「通帳が破れちゃった！」なんてこと、意外とあるんですよね。
特に長く使っている通帳だと、角がボロボロになったり、紙が薄くなって破れやすくなったりすることが少なくありません。
うっかり破ってしまったり、カバンの中で折れ曲がって破損してしまったりすることもあります。
破れた通帳をそのまま使い続けていると、ATMでの読み取りがうまくいかなくなったり、ATMの機械内で引っかかってしまったりする可能性が高くなります。
特に、破れた部分が通帳の磁気ストライプ部分に影響を及ぼしている場合は要注意です。
読み取りエラーが起きてしまい、操作が途中で中断されることや、通帳が機械内部に引っかかって出てこなくなるといったトラブルも起こりかねません。
そうなってしまうと、銀行の窓口での対応が必要になり、余計な時間や手間がかかってしまいます。
通帳はお金に関わる大事なものですから、できるだけ早めに対処することが重要です。
この記事では、通帳が破れたときにすべき正しい対処法と、再発行の流れについて詳しく分かりやすくご紹介していきます。
破れた通帳を安全に新しいものに交換するためのポイントをしっかり確認しておきましょう。
通帳が破れたときに確認すべきポイント【まずは落ち着いて】
通帳が破れてしまったときって、どうしても焦ってしまいますよね。
でも、まずは落ち着いて状況を確認することが大切です。
特に注意したいのは、破れた部分が「磁気ストライプ」に影響していないかどうか。
磁気ストライプがダメになっていると、ATMでの読み取りがうまくいかないことがあるんです。
磁気ストライプが読み取り不能になってしまうと、ATMでの取引が途中でエラーになってしまうことがあります。
その結果、お金の引き出しや入金が正常に行えないだけでなく、通帳が機械の中で引っかかって出てこなくなる可能性もあります。
そうなると、銀行窓口に行って対応してもらう必要があり、余計な手間と時間がかかってしまうことになります。
通帳の破れが小さい場合でも、放っておくとどんどん悪化してしまうことも。
破れた部分が広がったり、印字された内容が読めなくなったりすることもあります。
特にATMで通帳を使用する際に引っかかって出てこなくなると、銀行窓口での手続きが必要になってしまうので要注意です。
さらに、破れた状態で保管していると、湿気やホコリによって通帳が劣化しやすくなり、紙が薄くなることで破損が広がる恐れもあります。
通帳が大事な書類であることを考えると、早めに対処することが重要です。
通帳が破れた場合の具体的な対処法【すぐにできること】
通帳が破れたときには、2つの対処法があります。
自分に合った方法を選んで、早めに対応しましょう。
特に日常生活で使用頻度が高い通帳ほど破損するリスクが高いため、状況に応じた適切な対策を取ることが大切です。
通帳繰り越しで新しい通帳に交換する方法【手数料無料】
通帳が破れた場合、もっとも簡単で手軽な方法が「通帳繰り越し」です。
これは、破れた通帳を銀行に持っていき、未記帳分を記帳してもらったあとに新しい通帳へと繰り越す作業を行うものです。
この方法なら、基本的に手数料はかからないので非常にお得です。
窓口に通帳を提出するだけで手続きは完了することが多く、特に磁気ストライプ部分に問題がない場合は、この方法が一番楽でおすすめです。
繰り越し手続き自体も非常にシンプルで、窓口での対応時間も短いため、忙しい方にとっては負担になりにくいでしょう。
また、銀行によっては通帳の繰り越しを自動化している場合もあり、さらにスムーズに手続きが完了することもあります。
ただし、通帳の破損具合によっては、繰り越しができないケースも考えられるため、事前に銀行へ相談しておくと安心です。
例えば、通帳の表紙部分だけでなく、内部の重要なページが破れてしまっている場合や、磁気ストライプが損傷している場合は、繰り越しがうまくいかないこともあります。
その際は、他の対処方法を検討する必要があるでしょう。
通帳を再発行する方法【手数料が必要な場合】
通帳が大きく破れてしまったり、もう修復不可能な状態になってしまった場合は、やむを得ず「再発行」の手続きを行う必要があります。
特に紙の劣化が激しい場合や、破損箇所が広範囲に及んでいる場合は、新しい通帳へと切り替えることが安全で確実です。
再発行の場合は、多くの銀行で1,000円程度の手数料（消費税別）がかかることが一般的です。
しかし、手数料については銀行によって異なることがあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
再発行時に必要なものは以下の通りです。
- キャッシュカード（多くの銀行では本人確認として必要となります）
- 本人確認書類（運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど、顔写真付きの証明書が推奨されます。）
- 取引印鑑（口座開設時に登録した印鑑が必要です）
- 再発行手数料（現金で支払うケースが多いですが、銀行によってはキャッシュカードからの引き落とし対応を行っている場合もあります。）
例えば、一部の銀行ではオンラインでの再発行受付を行っていることもありますし、電話で事前に予約をしておくことで窓口での待ち時間を短縮できる場合もあります。
そのため、事前に公式サイトで最新の情報を確認しておくことが安心です。
また、再発行に時間がかかるケースもあります。
特に窓口が混雑している場合や、書類に不備があると再発行手続きがスムーズに進まないことも考えられます。
再発行を行う際には、できるだけ余裕を持って手続きを済ませることが重要です。
銀行によっては即日で新しい通帳を受け取れる場合もありますが、郵送での対応となるケースもあるため、早めに手続きを済ませるように心がけましょう。
まとめ：通帳が破れた時の最適な対応方法【慌てずに対処しよう】
通帳が破れてしまったときは、まずは落ち着いて冷静に対応することが何よりも大切です。
特に、磁気ストライプに問題が発生している場合は、迅速に対処しないとATMでの利用ができなくなってしまうことがあります。
例えば、引き出しや入金を行う際にエラーが発生し、お金の取り扱いが途中でストップしてしまうこともあります。
そのため、通帳の状態をよく確認し、問題があればすぐに対処することが求められます。
通帳繰り越しや再発行といった対処方法は、状況に応じて使い分けることが重要です。
通帳が破れた原因や破損の程度によって、最適な方法が異なる場合があります。
また、銀行ごとに対応の仕方や手数料の設定が異なることもあるため、事前に確認しておくことが安心につながります。
必要書類や手数料は銀行によって異なることもあるので、公式サイトや窓口でしっかりと確認してから手続きを行いましょう。
通帳が破れてしまったら、慌てずにきちんと対処すれば問題は解決できます。
適切な手続きを行うことで、新しい通帳を手に入れることができますし、安全に利用を続けることが可能です。
大切な金融資産を守るためにも、早めの対応を心がけることが重要です。