日本には、現在様々な働き方がありますよね。
- お父さんは正社員
- お母さんはパート
- お姉ちゃんはアルバイト
- お兄ちゃんは契約社員
- 自分は派遣社員
お給与の高い低いだとか、時間の融通のしやすさに違いがあるのは理解しているものの、結局のところ何が具体的に違うのか。
そんな違いを明確に答えられる人って、案外少ないのではないでしょうか?
そもそも、社員とパートの違いって具体的には何なんでしょうね?
今回はこの2つの違いについて、働く前に知っておくべきことを、わかりやすくお伝えしていきますね。
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社員とパートの具体的な違いとは?
一口に社員と言っても、最近では
- 正社員
- 契約社員
- 派遣社員
などがあって、パートもアルバイトという言い方で、パートとアルバイトほぼ同じ意味で使われるようになっている場合があります。
雇用形態も多様化していっており、どんどん境界線があいまいになりつつありますが、明確に示せるように整理していきますね。
だいたい決まった時間を長期間にわたって働くスタイルで、給料も
- 勤務年数などによって昇給があったり
- 賞与があったり
と、良い雇用条件が多いです。
ただその分、残業をしたり、仕事面での責任面も大きくなります。
期間が決められているだけで、週40時間以上や、仕事においての責任など、比較的正社員に近いもしくは同じ場合が多いですね。
正社員になる前の段階で使われたり、試用期間にも使われることのある雇用形態になります。
まず、派遣元が存在し派遣先があります。仕事内容はその派遣先に準ずる形で、派遣元に雇われて仕事をするスタイルです。
なので、勤務形態も週40時間以上もあれば、それ以内も存在します。
また契約期間も有期の場合が多く、昨今この雇用形態は法整備されてきていて、少しずつですが働く人にとって不遇にならないようになってきています。
言葉の通り、無期有期ともにあり、時間が週20時間以上や以内など、比較的自由に結べる雇用形態です。
アルバイトとは別だったり、場合によっては一緒の意味で使われる場合とが、あり区別が難しいです。
パートとの差別化をする所としないところとありますが、この雇用形態も、無期有期、時間も1時間からあったりします。
パートよりも、さらに砕けた雇用の結び方で使用されることが多いですね。
本来はアルバイトも、パートタイムの中に含まれます。
有給休暇と社会保険はどうなの?
最近では有給休暇についても「雇用後6か月間で出勤率が8割以上の場合、10日間の年次有給休暇を与えるのが、雇用者の義務」という義務化が進んできています。
でも「有給休暇という制度はあっても、実際には使えない」、なんてことも以前はありましたが、ここ最近では有給休暇を使うことを推奨する会社が多くなってきているように思います。
社会保険はどうなの?
社会保険ついては、正社員は義務となっています。
また契約社員やパート・アルバイトも
- 正社員の3/4以上の勤務時間を働いている
- 1か月の勤務日数が正社員の3/4以上
- 契約期間が2か月以上
これらの条件を満たすような場合については、契約社員やパート、アルバイトでも加入が義務付けられています。
そういった風に、労働環境の整備がどんどん進んでいっております。
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どんどん働く環境が整備されてきている派遣社員
先に触れたように、派遣社員についても労働者派遣法の整備が進んだので、きちんと規定され、違法や不遇は認められないように変わりました。
私が特に大きいと思う部分をまとめてみました。

- 本人の希望により、期間の定めのある雇用(有期雇用)から、期間の定めがない無期の雇用(無期雇用)の転換が進められるようになること。
- 有期雇用の派遣労働者(雇用期間が通算1年以上)の希望に応じ、無期雇用へ転換する機会を提供すること。
- 紹介予定派遣の対象とすることで、派遣先での直接雇用を推進すること。
- 無期雇用への転換を推進するよう、教育訓練実施や別の措置をとることが、派遣会社の努力義務となった
- 労働契約申込みみなし制度が制定され、違法派遣と知っていながら、派遣先が派遣労働者を受け入れている場合。そういった違法状態が発生した時点で、派遣先が派遣労働者に対して、労働契約の申し込みしたものと、みなされるようになったことです。
派遣を派遣のまま、悪い言い方をすれば「いいように使う」といったことができないように、法改正されました。
まだ努力義務部分もありますが、今後は更に変わっていくのではないかと思います。
社員とパートの違いのまとめ
労働基準は、刻一刻と変わってきています。
私たちは「何も知らずに働く」のではなく、それを知るように努力し、行使できる状態に備えておくことが大事だと思います。
自分の立場、権利をしっかり理解し「自分が働き方に何を求めるのか?」今一度、しっかり考えて見る時間を持つのも、いいかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。