お昼寝というと、小さい子が午後にするものというイメージがありますが、大人だって昼寝していいんですよ。
もし、できる環境なのであれば、少しでも昼寝をすると午後の仕事の効率もアップします。
保育園などでは、だいたい昼寝の時間が2時間ほどあります。
じゃあ大人も同じくらい眠ってもいいのではないか?と考えますが。
そもそも子供と大人では睡眠のサイクルが違うので、同じように考えてはいけません。
大人と子供の睡眠サイクルの違いは?
大人の場合の睡眠サイクルは、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を90分ほど交互に繰り返しています。
レム睡眠は浅い眠りで、ノンレム睡眠は深い眠りという意味ですが、幼児の場合だと60分くらいで1セットなんです。
それに、子供はもともと大人より眠りが浅いので、寝起きもいいのです。
赤ちゃんなどはちょっとの物音で目が覚めて泣いてしまったりしますよね。
子供の昼寝と違い、大人の昼寝は15分~30分までがよいと言われています。
これは、
- 時間と共に睡眠が深くなり、長く寝すぎてしまうとなかなか起きられくなる
- すっきり目覚めることができず、寝る前よりかえって調子が悪くなったりする
子供は成長するにつれ、段階的にレム睡眠とノンレム睡眠の時間が長くなり、また眠りも深くなっていきます。
ノンレム睡眠は脳を休めている状態で、レム睡眠は体を休めている状態です。
夢を見たり金縛りにあうときの睡眠はどうなってるの?
よく夢を見るという人は、レム睡眠の時間が長くて全体的に眠りが浅いのかもしれません。
寝ていたら金縛りにあった!なんて人、時々いますよね。
私も経験あります。
中には心霊体験もあるのかもしれませんが、大体の人は、脳が起きていて体が眠っている状態なのです。
頭では体を動かしたいと思っても、体が寝ているのでよく動かないのです。
疲れすぎていたりすると、そんな状態になることが多いですよね。
大人は、レム睡眠とノンレム睡眠を何度か繰り返して、少しずつ浅い眠りに移行して7時間くらいで目が覚めるようになっています。
明け方近くに夢を見やすいので、目が覚めても記憶に残っていることってありますよね。
昼寝30分以内の効果は?30分の間どんな睡眠をとっている?
昼寝30分以内だとなぜ効果的なのでしょうか。
大人の睡眠は、最初レム睡眠で、そのあとすぐにノンレム睡眠へと変化していきます。
ノンレム睡眠は1~4段階になっていて、4がもっとも睡眠が深い状態です。
こうなると目覚ましが鳴っても聞こえないくらいかもしれませんね。
すっきり目覚めるのには、1~2の段階で起きないとだめなんです。
それ以上寝てしまうとどんどん深い眠りになってしまうので。
2段階くらいまでがちょうど昼寝30分くらいにあたります。
一番眠い時間というのは、お昼ご飯を食べて少ししてからの1時~2時くらいですよね。
満腹で気持ちよくて机に向かってもうつらうつらしてしまいます。
目をこすりながらやっと起きている状態で仕事をしても、あんまり進まないというか、むしろミスとかしそうな感じがしちゃいますね。
お昼寝の効果で大人の場合は?お昼寝のおかげで作業効率アップ
大人は会社勤めをしていると、なかなか昼寝などはできないような状況ですよね。
ですが、コロナで在宅ワークが増えた今は、期間内に仕事が終わればいいのである程度自由です。
家庭の都合で夜眠るのが遅くなったりして昼間睡眠不足の時は。
少し昼寝をしてすっきりと目覚めてから、また仕事を再開した方が効率よくできると思いますよ。
夜、ちゃんと睡眠をとっているとしても、昼寝を少しする方が能率があがるというデータもあるので、毎日昼寝してもいいくらいです。
それに在宅ワークということは、1日の大半はパソコンとにらめっこですよね。
眠いのもあるし、目も疲れてかすんできたり、頭も使うので体全体がしんどくなっている状態です。
データ入力などをしていたら、文字がよく見えなくてミスをするなんてこともでてくるかもしれません。
文章を考えるのに、眠すぎて頭が回らないなんて時も。
昼寝を少しするだけでリフレッシュできて、昼寝をせずに仕事をしたときより早く仕事が終わったなんてこともありえます。
うしろめたさなど感じず、堂々と昼寝を満喫してくださいね。
ちゃんと目覚ましをセットして、二度寝などしませんように・・・
昼寝に最適な時間帯は?
ちなみにですが、午後3時以降に昼寝をしてしまうと、今度は夜に眠れなくなります。
昼寝をするなら1~3時までのどこか30分以内と覚えておいてください。
お昼寝をする時間で大人の場合のまとめ
昼寝は15分~30分以内で起きるのが、すっきり目覚める時間の目安です。
睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返していて、昼寝を長くしてしまうと深い眠りに入ってしまい、すっきり目が覚めなくなります。
長く眠るほど疲れが取れるのは間違いで、眠りの浅いうちに目覚めるというのがポイントです。
昼寝にベストな時間帯は午後1時~3時まで、それ以降は夜に眠れなくなるので、昼夜逆転しかねませんからご注意ください。