お寿司って、突然急に食べたくなる時が多い食べ物の1つですよね。
しかし「妊娠中は生物を食べてはいけない!」と言われ、我慢をしている妊婦さんも多いと思います。
私も妊娠中には、「大好きなお寿司が食べられない」と聞いて、大きなショックを受けたママの一人です。
でもどうして「妊娠中のお寿司はダメ」なんていうことになってしまっているのでしょうか?
妊婦が寿司を食べたらダメな4つの理由!
では、なぜ「妊娠中のお寿司はダメ」と言われているのでしょうか?
その理由について見ていきましょう。
妊婦が寿司を食べられない理由①魚の種類によっては水銀が入っているから
魚介類の中には、体の中に水銀が含まれている種類があるのです。
微量の水銀であれば妊婦さんでも問題ありません。
しかし、水銀を多く含む魚を食べてしまうと、胎児への神経障害や発達障害などを引き起こすとも言われているのです。
妊婦が寿司を食べられない理由②食あたりの危険性
妊娠中は免疫力が下がりますので、生ものであるお寿司を食べる場合は注意が必要です。
妊婦が寿司を食べられない理由③体重が増えてしまう
お寿司を少し食べたからといっていきなり増えるわけではありませんが、普通の食事に比べて糖分が高くなりがちです。
その上お寿司はついつい食べ過ぎてしまう為、しっかり量を調整して食べるようにする事が重要です。
妊婦が寿司を食べられない理由④塩分の取りすぎになる可能性がある
イクラやとびっこなどの魚卵類は、塩分が豊富に含まれている為、食べ過ぎては危険です。
妊娠中に塩分を多量に摂取すると、妊娠高血圧症候群になる恐れがあるのです。
以上、大きくこれら4つの理由によって「妊娠中のお寿司はダメ」と言われがちです。
しかし!量やネタを考えて食べる事で、妊婦さんでも問題なくお寿司を食べられますよ!
そこで今回は、妊娠中にお寿司を食べる時の注意点について、しっかり学んでいきましょう。
妊婦さんが寿司を食べて食あたり!そんなときどうしたらいい?
お寿司を食べた後に、なんだか気持ち悪かったり下痢が止まらなかったりと、食あたりの症状が出てきてしまったら焦りますよね。
まずは、妊婦健診を担当してもらっている病院へすぐに受診するようにしましょう。
自己判断で、吐き気止めや下痢止めを飲むのはやめておくのが正解です。
辛いかもしれませんが、お腹の中の赤ちゃんの為にも速やかに受診するようにしてくださいね。
お寿司は食べたいけれど食あたりは怖い!食あたりを防ぐポイントをご紹介します
お寿司で食中毒になるのを防ぐ為には、以下のポイントを心掛けるようにしましょう。
妊婦が食あたりを防ぐためのポイント①流れているお寿司は避ける
回転寿司を利用する時は新しく握ってもらい、いつ握ったかわからないお寿司は絶対に食べないようにしましょう。
レーンに流れているお寿司はすぐに食べられて便利ですが、妊娠中は避けた方が吉ですね。
妊婦が食あたりを防ぐためのポイント②自分で作るときはできるだけ新鮮な食材を
自宅で手巻き寿司を作る時は、できるだけ新鮮な食材を選ぶようにしてください。
魚をさばいて食べる時は、しっかり内臓を取り除くのを心掛けてください。
妊婦が食あたりを防ぐためのポイント③ちらし寿司
生の魚介類は避けたいけれどお寿司は食べたいという方は、ちらし寿司がオススメです。
火を使って調理した魚介類を入れられますので、魚介類を食べたい妊婦さんでも安心して食べる事が出来ます。
妊婦でも寿司の炙(あぶ)りなら大丈夫?
