じめじめする時期、過ごしにくいですよね。
湿度の高い時期、部屋の中キッチンやクローゼットの中、カビが心配になりませんか?
そういう時に役に立つのが除湿剤です。
便利な除湿剤ですが、きちんとポイントを押さえて使わないと、逆に湿度を上げてしまったり、効果がなかったりします。
ハンガーパイプに吊るすものや、プラスチックケースの中に水が貯まるものなど、いろんな形の除湿剤があります。
今回はプラスチックケースの中に水が貯まるタンクタイプの一番一般的な形のものについて紹介します。
タンクタイプの中身は水分を吸着する塩化カルシウム
開けてすぐ振るとカサカサという白い粉は塩化カルシウムです。
空気中の水分に反応して、溶け、液体になるというもので、それを利用して除湿します。
塩化カルシウムが溶けて水分と一緒に溜まっていますので、溜まっているのはただの水ではありません。
また、再利用もできませんので、排水溝に一緒に流してしまってOKです。
吸収剤といえば、思いつくのが、シリカゲルなどを思い浮かべる方が多いかなと思います。
しかし、シリカゲルですと重さの50%ほどの水分を吸収します。
塩化カルシウムですと、重さの3~4倍の水分を吸収できるんです。
それで、ほぼ水のような姿になってしまうのですが、かなり大量に水分を吸収できます。
使い終わったらすぐに捨てないと逆効果!?
湿気を吸い取って水が溜まった除湿剤、気づかずほったらかしの時も多いと思います。
ほったらかしはNGです。
使用期間が終わったら早く捨ててしまいましょう。
塩化カルシウムは重さの3~4倍も水を吸うので、ほぼ水が溜まっているのと同じです。
使用期間を過ぎておいていると、溜まった水から湿気が出て逆に湿度を上げてしまうことがあります。
除湿したくて置いたのに、逆効果になっては悲しいですよね。
使用期間をきちんと把握し、使い終わったら処分するように気をつけましょう。
タンクタイプは空間の除湿が得意
タンクタイプは、靴箱やキッチン、クローゼットなど空間の除湿が得意です。
おく時は湿度が溜まりそうなところを考えておきましょう。
湿度は上より下に溜まりやすいですし、真ん中の方よりも隅の方に溜まりやすいです。
つまり、除湿剤は除湿したい空間の真ん中より下、中央寄りより隅の方におきましょう!
余談ですがこの法則は消臭剤にも当てはまります!
匂いも下の隅の方に溜まりますので、消臭剤を下に置くとしっかり匂いを吸い取ってくれます。
除湿剤をキッチンに置くならどこに置く?キッチン用って売ってるの?
湿度の高くなりそうな場所といえば水のある場所もあるますよね。
キッチンのシンク下などは、キッチンの中でもおすすめの除湿剤を置く場所です。
シンク下は湿度が高くなりやすいので、カビが生えたり、虫がわいたりしやすいので、対策をしたい場所です。
シンク下にタンクタイプのものを置くと、収納場所がとられてしまうことになります。
おすすめなのはシートタイプの除湿剤です。
調湿シートと呼ばれたりするものですが、下に敷いて上に物を置きます。
物によっては天日干しを定期的にすることで効果が復活しますし、消臭効果が付与されたものもありますので、オススメです!
キッチンは料理をする場所なので、湿気をやっつけて衛生的に保ちたいですね。
除湿剤を部屋に置くならどこがいい?置き方のポイント
除湿剤を部屋に置くのであればどこがいいのでしょうか?
タンクの除湿剤を使うのであれば限られた空間で使うのがオススメです。
例えば、靴箱やクローゼットのような収納です。
このような場所に使うのであれば、湿気の溜まりやすい、真ん中より下の隅に置くのが一番効果的です。
また、タンクタイプの除湿剤にも消臭効果があるものもありますし、タンク型ではない場所をとらないスリムなものもあります。
必要な機能や、収納スペースの問題など、さまざまなことを考慮して選びましょう!
また、収納スペースに物を詰め過ぎても湿度を下げにくくなりますので、詰め込み過ぎは注意が必要です。
衣類や布団など布類の除湿をしたい場合は、専用の除湿剤があります。
布類専用の除湿剤は間に挟んで使うものが多いので、使用方法をよく読んで使いましょう!
では、部屋全体を除湿したい場合はどうしたらいいのでしょうか?
部屋全体を除湿するのは除湿剤には荷が重いので、エアコンの除湿運転や除湿器を使うのがオススメです。
除湿剤は何個置のが効果的?たくさん置けば効果倍増!?く
除湿剤は置けば置くほど効果が出るのでしょうか?
クローゼットの中など湿気も心配なので、しっかり除湿したいですよね。
除湿剤はたくさん置けば、それだけ効果が増えたりするのでしょうか?
広い部屋もたくさんの除湿剤を置けば、効果があるのでしょうか?
結論から言うと「除湿剤は決まった数を置くのが一番」です。
除湿剤をたくさん置いても
「とても効果が高くなる」
「カッサカサに乾燥させられる!」
ということはありません。
また広い部屋は空気の動きが多いので、除湿剤では効果があまり期待できないかも知れません。
置き型の除湿剤は狭い比較的閉じた空間を除湿するのに向いています。
例えばリビングや寝室の除湿をしたい場合は、除湿剤を増やしても効果はありません。
部屋の除湿は除湿器やエアコンの除湿運転が効果的です!
自身の除湿したい部屋などの条件に合わせて、除湿方法を選びましょう。
一方でたくさん置いた方がいい場合もあります。
たくさん置く方が効果的な場合は、広いクローゼットで1~2畳用の除湿剤では少し足りないときです。
左右の隅に置いたり、場所を分散させてして役割分担してもらうといいですね。
除湿剤を置く場所は上より下がよかったですよね。
なので、上下で分けておくより、入口から離して置く側で左右に分けるのが効率的なんです。
除湿剤の置き場所は?のまとめ
今回は除湿剤の使い方をご紹介しました。
湿度は気になるけど、タンクタイプの除湿剤は逆効果だよと聞いたこともあり不安に思っていました。
きちんと使用期間を守り交換すればきちんと除湿できるので安心ですね。
梅雨は余計に湿度が気になりますが、家の間取りによっては年中湿度が溜まりやすい場所もあります。
カビたりダニがついたりしないように、清潔にしてしまうのはもちろん。
除湿剤や調湿マットなど、場所にあった物を使って効率的に対策しましょう!