送迎ママの間で、普通に利用されている電動自転車。
子供を乗せていても坂道をすいすい走れてとても便利ですよね。
保育園や幼稚園などの送迎は、車でするよりも自転車の方が小回りも効いて便利と感じているママも多いことでしょう。
ただ、妊娠が発覚した場合、このまま自転車を使っていても大丈夫なのでしょうか。
自転車に乗ることでの振動が、お腹のあかちゃんに影響があるかもしれないと思うと心配になってしまいますよね。
妊娠中に電動自転車は危険?!上の子の送迎はどうする?
上の子がいる場合は、自転車を利用しないわけにはいかない場合がありますよね。
歩いての送迎は、寄り道されたりまっすぐ歩いてくれなかったり、さらには抱っこをして歩かなくてはいけない場合も。
自転車であれば10分ほどの距離を、徒歩で子供と1時間近くかけて移動するのであれば、自転車を利用するのがいいかもしれません。
それでも、自転車を利用する場合はいつもよりも安全運転を心がけて乗るようにしましょう。
マタニティママが自転車を乗るときの注意点
では、実際にはマタニティママが自転車にのるときにどんな注意点があるのでしょう。
具体的に、いくつかみていきましょう。
妊婦が自転車に乗るときの注意点①注意力が散漫になるので反射神経が鈍くなる
妊娠するとホルモンバランスが大きく変化します。
これによって体調が悪い日が続いてしまうと、注意力が低下することが考えられます。
妊娠していなくても、頭痛や発熱などの体調不良の日はいつもよりも注意力が落ちていると感じませんか?
反射神経が鈍ると、
- 横から飛び出してきた人に気が付くのが遅れる
- 車が近づいてきていることに気が付きにくくなる
妊婦が自転車に乗るときの注意点②自転車に乗ることでの振動による刺激
自転車で走る道は、必ず舗装された道ばかりではありません。
段が多い道であったり、砂利道であったりすると振動がお腹に伝わります。
振動がお腹に伝わると子宮が収縮し、お腹の張りにつながります。
ひどい時には、痛みが出ることも。
また、妊娠により腰痛や恥骨痛がある人は振動するたびに痛みを感じる場合もあります。
お腹のあかちゃんは、羊水に守られているとはいえあまり振動を与えるのもよくありません。
妊婦が自転車に乗るときの注意点③骨盤が歪みやすくなる
自転車に乗るとサドルの圧迫で骨盤のゆがみに影響する場合があります。
妊娠すると骨盤がゆるくなります。
見た目には変化のない体でも普段とは違うことを認識して注意する必要があります。
マタニティママが自転車に乗ることのメリット
自転車に乗ることで、足腰の筋肉のトレーニングになることも。
運動不足の解消にもなり自転車に乗ってもよいという考え方もあります。
海外では、安全性に気を付けていれば有酸素運動となりメリットもあるのでゆっくりしたペースで乗ることを進められています。
妊娠初期に自転車に乗ると流産しやすい!?なるべく控えたいワケ
妊娠したからといって、自転車に乗ることを病院などから禁止されることは特にありません。
絶対安静の状態などは別ですが、先生からわざわざ聞かれることもないでしょう。
ただ、今までお話した振動やバランスの危険を考えると乗らないに越したことはないように感じます。
妊娠初期の方が自転車に乗る場合のリスクを知って、どうするかを考えましょう。
妊娠初期に気を付けることは「つわり」と「不正出血」
妊娠初期は、体系の変化もないので自転車に乗りやすい時期でもあります。
妊娠経過が順調であれば、過敏になる必要もありません。
ただ、妊娠初期は体調の変化が著しい時期でもあります。
「つわり」や、「集中力の低下」、「眠気」などが目立つ場合は、転倒してしまうことも考えられます。
体調と相談しながら、乗る、乗らないの判断をしましょう。
妊娠中期になら自転車に乗ってもいい?流産のリスクを回避するための注意点
妊娠中期に入ると、いわゆる「安定期」と言われます。
いろんな制約から解放され、つわりも収まり活動的になりたい時期にもなります。
この時期に入ると自転車に乗っても大丈夫!と思う妊婦さんもいるかと思います。
ただ、いくら「安定期」と言われても何をしても大丈夫というわけではありません。
体調の悪い時にはもちろん、健診時にお腹の張りを指摘された場合は積極的に乗ることはせずに体と相談して判断することが大切ですね。
妊娠中期でのリスク一番は、転倒です。
お腹がおおきくなるペースには個人差があるので、一概には言えませんが。
