ゴミの分別は環境に悪いというタイトルを見てびっくりする人も多いことでしょう。
誰がどう見たって環境にいいことをしているじゃないか!って思いますよね。
ゴミをでたまま全部燃やしたら、埋め立てるゴミが増える一方。
だから分別してリサイクルしてまた違う商品にして売れば、埋め立てるゴミは減る、という流れです。
ここでいう環境に悪いっていうのは、まったく別な視点のものでした。
ゴミを回収するトラックの排気ガスが環境に悪い?!
たぶんゴミの分別に対して、その後についてはあまり考えませんよね。
ゴミ捨て場にもっていって、それぞれの袋とかカゴとかに分けて入れて、自分の役目は終了。
その分別されたゴミはどうなっているかというと、それぞれの回収業者がトラックで引き取りにきています。
- ペットボトルの業者
- 缶の業者
- 新聞・紙の業者
- 不燃物の業者
- 瓶の業者
これらの業者がゴミ捨て場をぐるぐるトラックで回ります。
トラックが走るということは、排気ガスを出すということで、二酸化炭素が増える・・・温暖化になる、だから環境に悪いということのようです。
ゴミを分別しないで全部ひとまとめで出すのと、分別して分けるけどトラックの排気ガスが環境に悪いというのと、どっちがいいっていうのは難しい話ですね。
地球にとっては、ゴミを出す人間自体が邪魔かもしれませんが・・・
ゴミの分別の問題点は?プラスチックは本当にリサイクルしている!?
ゴミの分別というのは、自治体によってきめられていますよね。
なので、本当に雑な分別しかしていない地域と、ここまでするの?っていうくらい細かく分けている地域とあります。
だけど、こんなに一生懸命分別していたのに、実際には全部燃やしていたというのを知ったら頭にきますね。
瓶とか缶とかは燃えないから、分別しないととは思うけれど、プラスチックゴミって燃やせば燃えるわけで。
だけどダイオキシンが有害などという話から
「ちゃんと洗って乾かして出してね」
「リサイクルするからね」
って言われて頑張ってますよ、みなさん。
昔はそうだったかもしれないけれど、今はダイオキシンをほぼださないように高温処理できる焼却場ができています。
自宅の庭でプラスチックを燃やしたら、真っ黒い煙が出て、くさーい臭いが充満しますね。
それ、ダイオキシン出まくってます。
これは燃える温度が低いからです。
普通に燃やすとそうなっちゃいますが、高温処理できる焼却場なら、ダイオキシンが出る前に燃え尽きるので、環境に問題はありません。
プラスチック製品が出始めて、それを燃やしたらダイオキシン出るという流れからリサイクルという方向性に行きました。
ですが、ダイオキシンが出ない方法が見つかったなら全部燃やせばいいのにという専門家の意見も多く出るようになってきました。
ゴミの分別の効果を解説!ゴミの量を減らすために個人できることは?
ゴミの分別というのも、いうのは簡単ですが、けっこう手間ですよね。
だけど、好きなだけゴミを出し続けたら、埋め立てる場所がなくなるのもほんとです。
プラスチックを燃やしても、きれいになくなるならいいけど、燃えかすはでるのでそれはやっぱり埋立地に行くわけで。
地球上でゴミを出すのは人間だけ?!
地球上でゴミを出すのは人間だけだといいますよね。
他の生物は服も着ないし食器も使わない、自然界のものをそのまま食べるだけだもの。
人間は清潔さとかおしゃれとか便利さとか、そっちを優先したために、どんどんゴミが増えていきました。
ペットボトルがない時代、私の子供の頃はあっても瓶のジュース。
それは回収されて洗って、またジュースを詰めて店頭に並ぶ、という製造工程なので、ゴミはでません。
あとは水筒のみ。
ペットボトルが発売されて、いつでもどこでも手軽の飲める、軽くて便利、飲みかけも蓋をして持ち歩ける、などいいことづくめのはずだった商品です。
その便利さと引き換えに大量のゴミが出るようになり、環境破壊で国際問題にまでなっています。
これらを一気になくしたら、不便と感じることもありますが、企業が倒産しまくるのでそんなことはできません。
だけどどんどん増える一方というのもまた問題です。
ゴミをゼロにすることは不可能に近いですが、日々の暮らしの中で使い捨てするものを減らすなどの工夫も大事ですね。
ゴミの量を減らすためにできること①ペットボトルをやめて水筒を使う
ペットボトルをダース買いして、毎日会社にもっていくというのを、水筒を買って持参するようにすれば、かなり減らせます。
考えるだけでめんどくさいと感じる人もいるかもしれませんが、そのひと手間が地球を救うと考えればどうですか?