炙(あぶ)っていないお寿司と、炙っているお寿司であれば、炙っている方が食あたりの危険性は下がります。
なので、もし、「サーモン」と「炙りサーモン」を選べるのであれば、「炙りサーモン」を選んだ方がリスクを少し下げることができるでしょう。
“炙り”ではないですが、「生エビ」と「蒸しエビ」が選べるのであれば、同じ理由で「蒸しエビ」を選んだ方が良いでしょう。
大丈夫かどうかですが、どれだけ炙っていても食あたりの危険性はゼロではありません。
食あたりにならなかったとしても、食べ過ぎると塩分摂取過多になります。
また、体重が増えてしまうこともあります。
なんでもほどほどに、が一番良いですね。
食べたいものを我慢してストレスが蓄積されるよりも、食べたいものを適量食べる方が精神衛生上も良いでしょう。
あれもダメ、これもダメ、では長い妊娠生活も苦しいだけになってしまいますものね。
できるだけ安全なものを選んで食の面でも楽しく過ごしてくださいね。
妊婦は海老マヨのおにぎりは食べても大丈夫?
海老マヨのおにぎりも、妊娠前から普通に食べているというのであれば妊娠中でも食べて大丈夫です。
海老マヨおにぎりの海老はおそらく火が通っているでしょう。
そのため、食中毒のリスクも低いはずです。
ただ、マヨネーズというなかなかに高カロリーなものが含まれています。
なので、摂取カロリーに気を付けるのみ!です。
妊婦が食べても問題が少ないお寿司
ここで、食べてもおおむね問題がなさそうな寿司ネタを4つ、ご紹介しておきますね。
妊婦でも問題が少ないお寿司①たまご
中までしっかり火が通っているので食中毒の心配が少ないです。
妊婦でも問題が少ないお寿司②ブリ
実は「ブリ」は、水銀の量が少ない魚の一つです。
それにブリには鉄分・カリウムが含まれているので、貧血気味の方にはぴったりです。
妊婦でも問題が少ないお寿司③うに
「うに」には、葉酸がたくさん含まれています。
葉酸は、妊娠中に摂取することを推奨されている成分です。
ただ、うには生で食べるものです。
出来る限り新鮮なものを選ぶようにしてくださいね。
妊婦でも問題が少ないお寿司④アナゴ
お寿司では、アナゴはほぼ「煮アナゴ」として提供されますよね。
ですので、火が通っているので食中毒になるリスクが低いです。
ただ、アナゴには、妊婦さんが多量摂取するとあまりよくない「ビタミンA」がたくさん含まれています。
ですが、少し食べるぐらいであれば問題ありません。
量に気を付けて食べてくださいね。
妊婦さんが寿司を食べるとき!気を付けるネタとその理由をご紹介
冒頭にもお話ししましたが、妊婦さんはネタにさえ気を付ければお寿司を食べても問題ありません。
そこでここでは、妊娠中に避けるべきネタとその理由についてまとめました。
妊婦さんにお寿司がダメな理由①水銀が多い
水銀が多いことで避けるべきネタは、
- キンメダイ
- マグロ
マグロは鉄火巻きやネギトロにも入っていますので、注意して食べるようにしましょう。
妊婦さんにお寿司がダメな理由②食あたりを起こしやすい
- カキ
- 二枚貝
妊婦さんにお寿司がダメな理由③ビタミンAが多く含まれている
うなぎは栄養豊富で、スタミナをつける為に多く食べたいという妊婦さんもいるかもしれません。
しかし、うなぎに多く含まれるビタミンAは、妊娠中に多量摂取すると
- 胎児の奇形
- 先天性の異常
妊婦さんにお寿司がダメな理由④塩分が多い
塩分が多い魚卵は食べすぎなければ問題ありません。
しかし、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)を防ぐ為にも、控えめにしておくといいでしょう。
妊婦でも寿司は大丈夫?のまとめ
妊娠中にお寿司を食べる事は、お寿司の鮮度に気を配り、食べてはいけないネタを避けて食べれば問題ありません。
ただし、万が一食あたりの症状が出てしまった場合は、速やかに妊婦健診を行なっている病院を受診してくださいね。
少しでもストレスを減らして、妊娠ライフを満喫できますように。