiが使える場所が増えてきているので、事前に調べておくと便利ですね。
テザリング向けのおすすめ格安SIM・プラン紹介
データ無制限・大容量プランが便利
テレワークでテザリングを本格的に活用しようと考えているなら、通信容量に余裕のあるプランを選ぶことがとても大切です。
少しでも通信量が足りなくなると、速度制限がかかってしまい、仕事に支障をきたすこともありますからね。
最近では、月に100GBを超えるような大容量プランを用意している格安SIMも登場しており、テレワークにも十分対応できるようになっています。
なかには、完全に無制限で使えるプランもあるので、ビデオ会議やクラウド作業が中心の人にはとても助かる選択肢です。
私も以前、月30GBのプランでやりくりしていた時期がありましたが、週に何度もZoom会議をするようになってからは全く足りなくなり、結局100GBプランに乗り換えました。
その後は速度制限の心配も減って、精神的にもかなりラクになりましたよ。
テザリング可否は契約前に確認を
意外と見落としがちなのが、「そのSIMがテザリングに対応しているかどうか」という点です。
中には、テザリング機能を制限している格安SIMもあって、せっかく契約したのにテザリングができなかった…なんてトラブルもあるようです。
こういった事態を防ぐには、契約前に公式サイトの注意事項をよく読むことが大切ですし、ネットの掲示板やレビュー記事で実際の利用者の声を確認しておくとより安心です。
私も以前、気になるプランがあって調べたところ、テザリングには非対応と小さく書かれていて助かった経験があります。
念には念を入れて、しっかり調べてから契約するようにしましょう。
実際の利用者の声や口コミも参考に
料金や通信量だけでなく、通信の安定性やサポート体制もSIM選びでは重要なポイントです。
実際に使っている人の口コミは、そういった細かい部分まで教えてくれるのでとても参考になります。
たとえば、「混雑時間でも速度が落ちにくい」「チャットサポートがすぐつながった」など、公式サイトでは分からない実際の使用感がわかるのはありがたいですね。
私もプランを選ぶときには、SNSやレビューサイトをじっくり読み込んで比較しています。
リアルな声を拾うことで、後悔のない選択ができるはずです。
まとめ:テザリングでもテレワークは可能!ただし工夫が必要
通信量の目安を把握して無理なく使おう
どれくらいの通信量がかかるのかをざっくりでも把握しておくと、テザリングを使うときの不安がぐっと減りますよ。
特に、ZoomやTeamsといったビデオ会議は通信量の消費が激しいので、仕事のスタイルに合わせて使い方を工夫するのがポイントです。
たとえば、「毎日2時間だけ会議がある」「週に何回かだけ大容量ファイルを扱う」など、自分の仕事パターンを知っていれば、必要な通信量を見積もるのも難しくありません。
スマホの契約プランを確認して、必要であれば容量を増やしておくのも、安心してテレワークを進めるための大切な準備になります。
リスクと対策を知って快適な在宅勤務を
テザリングは便利な反面、いくつかのリスクもあることを知っておくと、より上手に活用できます。
たとえば、速度制限がかかって作業が中断したり、バッテリー切れで接続が途切れたりする可能性もあるんですね。
でも、そういったリスクにはしっかりとした対策もあります。
通信量を抑えるために、OSやクラウドの自動更新をオフにしたり、なるべくテキスト中心の作業をテザリング時に集中させたりすると、かなり節約になります。
また、SIMプランを定期的に見直して、自分の利用状況に合ったものを選ぶようにすれば、無駄なく使えますよ。
こうした小さな工夫を積み重ねていけば、ストレスの少ないテレワーク環境を自分で整えることができるんです。
無理なく、でもしっかりと準備をして、快適なテザリング活用を目指していきましょう。