子どもの自転車の買い替えのタイミング。
今まで乗っていた自転車よりも急にサイズが大きくなるように感じませんか?
そして、サイズの小さい自転車は玄関先などに保管できていました。
ところが、18インチ、22インチなどになるともう大人とあまり変わらない大きさになり、保管する場所に困りますよね。
そんな時に便利なのが「折りたたみ式自転車」です。
しかし、小学生などが使っても安全なのでしょうか。
また、子ども一人で折りたたみ自転車を扱うことができるのでしょうか。
見た目がかっこいいので、子どもが気に入れば購入してもいいかもしれませんね。
でも、その前に折りたたみ自転車のメリット、デメリットを確認しておきましょう。
とくに、子どもが乗る場合は大人と違って扱いが大変です。
そのあたりも気にしてあげたいですね。
子供が折りたたみ自転車に乗ることができる適齢期は?
サイズ展開は、16インチ、20インチくらいからあります。
なので、タイヤサイズだけを見ると、小学校中学年あたりの子どもが乗る自転車のタイヤサイズとしては十分です。
ただ、子どもに折りたたみ自転車を運転させるにはいくつかの注意が必要です。
子どもへの折りたたみ自転車①成人サイズの設定なので「イスが高い」
折りたたみ自転車のタイヤサイズは20インチと小さくても、大人が乗ることを前提として作られているため、サドルの位置が高いです。
これは、タイヤは小さくても、自転車のフレームが大人サイズとなっているためです。
なので、サドルを一番下まで下げたとしても、身長が140センチ以下だと足がつかない場合があります。
なので、平均的な身長でいうと「小学生の高学年」から、という感じになってしまいます。
自転車によって設定身長が違うので、「タイヤや自転車のサイズが小さいから」と決めつけず、身長が何センチから乗ることができるかを確認するようにしてくださいね。
子どもへの折りたたみ自転車②成人サイズの設定なので「ハンドルが高い」
イスの高さと同じ理由で、大人サイズなのでサドルからハンドルの距離が子供用の20インチに比べて遠いです。
ハンドルまでの距離が遠いと、手が届きにくくなります。
そうなると、かろうじて運転はできても、ブレーキも握るのが難しくなります。
腕をピン!と伸ばした状態で運転するので、ハンドルを扱う可動範囲に余裕がない場合があります。
さらに、折りたたみ自転車はハンドルの位置を調整できるものが少ないので、そのあたりもしっかりチェックするようにしてくださいね。
子どもへの折りたたみ自転車③タイヤが小さいとなかなか進まないものが多い
一般的に折りたたみ自転車は、車輪が小さいものが多いのでひとこぎで進む距離が短くなります。
逆にタイヤが大きいと、ひとこぎの進み具合が大きくなります。
タイヤが小さいと坂道の上りや、普通の道でも大きいタイヤの自転車よりもペダルを漕ぐ力も必要になります。
小学校高学年くらいになると、24インチ、26インチくらいを乗るようになります。
お友達と出かけるときに、みんなはスイスイ進んで行く道も折りたたみ自転車だと、足にかかる負荷は大きくなります。
なので、変速器が付いていることは、大切なポイントになりますね。
折りたたみ自転車を子供と大人で兼用するとき!自転車選びのポイント
普段からあまり自転車に乗らないようなご家庭だと、一人1台自転車は必要ないかもしれません。
できたら子どもと大人で自転車を兼用したいと考える人もいることでしょう。
子どもと大人で兼用する場合の折りたたみ自転車の選び方のポイントをご紹介します。
折りたたみ自転車を親子で兼用するときのポイント①20インチ以上
すでにお伝えした通り、インチはタイヤの直径を表しています。
折りたたみ自転車を選ぶ際には、タイヤの大きさも重要なポイントになります。
タイヤが大きいと折りたたんだ時にコンパクトにならず、重くなってしまいます。
逆に小さいと、段差の影響を受けやすく走行性が悪くなります。
20インチ以上の折りたたみ自転車だと使いやすく、身長140cm以上の子どもなら乗ることができるでしょう。
折りたたみ自転車を親子で兼用するときのポイント②サドルの高さ
実際に試乗して、サドルの高さを確認しましょう。
サドルは、座った時に「足が地面にペタッと着く」か「つま先がしっかり地面に着く」のが適切な高さです。
大人にはちょうどよい高さでも、子どもにとっては高すぎることもあるので、試乗して確認するのは必須です。
折りたたみ自転車を親子で兼用するときのポイント③ハンドルまでの距離
サドルと同じく、ハンドルまでの距離も試乗してチェックしましょう。
折りたたみ自転車を親子で兼用するときのポイント④機能
オートライトや変速機能が付いていると、子どもが乗る時に負担が少なくなります。
折りたたみ自転車を選ぶときは、実際に試乗することが大切です。
子どもが無理なく乗れる自転車を選ぶようにしましょう。
折りたたみ自転車を子供と大人で兼用する時の注意点!
子供用の自転車とは違って折りたたみ自転車であれば、子どもが乗らないときには、大人が使うことができますね。
ただ最初にもお話したように、折りたたみ自転車の対象年齢は身長の大きい子であれば中学年あたりからでしょう。
平均的には高学年からなら乗ることができます。
体格的には、問題なくても風の強い日は注意が必要です。
折りたたみ自転車の構造からあおりを受けやすくなるためです。
また、かごやライトが付いていないことが多いです。
必要に応じて取り付けてあげましょう。
折りたたみ自転車は、通常の自転車よりもサドルが小さく作られています。
そのため、長時間乗っているとおしりが痛くなることがあります。
長距離乗って移動する場合は、気を付けましょう。
さてここからは、折りたたみ自転車のメリットをお話します。
折りたたみ自転車のメリット①行動範囲が広がる
自転車が折りたためるので、電車や車で運ぶこともできます。
自転車だけでは、移動範囲は限定されます。
ですが、電車や車で移動して、その先では自転車で移動するということもできます。
折りたたみ自転車のメリット②家の中でも保管できる
コンパクトになるので、玄関先で保管することも可能です。
盗難防止や、雨に濡れることを防ぐことができます。
こちらの
「折りたたみ自転車を家の中に置きたい!室内保管で床を汚さない方法」
の記事には、そんな「折り畳み自転車を部屋置きするときのこと」について、気を付けるべきポイントについてまとめているので、参考にされてみてくださいね。
折りたたみ自転車のメリット③デザイン豊富で見た目がかっこいい
折り畳み自転車は、やはりデザインが豊富で見た目がかっこいいですね。
色の展開などもたくさんあるので、選ぶのも楽しいです。
子供の折りたたみ自転車のまとめ
子どもが折りたたみ自転車に乗るのは安全なの?ということについて見てきました。
おしゃれで保管スペースも狭くて済む「折りたたみ自転車」です。
しかし、子どもに使わせるのには注意が必要ですね。
ある程度成長して、大人と変わらない体形になった子どもは乗りこなせそうです。
でも、まだ低学年、中学年の子どもには子ども用の自転車を与えたほうが無難です。
高学年くらいになると、身長も大人と変わらないくらいの子どもも多いですね。
なので、ちょっとした移動に使うための自転車であれば折りたたみ自転車でも十分でしょう。
いつまでたっても、子どもが自転車に乗る時は事故などが心配です。
ですので、安全にルールを守れる最低限の段取りは親がしてあげたいですね。