私は花火大会が大好きで、毎年家族連れで近隣の花火大会には行けるものには全部行くのがモットーです。
そして、今年も花火大会のきせつがやってきました。
「今年はどの花火大会に行けるかな~」って楽しみにしていると、友人のAちゃんからのメールが。
メールには
「今年の〇〇の花火大会には行く?
私も行く予定だから、よかったらうちの家族と一緒に行かない?」
との内容が書いてありました。
○○の花火大会と言えば、私の住んでる地域の中では一番大きな花火開会。
行かない訳がありません!笑
「もちろん行くからいいよ!一緒に行こう」
そう返事をメールしてるときに、ふと思い出したことがあったんです。
一緒に花火大会に行こうって誘ってきたAちゃんは妊娠をしていて、確かそろそろ出産をひかえていたはずなんですよね。
「イヤイヤイヤ」
出産が間近にせまってるのに、花火大会なんかに行っても大丈夫なんでしょうか?
何かあったら、私だって嫌だし。
妊婦が花火大会に行ったら赤ちゃんに何か悪い影響があるの?
冒頭で書いたAちゃんには気になったので
「妊娠中に花火大会に行っても大丈夫なの?」
って確認してみました。
すると
「ゆっくり気をつけて行けば大丈夫よ~。
どうせ人ごみでゆっくりしか進めないんだし」
とのこと。
イヤイヤ、その人ごみが問題なんですけどね。
花火大会に行くのって普段でもすごく大変
私が家族と一緒に花火大会に行くときって、
- できるだけ近場の駐車場に車を止めるため
- 花火を見るための場所取りのため
なので花火大会の会場での人ごみやら帰りの渋滞に巻き込またりで、家に帰り着いたときにはヘトヘトです。
これ以外にも、我が家には子供が2人いるので、毎年のことなんだけど花火が始まる直前になると決まって
「ママおしっこ」
と、行列を作ってるトイレに一緒に行かされる羽目になっちゃいます。
(これは精神的ダメージの方が大きいかも…です)
こんな風に普通に花火大会に行くだけでも、くたくたになっちゃうくらい大変なんです。
花火大会は妊婦さんにとって危険だらけ
といった感じで、普段でも大変な花火大会。
それなのに!
それじゃなくても、何をするにも大変な妊婦さんだと、体力的にも大変です。
そして「体力的」なもの以外にも、花火大会には妊婦さんにとっての危険がたくさんあるんです。
花火大会での妊婦さんへの危険①転倒の危険
花火を見る為の場所まで結構歩かなきゃいけなくて、足場も良くないことが多いので、転倒がとても心配です。
花火大会での妊婦さんへの危険②暑い中での体力の消耗
花火の打ち上げが始まるまでの長時間、暑い場所で待機してなきゃいけないので体力の消耗が心配です。
花火大会での妊婦さんへの危険③混雑している場所での人との接触の危険
特に行きよりも、花火大会が終わったあとの帰り道は、混雑して人混みの中を歩かなきゃいけません。
そんな人混みの中で、お腹を圧迫されたり、人とぶつかったりしちゃう可能性が高いです。
花火大会での妊婦さんへの危険④トイレが近いので大変
妊娠中は膀胱(ぼうこう)が圧迫されてトイレが近くなるので、何回もトイレの長い行列に並ばなきゃいけない!なんてことになってしまいます。
それにトイレが近くなるから、花火が打ちあがってる最中にもトイレに行きたくなちゃって、花火に集中できないです。
花火大会での妊婦さんへの危険⑤仮説トイレは和式が多い
仮説トイレは和式が多いです。
お腹の大きな妊婦さんには大変ですし、慣れていない和式トイレだと、転倒の危険も大きくなります。
それ意外にも、臨月の妊婦さんの場合だと
- 急に産気づいたり
- 破水しちゃったり
猛暑の人でごったがえした劣悪な環境だと、急に体調が悪くなったりもしやすかったりもしますよね。
さらには、人であふれかえって身動きも簡単に取れないような花火大会の会場だと
「ちょっと具合が悪くなったから先に帰る」
なんてこともできないです。
もし具合が悪くなったり、陣痛がきたり破水したりといった緊急事態になっても、人混みや渋滞で救急車もすぐにくることもできません。
花火大会はお腹の中の赤ちゃんにとっても危険がいっぱい
それ以外の、花火大会でのお腹の中の赤ちゃんに対して考えられる影響で、思い浮かぶのが「花火の大きな音」ですよね!