お腹が目立ってくる人であれば自転車に乗るときにお腹が邪魔になるひとも出てきます。
大きくなった子宮に、胃や肺が圧迫されてきて息苦しさを感じることもあります。
つわりが治まり、食欲が出て妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが高まります。
これを予防するためにも、適度な運動は必要になりますので、必要以上に外出を控えることもありません。
妊娠中期で自転車に乗るときに気を付けること
ここからは、妊娠中期で自転車に乗るときの注意点を見ていきましょう。
妊娠中期で自転車に乗るときの注意点①転倒や事故
お腹が大きくなることで、今までとバランスの感覚が違います。
また、大きくなったお腹で転倒してしまうと手を着く前にお腹を地面にぶつけてしまうこともあるでしょう。
お腹を強くぶつけてしまうと、いくらあかちゃんが羊水に守られているとはいえ流産の危険性がないわけでもありません。
妊娠中期で自転車に乗るときの注意点②バランスがとりにくい
お腹が大きくなるにつれて、足元が見えにくくなります。
さらに、バランスもとりにくくなります。
特に、角を曲がったりするとき、重い荷物を乗せている、子供を乗せているという場合はバランスがとりづらくなるでしょう。
運動神経に自信がある、普段から自転車に乗っているから私は大丈夫と過信しているとうっかりこけてしまうことも。
妊娠した自分の身体は、いつもとは違うことを頭に入れておきましょう。
臨月に自転車に乗るのは控えたい!?破水や陣痛は前兆なしにくる
臨月になってくると先生からも「いつ陣痛がきても大丈夫」と言われるタイミングですね。
予定日通りに陣痛が始まるとは限りません。
「しっかり運動するように」と先生からのお達しがあることも。
運動するように言われたからと自転車に乗って運動しようと思うのは少し待ちましょう。
このころになると、自分のお腹で足元が見えない人も多いでしょう。
靴下を履くのも、足のツメを切るのも難しいかたもいるのではないでしょうか。
そんな状態で自転車に乗ることを想像してみましょう。
お腹で足元も見えずらくなり、今まで以上にバランスも悪くなります。
ハンドルを切るときにも、お腹が邪魔でいつも通りハンドルを切ることも難しくなります。
臨月に入ったら徒歩での移動が安全
上の子のお迎えなどで、自転車を使いたい気持ちもあると思いますが、この時期は徒歩で移動することが安全でしょう。
運転中に陣痛や破水が起こった場合、対応するのは大変です。
何かあってから後悔しても遅いので、ここは赤ちゃんと母体の安全を最優先に生活をしていきましょう。
使えるサービスや周りの協力を最大限に活用しよう
地域によっては、ファミリーサポートといった子育て中のママをサポートするために、市に登録をしている人もいます。
もし、活用できるようであればファミリーサポートに登録をして上の子の送迎をお願いしてみるのもいいでしょう。
また、近くに同じ園に通うお友達がいるようであれば事情を離し協力してもらえるのであれば、協力してもらいましょう。
妊娠中の電動自転車は危険!?のまとめ
妊婦が自転車に乗るときには
- 大きなお腹ではバランスがとりにくい
- 事故にあったときに大けがになりやすい
- 自転車の振動でお腹が張ったり、流産、早産の危険がある
- ペダルをこぐときにお腹に力が入り、早産につながることも
ですが、お腹の赤ちゃんや自分が事故にあってからでは遅いので、自転車は極力乗らないほうが良さそうです。
この期間だけでも、移動に公共の交通機関を使うようにしたり、運動不足解消と考えてゆっくり歩いて移動することも考えましょう。
何かあってからでは、自分だけでなく周りにも悲しい思いをさせてしまいます。
後悔するような危険性があるのであれば、少しでもリスクの無い方を選ぶのが賢明だと思います。
可愛い赤ちゃんに会えるまで、ゆったりとした気持ちで待ちましょう。
そして、「妊娠中に気を付けないといけないこと」の1つに「妊娠中の生もの」、特に私的に大好きな「お寿司」のことがあります。
そんな「妊娠中のお寿司のこと」についてを
「妊婦が寿司を食べたらダメな4つの理由!食べられるネタは何がある?」
に詳しくまとめています。
妊娠中に気をつけないことは、想像以上に多いんですよね。
「ダメなこと」「大丈夫なこと」をちゃんと知って、安心して妊娠期間中を過ごせるように、参考にしてくださいね。