水筒にティーパックを入れて水を入れておけば、会社につくころにはお茶が出来上がってます。
やってみるとそんなに大変じゃないですよ。
最近は、あらゆるサイズの水筒が出ていて、色もデザインも豊富にあります。
メーカーが大量に売り出すということは、売れるということなわけで、みんながこのゴミ問題に関心がでてきたということなのかなと思っています。
ゴミの量を減らすためにできること②プラスチックケースではなくガラスや陶器のタッパーを使う
ジップロックとかもプラスチックのケースですが、一度使うともうゴミです。
それより、ガラスや陶器のタッパーをいくつか買って、それに保存するなどすればプラスチックゴミも減ります。
ゴミの量を減らすためにできること③リサイクルショップなどを利用する
着られなくなった服や使わない家具などもすぐにゴミに出さないで、
- リサイクルショップにもっていく
- オークションや中古販売サイトなどに出す
ゴミの分別はめんどくさい!分別が楽になるお助けアイテムを紹介
とは言え、ゴミの分別ってめんどくさく感じることもありますよね。
私は、瓶についているプラスチック製のフタが上手く取れなかった時など、めんどうくさく感じてしまいます。
そんな時、分別が楽になるのがこの万能はさみです!
「万能分別はさみ」について詳しく見てみる
ガス抜きもできるようにと、尖った部分があるので、その部分を使って瓶の取り損ねたキャップをはずすことができます。
他にも、私が最近便利だなと感じたアイテムは、中央開きのゴミ箱です。
お母さんが新しくゴミ箱を買ったようで、私の実家にこういった感じのゴミ箱がありました。
「フタ付きゴミ箱 ソロウ ペダルオープンツイン」について詳しく見てみる
ペダルで開閉できるので、両手がふさがっていてもゴミ箱の開閉が出来て楽だなと感じました。
キャスターも付いてるので、動かすのも楽ちんです!
ただ、パッキンがついているものではないので、生ゴミなど捨てるのは、臭いなどの点から向いてないかもしれません。
実家でも容器梱包プラスチックの分別用ゴミ箱になっていました。
また、ゴミ箱をゴミ袋ホルダーにすれば、かけた袋を横からでも取ることが出来ますよ。
「分別ゴミ袋ホルダー」について詳しく見てみる
ゴミがいっぱい詰まった袋をゴミ箱から取り出すのって、取り出しにくかったりしませんか?
そう感じることが多いのであれば、横からスルっと袋を取ることが出来るので、ゴミ捨てが楽になります。
少し気になるところは、袋が透明だと捨てた中身が見えちゃうところですね。
缶やペットボトルならそれほど気にならないと思います。
そういえば、お父さんはこんな感じの便利グッズを使ってました。
「八千代工業 吸いまっせ!吸引型ペットボトルつぶし器」を詳しく見てみる
かさばるペットボトルを小さく出来るお助けアイテムです。
圧縮出来るので、ゴミ袋の消費を減らすことができます。
ただし、地域によってはペットボトルはつぶさないでくださいというところもあるので、各自治体のゴミ出し方法に従ってくださいね。
ゴミの分別は環境に悪い!?のまとめ
ゴミ問題や温室効果ガスでの環境破壊の問題は今度もずっと続くだろうとは思います。
住民は自治体の言われた通りに分別して、出すしか道はありませんが、それ以外にも自分たちでゴミを減らす努力もしないといけません。
手始めに、マイ水筒いかがですか?
うちには小さいのから大きいのまで各種揃っています。
水筒のいいところは、冷たいものがずっと冷たいというところです。
ペットボトルはぬるくなりますし、まずくて残してポイ捨てしているのをよくみかけます。
せめて持ち帰って中身を捨てて、ゴミ箱に捨ててほしいものです・・・