産まれてきた赤ちゃんだと、花火の大きな音でびっくりしたりして泣いてしまったりもするので「怖がってるんだな」とかもわかります。
(花火大会の音の赤ちゃんへの影響については
「赤ちゃんって花火の爆音で鼓膜は大丈夫?耳に悪影響はないの?」
に詳しく書いていますので、参考にされてくださいね。)
でも、お腹の中の赤ちゃんだとそうは行きませんもんね。
せいぜいお腹を蹴るくらいだけど、これも
- 喜んでるんだか
- こわがってるのか
- 嫌がっているのか
でも実際には、花火大会の音ってお腹の中の赤ちゃんへは「影響はない」と言われてます。
ただ、何となくでも「こわがってる気がする」って時には、やっぱりその直感を信じておくのがいいと思います。
へその緒から赤ちゃんの想いが伝わってきてるのかもしれませんしね。
それよりも怖いのが、先ほど書いた「妊婦さんへの危険」の中にもあったように、人とぶつかったりお腹が圧迫されたりする危険です。
人出もそんなにないような地域の小さな花火大会ならまだしも、人でごったがえすような「そこそこの規模の花火大会」だと、自分の思ったように身動きもできないこともよくありますもんね。
花火大会会場だと、小さな子供が走り回っていてぶつかってくることも考えられます。
妊婦が花火大会に行ったら子供にあざができる?
「妊娠中に花火を見に行くと赤ちゃんにあざができる」って聞いたことないですか?
そんなのどうせ昔から言われている迷信や都市伝説のたぐいだよだと、軽く思われがちですよね。
でも、こういった迷信だとかには何かしらの意味があって「戒め(いましめ)」としての意味合いで使われてきたものが多かったりもするんですね。
私が思うに「本当にあざができるの?」とか「いやいや、あざなんてできなかったし。やっぱり迷信だよ」っていう事ではなく。
本当に大事なのその根っこにある本当の意味合いで
「危ないから妊娠中には花火大会なんかの人ごみには行かない方がいいよ」と言っても聞かない人へ向けた戒め
だと思うんですよね~。
なので「迷信=非科学的だから、信用する必要がない」って決めつけるんじゃなく。
その根っこには、別の狙いというか意味合いが込められてるって思ったら、そう軽視もできないなぁって思います。
妊娠中でも大丈夫な花火大会の楽しみ方
私の友人のAちゃんの話に戻りますが、Aちゃんに「なんで妊娠中で大変なのに花火大会に行きたいの?」って聞いてみました。
すると「だって赤ちゃんを産んだら、しばらくは花火大会に行けなくなっちゃうやん。だから今年は行きたいって思ったんよ」っていうことでした。
うん。確かに気持ちはわかりますよ。
花火大会大好きな私も、やっぱり同じような気持ちになったことがありますからね~。
でも、やっぱり私の場合こわくて行けませんでした。
妊婦さんの花火大会!やっぱり妊娠中は人ごみは避けてほしい
何度もお話しているように、花火大会での人ごみって危険がいっぱいです。
特にここ最近の花火大会って、不景気のあおりを受けて予算の関係なのかなくなっていくところも多いですもんね。
なのでなのか、開催される花火大会の人ごみも尋常じゃない混みあい方が多い気がします。
なので、最終的にどうするかを決めるのは本人だし、お腹の赤ちゃんを守るのも本人の責任なんだけど。
でもやっぱり、私的には「避けられるリスクは避けてほしいな」って思います。
「ぶつかってきた人が悪い」
「混雑を緩和する対策をちゃんととらない主催者が悪い」
とか、他人のせいにするのは簡単です。
でも何かあった後に、「最終的に危険なのがわかっていてもあえて花火大会に行って、結果的に赤ちゃんを守れなかった」じゃ、他人をいくらせめても意味がなくないですか?
