夏の果実、「桃」。
さらっとした陶器のような肌の中には柔らかい果肉が、溢れんばかりの果汁とともに詰まっています。
そんなみずみずしい果物「桃」は夏にぴったりで、私たちの乾いた喉を潤し、贅沢な甘みを楽しませてくれますよね。
しかも桃は低カロリーで食物繊維やビタミンEなど栄養がたっぷり。
小さなお子様からお年寄りまで、古くから親しまれています。
桃の産地と言えば山梨県・福島県・長野県などが有名で、なんと山梨県においては全国の桃の生産量の33パーセントを占めています!
時期になるとスーパーや八百屋などで売られている桃ですが、なかなかお値段が張ったりしますよね。
そんな桃をせっかく購入したら、あますことなく堪能したい!
傷ませることなく保存したい!ですよね。
今回は桃の切り方や変色しない方法、保存に適した方法などをお伝えしていきます。
桃の切り方 熟した桃はこう切ればOK!
桃を切ったことがある方はご存知だと思いますが、桃には種があります。
その種の周りに果肉がくっついてしまい、うまく切れなかったりして諦めてしまった方もいるのではないでしょうか。
桃の正しい切り方はこうです!
②桃に包丁を入れ、種に到達したらそのまま種に沿ってぐるりと一周、切り込みを入れる。
③手でひねりながら桃を切り離す。
④片方に種がつき、片方は種が取れた状態で半分割になる。
⑤種が付いているほうは皮側から2か所、くし型に切れ目を入れて三等分にする。
⑥種を取り除く。種のないほうもくし形にカットして三等分に切り分ける。
⑦最後に皮を剥いていく。
まずは包丁を入れてふたつに分けるところが重要のようです。
最終的には、りんごをカットしたときのような形になります。
皮を最後に剥く、というのには驚いた方も多いのではないでしょうか?
先に丸ごと剥こうとすると、桃の実が柔らかくてうまく出来なかったりしますよね。
そして切り終わった桃は、水と砂糖を1:1にしたシロップに漬けると変色を防ぐことができます。
桃はすぐに変色してしまうので、この方法は手軽で助かります。
熟した桃は切りづらい場合があるので、食べる2~3時間前から冷蔵庫に入れて冷やしておくと良いですよ。
桃の保存にとっておき!美味しいコンポートの作り方!
さて、桃の切り方をご紹介しましたが、今度は
- 「安かったからたくさん買った」
- 「何日もかけて桃を堪能したい」
- 「買ったのはいいけど、全部食べ切れない」
「コンポートって何?」という方は、桃の缶詰を思い浮かべてみてください。
甘いシロップに漬かっていて、果肉は変色もなく柔らかで美味しいですよね。
そんなコンポートが、実は簡単におうちでも作れるんです。
コンポートにしておけば、あとからゼリーなどにして楽しむことも出来ます。
桃のコンポートに必要な材料
桃のコンポートを作るのに必要な材料は、
- 桃
- レモン汁
- 水
- 砂糖
なんだか、とっても気軽に出来そうな気がしてきましたよね?
桃のコンポートの作り方
これが本当に簡単で驚きました。
今回は桃が2~3個の場合の分量でご説明します。
レモン汁は大さじ2、水500CC、砂糖150グラムです。
順序としては
②先ほどご紹介した要領でカットした桃を投入
③桃を投入したらレモン汁を加え、アクが出たらそっと取り除く
④沸騰したら火を止め、冷めるまでそのまま鍋に置いておく
⑤冷めたらタッパーなどに入れて、冷蔵庫で保存
もっとこだわりたい方は、白ワインを加えるなんて方法もありますよ。
桃のおいしい切り方のまとめ
せっかく手に入れた桃を傷ませないために、是非一度コンポートに挑戦してみて下さいね。
そのまま食べるもよし、ヨーグルトやアイスに添えても美味しいです。
凍らせて、ミキサーにかけてシェイクにすることも出来ちゃいますよ。
また、お店で売られているような完熟桃ではなく、最近ではインターネットなどで
産地直送の美味しい桃を買われる方も多いのではないでしょうか?
でも、そういう桃ってまだ熟していないので、追熟させる必要があるんですよね。
そんな桃の追熟の方法については「桃を追熟する方法!追熟待ちの桃を上手に塾させて極上の桃にするには?」に詳しく書いてますので、ぜひ参考にされてみてくださいね。