手作りチョコを美味しく綺麗に仕上げるためには、テンパリングは必須です。
しかし、固まらなかったり表面に模様が出来てしまったりなど、失敗してしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?
しかし、テンパリングは失敗の原因さえ知っていれば怖くありません!
今回はテンパリングの失敗の原因と対策や、簡単にできる裏ワザについて、見ていきましょう。
テンパリングについては、こちらの
に詳しくまとめているので、参考にしてみてくださいね。
テンパリングに失敗してしまいがちなその原因とは?
では早速、テンパリングの失敗の原因、その対策についてについて詳しく見ていきましょう!
テンパリング失敗例①テンパリングしたチョコレートが固まらない
テンパリングしたチョコレートが固まらない原因は、湯煎の温度が高かった事が原因です。
湯煎に使うお湯の温度をもう一度確かめ、適正な温度でチョコレートを溶かしてください。
テンパリングのやり直しがきく為、再度挑戦してみましょう。
テンパリング失敗例②テンパリングの途中でチョコレートが固まってしまった
テンパリング中に水分が入ったのが原因です。
湯煎時や氷水で冷やす時に水分が入らないよう、気をつけて混ぜるようにしましょう。
湯煎の時には同じ大きさのボウルを使い、湯気がチョコレートに入らないようにするとうまくいきます。
氷水で冷やしながらテンパリングすると時には、氷水はボウルの底を冷やせる量で大丈夫です。
チョコレートが入っている量より氷水が上になると、ボウルに水滴が発生して水分の混入の原因になります。
テンパリングのやり直しはできません。
チョコレートの半分の量の生クリームを加えて生チョコにしたり、温めてホットチョコレートにするなどして再利用しましょう。
テンパリング失敗例③表面に白い模様が出てきた
湯気や水分がチョコレートに入ってしまったり、チョコレートを冷やす時にすぐに冷蔵庫に入れてしまったりすると発生します。
まだ暖かいチョコレートを冷蔵庫に入れると、温度差により水滴が発生してしまいます。
チョコレートは糖分が多く、表面に水滴が発生すると溶け出してしまい、表面に模様が出てくるのです。
チョコレートを冷やす時はまず冷暗所に置き、冷蔵庫との温度差をできるだけなくすのがポイントです。
温度差による場合はテンパリングのやり直しがきく為、諦めずにもう一度挑戦してみましょう。
チョコのテンパリングはレンジを使えば失敗しない!
失敗の多いテンパリングは、実は電子レンジを使えば簡単に出来るとご存知でしたか?
やり方はとっても簡単ですので、テンパリングが苦手な方は是非試してみてくださいね!
チョコレートを細かく刻み、プラスティックの耐熱容器に入れます。
ガラス製ですとうまくいかないので、プラスティックの耐熱容器を用意しましょう。
②電子レンジで加熱する
電子レンジで、500Wの出力で30秒加熱します。
30秒加熱した後ボウルを振り、チョコレートを回転させます。
底の方が少し溶け始めるまで、何度も加熱しましょう。
③ゆっくりと溶かしていく
底の方が少しで溶け始めたら、500Wで10秒ずつ加熱して、ゆっくり溶かしていきます。
10秒加熱して取り出しゴムベラで混ぜ、固まりがあるようであればゴムベラで潰しましょう。
④固まりをつぶして滑らかにしていく
全体的に溶けて固まりが少しある状態になったら、固まりをしっかり潰してなめらかな状態にします。
⑤目標の温度まで温めていく
固まりが溶けてなめらかになったら、500Wで5秒づつレンジにかけます。
その都度温度を計り、目標温度まで温度を調節して下さい。