なので、私はやっぱり「妊娠中は花火大会の会場には行かない」っていうことを強くおすすめします。
妊娠中でも安心の花火大会の楽しみ方
「だったら、妊婦は花火も見るな、楽しみは捨てろって言うの?」って思わないでください。
妊娠中はストレスもたまりやすいし、本当に大変ですもんね。
なのに楽しみまで全部捨ててしまってたら、ストレスで爆発しちゃいます。
ただ、その時の状況にあわせた楽しみ方をすればいいんです。
「妊娠中の状況に合わせた楽しみ方」=「人ごみ(リスク)を避けて花火大会を楽しめばいい」っていうことです。
私みたいに毎年、花火大会の会場に行って近くから見てる人からしたら「遠くから眺めてるのは花火大会じゃない!」って思ってしまいがちですよね。
でも、今はお腹の赤ちゃんの安全が第一優先です。
100%は楽しめないかもしれないけど、ちょっとした高台とかにある「花火大会スポット」があって、小さな子供連れの家族はそういったところに見に行ってる人も多いですよ。
意外な穴場としておすすめなのが、花火大会会場近隣にある「スーパーの屋上駐車場」です。
障害物がないところを見つけることができれば、意外と満足度も高いスポットなので、おすすめですよ。
妊婦は火事を見たらダメというのはどうなの?
「妊婦は火事を見たらダメ」という言い伝えもあります。
「妊娠中に火事を見たら、赤いあざのある赤ちゃんが生まれる…」んだそうです。
これは「妊娠中に花火を見に行くと、赤ちゃんにあざができる」と同じように、昔から伝わる戒めやタブーの一つです。
もちろん、これにも科学的根拠がない迷信です。
なので、火事を見ても赤ちゃんにあざはできません。
安心してください。
なぜこのような迷信が伝わっているのかというと。
「医療が発達していなかった昔の時代に、何か説明のできないような事柄が起こった場合の理由付け」という意味合いもあるのではないかなと思います。
偶然あざのある赤ちゃんが生まれたときに、「このあざはどうしてできたのか」と問われたときに
「妊娠しているときに火事を見ませんでしたか?」
「あざがあるのは花火を見たからでしょう」
という具合です。
しかし、火事を見ると少なからず精神的なショックを受けることもあると思います。
妊婦さんが著しく精神的に落ち込んでしまうと、赤ちゃんの成長に影響が出ることがあるかもしれません。
野次馬をして火事の近くに行ってしまうと、人混みでもみくちゃにされるかもしれません。
火の粉が飛んでやけどをしてしまうかもしれません。
そういう意味では、火事を見る(=野次馬をする)ことが赤ちゃんに影響がないとも言い切れない気がしないでもない(回りくどい)ですよね。
火事であれ、事件現場であれ、妊娠中に自ら人混みに向かって行くというような行為は慎んだ方が良いでしょう。
妊娠中のジンクス!他にはどんなものがある?
「妊婦は火事を見たらダメ」という言い伝えもあります。
妊娠中に火事を見たら赤いあざのある赤ちゃんが生まれる…んだそうです。
これは「妊娠中に花火を見に行くと赤ちゃんにあざができる」と同じように、昔から伝わる戒めやタブーの一つ。
もちろん、これにも科学的根拠がない迷信です。
なので、火事を見ても赤ちゃんにあざはできません。
安心してください。
なぜこのような迷信が伝わっているのかというと、医療が発達していなかった昔の時代に説明のできないような事柄が起こった場合の理由付け、という意味合いもあるのではないかなと思います。
偶然あざのある赤ちゃんが生まれたときに、「このあざはどうしてできたのか」と問われたときに「妊娠しているときに火事を見ませんでしたか?」「あざがあるのは花火を見たからでしょう」という具合です。
しかし、火事を見ると少なからず精神的なショックを受けることもあると思います。
妊婦さんが著しく精神的に落ち込んでしまうと、赤ちゃんの成長に影響が出ることがあるかもしれません。
野次馬をして火事の近くに行ってしまうと、人混みでもみくちゃにされるかもしれません。
火の粉が飛んでやけどをしてしまうかもしれません。
そういう意味では、火事を見る(=野次馬をする)ことが赤ちゃんに影響がないとも言い切れない気がしないでもない(回りくどい)ですよね。
火事であれ、事件現場であれ、妊娠中に自ら人混みに向かって行くというような行為は慎んだ方が良いでしょう。
まだある!妊娠中のジンクス
花火や火事以外にも、「妊娠中のジンクス」や「言い伝え」、「タブー」はたくさんあります。
- 妊娠中にお葬式に出ると黒いあざのある赤ちゃんが生まれる
- 妊婦さんが転ぶとあざのある赤ちゃんが生まれる
- 妊娠中に土瓶で水を飲むと口唇・口蓋裂(こうしん・こうがいれつ)の子が生まれる
- かまどに包丁を置くと、口が切れた赤ちゃんが生まれる
- つわりがひどいと赤ちゃんは女の子
- お腹が前に出てくるのは男の子、横に丸くなるのは女の子
科学的な根拠は全くありません。
たとえ転倒したとしても赤ちゃんは羊水に守られているので、通常ではあざはできません。
お葬式に出ただけでもあざができるわけがありません。
性別も妊婦さんのつわりや見た目だけではわかりません。
もちろん、様々な理由であざのある赤ちゃんや口唇・口蓋裂の赤ちゃんが生まれることはあります。
しかし、赤ちゃんに何か生まれつきの問題が発生したとしても、その多くはお母さんのせいではありません。
それに、今の医療技術は進歩しており、あざがあればレーザー治療がありますし、口唇・口蓋裂も手術可能です。
それよりも、お母さんが
- 「この子がこうなったのは自分の行いのせいだ」
- 「あのときああしなければ」
妊娠中には素敵なジンクスもたくさんある!
