お通夜に参列する時に、受付をしてから中に入りますよね。
その時受付の方に対し、どのような挨拶をすべきなのか分からないという方も多いと思います。
まずは受付に着いたら、お悔やみの言葉話を述べて挨拶をしましょう。
「この度はご愁傷様でございます」
「心よりお悔やみ申し上げます」
という言葉が一般的とされています。
また、「この度は」のみ小さな声はっきり言い、後の言葉はトーンを落として濁しても問題ありません。
更に故人の家族と親しい間柄でないのならば、黙礼のみで構わないと言われています。
また、お通夜だけではなく葬儀の場において、「重ね重ね」「たびたび」「また」などの重ね言葉を使うのはタブーです。
普段そこまで使う言葉ではないですが、会話の際には気をつけるように心掛けましょう。
お通夜で受付係に香典を渡すとき何と言って渡せばいい?
では次に、香典の渡し方について詳しく見ていきます。
香典の渡し方にはタイミングやマナーがあるので、恥ずかしい思いをしないようにしっかり予習しておくと安心ですね!
香典を渡すタイミングやマナー!覚えておきたいポイントとは
香典を渡すタイミングは、挨拶が終わった後すぐに渡すのがベストです。
「御霊前にお供えください」と伝えて渡しましょう。
香典はふくさに包んで持っていくのがマナーですが、ふくさから香典を取り出すのは受付で香典を渡す時です。
受付待ちをしている時にふくさから香典を取り出して、手に持ったまま受付待ちをするのはNGと覚えておきましょう。
正しい手順としては受付を済ました後、ふくさから香典を取り出します。
更にふくさを手早く折りたたみ、一旦香典を自分の向きになるように置きます。
最後に香典を180度右回転させ、受付の方に向かうようにして渡してくださいね。
お通夜で香典返しを受け取るとき!言葉は何というのが正しいの?
お通夜の後、香典返しを頂く事もあると思います。
その時になんと言えば正解なのか、ご存知でしょうか?
正解は、
- 目上の方であれば「恐れ入ります」
- 目下の方であれば「ご丁寧に」
言ってしまいがちなのが「ありがとうございます」というお礼の言葉です。
しかし「ありがとうございます」と伝えると、「(亡くなってくれて)ありがとうございます」と解釈されてしまう事もあるのです。
また、お通夜の後式場を出る時に、出てくる順で渡される事もあります。
そのような場合は無理に言葉を交わさず、黙って一礼するだけで大丈夫です。
後から香典返しが送られてきた場合の対応!お礼や返事はすべきなの?
お通夜の際に香典返しがなく、四十九日の法要が終わった後に香典返しが送られてくる事もあります。
そのような場合は、お礼や返事をする必要はありません。
四十九日の法要が終わった後に送られてくる香典返しは、
「頂戴した御香典により、故人の法要を無事にすませることができました」
という報告という意味もあります。
ですので、香典返しのお礼や返事をする事は、お礼にお礼を重ねてしまって失礼に当たると言われているのです。
更に四十九日の法要を終え、心の整理や区切りをつけるという遺族の方も多いです。
そのような中、香典返しの件についてお礼や返事をするとなると、不幸が長引いてしまうと捉えられる場合もあるのです。
遺族の方の心の整理や区切りを邪魔しない為にも、香典返しのお礼や返事はいらないと覚えておきましょう。
お通夜での受付係への挨拶は?のまとめ
お通夜に参列する時に受付の人に挨拶をする時は、
- 「この度はご愁傷様でございます」
- 「心よりお悔やみ申し上げます」
と言うようにしましょう。
故人の家族と親しくない場合は黙礼のみで構いませんし、「この度は」のみはっきりいい、後は濁して言っても問題ありません。
また、香典を渡すのは受付を済ませた後すぐに渡すのが適切なタイミングです。
「御霊前にお供えください」と一言付け加え、受付の方に渡してくださいね。
お通夜の後に香典返しを頂く事も多くなってきました。
目上の方であれば「恐れ入ります」、目下の方であれば「ご丁寧に」と伝えるのが正解です。
お通夜の後式場を出る時に、出てくる順で渡される場合は、黙礼のみで大丈夫です。
ご紹介した内容を抑えておけば、お通夜や告別式のときの受付で挙動不審になってしまうこともなくなりますよ。
そして、お通夜やお葬式が終わったあと、日常で会うことがあったとき。
大切な人を亡くされた友人や知り合いに対して、なんと言葉をかけたらいいのか、考えてしまいますよね。
の記事には、そんな「大切な方を亡くされた友人や知り合いの方にどう声掛けすればいいのか?」ということについて、詳しくまとめています。
あとから
「あんなこと言わなきゃよかった…」
「もっと気の利いた言葉、なかったんやろうか?」
なんてことにならないように、参考にされてくださいね。