大切な愛車にイタズラされたら、とっても残念な気持ちになりますよね。
イタズラされた時その車が車両保険に加入していると、保険金が支払われ、修理費などが補償されます。
車両保険では他にも、車が盗難にあった時や、台風など自然災害で車が壊れた時なども保険金が支払われます。
車両保険には、一般タイプと限定タイプ(エコノミータイプ)がありますが、イタズラの場合にはどちらのタイプでも補償の対象となります。
では、イタズラされた時の車両保険の補償の手続きについてご紹介いたします。
■手順1.警察に相談
「車へのイタズラ」と聞くと、なんだか軽く感じてしまいますが、列記とした「犯罪」です!
なので、すぐに警察に届けましょう。
被害届を出して、イタズラされた時の状況を警察に伝えておきましょう。
■手順2.加入している保険会社に連絡
イタズラの場合は、自分で車に傷をつけて「イタズラされた」という不正の可能性も考えられます。
事実を確かめるために、保険会社の調査が入ります。
調査では、
①本人から事故状況を詳しく聞き取り
②周辺の車の被害状況を調査
③被害者(イタズラされた車の所有者)の過去の事故歴の確認
④保険請求履歴・保険加入期間の確認
を行います。
通常の事故よりも詳しく調べられるそうです。
警察に伝えたのと同じ様に、保険会社にも事故状況を説明しましょう。
調査の結果、保険金を支払っても問題ないと判断されると、保険金が支払われます。
また、車両保険の請求には期限があります。「イタズラが発生した日の翌日から3年間」です。
この請求期限を過ぎてしまうと、保険金を受け取ることができないので注意しましょう。
イタズラされてすぐに連絡しないと、その時の状況を忘れてしまうこともあり、その後の調査が難しくなります。
それに、
- イタズラなのか
- 車で走っていて自然についた傷なのか
なので、イタズラされたことに気が付いたら、なるべく早く警察と保険会社に連絡するとよいでしょう。
車にイタズラされたら被害届を出すべき?弁償はしてもらえる?
上記したように、車へのイタズラは犯罪です。
必ず警察に相談して、被害届を出しましょう。
ほんの少しの傷だし、警察へ行って色々事情を話すのは面倒だ、と思う気持ちもわかります。
しかし、他の車も同じような被害にあわないためにも、ぜひ警察へ届け出てください。
後になって、イタズラした犯人が捕まったら、損害賠償を請求することもできます。
警察へ届け出る場合は、可能ならばイタズラされた時の周辺の状況などを写真に撮っておくとよいと思います。
場所や日時、周辺環境を写真でも残しておくと、警察に説明しやすくなります。
また、保険会社の調査でもその記録は使うことができますよ。
車をイタズラされてしまった際の修理費用は保険がきく?自己負担?
保険会社の調査の結果、保険金が支払われる場合は、修理費用にあてることができます。
ただし、このとき注意が必要です。
保険を使うと、翌年から保険が1等級ダウン事故となり、保険料が値上がりになります。
もし修理費用の方が保険料の値上がりよりも大きいなら、保険を使う方がよいでしょう。
逆に、修理費用が少額の場合は、自己負担で行う方がお金の負担が少なくなるかもしれません。
1等級ダウン事故の値上がりがどの程度になるかは、保険会社や代理店でシミュレーションをしてもらうとよいでしょう。
車にイタズラされたときの保険調査まとめ
車にイタズラをされたら、慌てずに警察と保険会社に連絡しましょう。
後々役に立つ可能性もあるので、その場の写真を撮って記録しておきましょう。
イタズラされてとても気分が落ち込んでいると思いますが、後のことを考えて、その時にできることはなるべく早くやってみてくださいね。