このような妊娠中のタブーばかり気にしてしまうのは、せっかくのマタニティライフが辛くなってしまいますよね。
なので個人的には、、嬉しい気持ちになる素敵なジンクスの方を信じて過ごした方が良いと思います。
妊娠中の素敵なジンクス①妊婦さんはくじ運が良い
私は、妊娠中に「妊婦さんはくじ運が良いから宝くじを買って」と頼まれることがありました。
妊娠して赤ちゃんをお腹で育てているつという奇跡を起こしているのが妊婦さん。
妊婦さんは奇跡(=運が強い)の象徴です。
妊娠中に一攫千金を狙って宝くじを買ってみるのも良いかもしれませんね。
ちなみに私は当選しませんでしたが(笑)、「妊婦=運が良い」と思われるのは気分が良かったです。
妊娠中の素敵なジンクス②厄年に出産すると厄払いになる
出産することで、体の中の厄を外に出すことができると言われています。
女性の30代は、前厄や後厄を合わせるとほとんどが厄年。
私はいつもお参りする神社からご丁寧に「厄年のお知らせ」が届くので、そのたびに憂鬱な気持ちになりつつお参りに行っています。
出産が厄払いになるなんて、とてもありがたいですよね。
妊娠中の素敵なジンクス③妊娠菌は伝染する
妊婦さんに触れた人は妊娠する、というジンクスです。
妊婦さんの実際の話を聞くことによって妊娠することへの具体的イメージができあがり、タイミングが重なることで妊娠につながるのではないかとも言われていますが、“妊娠菌”という菌は存在しません。
でも私は、実際に妊娠中にお腹触らせてあげた友だちが間もなく妊娠(しかも双子)しました。
全て偶然なんでしょうが、こちらも素敵な気持ちになりました。
妊娠中の素敵なジンクス④妊婦富士をあげると相手の人が妊娠する
陣痛中に富士山の絵(妊婦富士)を描き、それをプレゼントすると相手の人が妊娠する、というジンクスです。
私は二人目の妊活中に友だちが一生懸命妊婦富士を描いてくれ、それをお守りに妊活をしているとほどなくして妊娠しました。
その恩返しとして、私も友だちに向けて妊婦富士を5枚描いてプレゼントしたのですが、その友だちは全員妊娠しました。
※妊婦富士は陣痛中に描くので、くれぐれも無理されませんように。
私は描く練習とイメトレを繰り返し、5枚描き上げることができました(笑)
もちろんこれらのものも、科学的根拠は一切ありません。
でも、どれもなんだかハッピーになりますよね。
マタニティライフは短いので、前向きなジンクスをあれこれ試してみるのも良い気分転換になると思います。
妊娠中の花火大会のまとめ
妊娠中に花火大会会場に行って花火を見ることの危険性について見てきました。
記事にも書いてきたような「花火大会の危険のそんなこんな」をAちゃんに説明したところ
「そんなに危ないっては思わなかった・・・」
と、遠い場所から花火大会を楽しむことにしてくれました。
ただ1つ誤算だったのは、結局私たち家族もAちゃん夫婦と一緒に遠くから見るハメになっちゃった・・・ということでしょうか。笑