夏といえば、海水浴や花火、人によっては甲子園という場合もあるでしょうか。
その中でも、絶対に外すことができない一大イベント!そう、夏祭りですね。
いろんな屋台で食べ歩きをするのもいいですが、「これをやらなきゃ夏祭りじゃねぇ!」ということありませんか?
はい、これこそ夏祭り!というもの。
それは「金魚すくい」です!
もろくて破けやすいポイを片手に、そのポイを上手に使わないと簡単にはすくえない金魚をすくえた時!
ついつい顔がニヤけちゃった、なんてことはないですか?でも上手くすくうには色々とコツがあり、なかなかそう簡単にはいかないものですけどね。
さて、重要なのはここからです。
幸運にも金魚をすくえたとして。そのあとの金魚さんはどうしますか?まさか捨てたりなんかしませんよね…?
魚と言えど生命(いのち)です。すくったからには、最後まで面倒見てあげてください!
というわけで、今回はお祭りの金魚すくいですくった金魚の飼い方をご紹介したいと思います。
これからご紹介するコツを知っているか知らないかで、せっかく連れて帰った金魚の寿命が、全然違ってきちゃいますよ^^b
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金魚が長生きするとかどんな都市伝説?飼い方次第では長生きする金魚
お祭りで持って帰った金魚って「すぐに死んじゃう」とか「飼ってもすぐポックリ逝くから飼いたくない」って思ってる人、多いんじゃないでしょうか。
実際に、金魚すくいの屋台の水槽では
- お祭りに来ているたくさんの人の目にさらされて
- いろんな人からポイで追い掛け回されて
- そして短時間といえど、すくわれて水の外に出されたことにより軽い窒息状態
ましてや小さい子供だと、金魚の入った袋を振り回したりしてさらにストレスをかけてしまいますもんね。
これじゃ、短命と呼ばれるのもうなづけますね。
でも実際には金魚の寿命って以外と長い
金魚の平均寿命は10~15年ですが、しかし、実際に40年ほど生きたという長寿金魚がいたという事例もあるんですね。
なので、お祭りから連れて帰った金魚だって、ストレスなく上手に飼い続ければ、長生き間違いないです。
それでは実際にどんな風に飼えば、お祭りで弱りきった金魚を長生きさせることができるんでしょうか?
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長生き必須の金魚の飼い方とメンテナンス・注意点
まずは金魚を持ち帰るために、当然ですが「金魚すくいの屋台」へ向かいましょう。
そして、金魚をすくいます。すくった金魚はできるだけ慎重に、金魚に負担がかからないよう持ち帰りましょう。
金魚の入った袋を振り回すなんてことは、絶対にダメですよ!
金魚が無事お家にたどり着いたら
家に持ち帰ったら、金魚ばちに金魚をお引越しさせるのですが、金魚がじーっとしたまま全く動かないということがあります。
しかし、慌ててはいけません。
持ち帰られてた時の金魚は、少なからず目を回しているんですよね。ですのでじっとしている時は、余計なちょっかいは出さないであげてくださいね。
金魚はなぜストレスで弱ってしまう?
なぜ、ストレスで死ぬのかというと…
金魚はストレスが溜まると「コルチゾール」というホルモンが体内に増えてしまいます。
このホルモンが増えてしまうと、血糖値が上昇し白血球が急激に減少してしまうという変化が金魚の中で起きてしまうんですね。
これにより、それまでは白血球によって抑えられていた「身体の表面についていた寄生虫やバクテリア」が、これまた急激に増加します。
金魚は、そうなってしまうと、それらの寄生虫やバクテリアを取り除こうと全身から粘液を出すんです。
人間でいう「汗」みたいなものでしょうか。
結果として、粘液がエラをも覆いかぶさり、呼吸がしづらくなってしまいます。
そしてだんだんと弱っていってしまい、最後には死んでしまうということです。
金魚は持ち帰ったらすぐにメンテナンスが必要!
ということで持ち帰ったら、まずは金魚さんのメンテナンスタイム「通称トリートメント」を行うのです!
金魚のトリートメントとは、塩分を含んだ水の中で一定期間金魚を養成することです。
「えっ?金魚って塩水でも生きられるの?」って不安になりますよね。
でも大丈夫です。
逆に真水の中では、金魚は体の中に入ってくる水を外に出すため、常にエネルギーを使っています。
しかし、塩分を含んだ水の中(塩分濃度0.5%が理想)では、金魚の出す体液濃度に近いので体の中に入ってくる水が少なくすることができるので、その分エネルギーを体力回復に使うことができます。
さらに、塩水はバクテリアや寄生虫が生きにくい環境です。これにより、水の中の金魚の敵が増えなくなります。
金魚の養生に必要なメンテナンス期間が約2週間
まさに金魚のためのメディカルマシン。その環境を作ってあげるんですよね。
なお、このメディカルマシンに金魚を浸ってもらう期間は14日間です。
ここで注意なのが、最初の3日間は金魚さんには断食してもらわなければならないこと。
金魚はエサを消化するのにもエネルギーを消費するので、エサをあげると体の回復にエネルギーがいかなくなるということですね。
人間だって高熱で弱っているときには、何も食べれませんよね?それと同じです。
金魚のトリートメントの方法
では、そんな金魚の養生のためのトリートメントの方法について見ていきましょう。
- 水を入れる入れ物(バケツや水槽など)
- 塩
- 水道水
- 中和剤
- 市販の金魚のエサ
(2)塩分濃度が0.5%になるように容器に塩を入れ、よくかき混ぜましょう。
(3)水温が冷たすぎないよう調整を繰り返し、金魚を投入します。
(4)3日間の断食後、エサを少しずつ与えていきます。水が汚れた時は、新しい塩水に水換えしましょう。以上です
金魚をお祭りですくったけど飼い方は?のまとめ
金魚にも、ストレスを感じるようなことがあるんですね。
あんな人ごみの中のお祭りの屋台でもてあそばれて、あげくには捨てられるなんてかわいそうです。
金魚すくいですくったあなたこそが、金魚の救世主!ぜひその後も、大切に長生きさせてあげてくださいね。
とにかく最初のストレスケアがポイントですよ!