ブルーベリーといえば、目にいい食べ物として有名ですよね。
ブルーベリーに含まれているアントシアニンの成分がそう言われています。
とはいっても最近の研究では、特別目に効くというものではなく。
抗酸化作用のあるポリフェノールの一種なので、体の健康によい食べ物と考えた方がいいと思いますよ。
だからブルーベリーをたくさん食べたら視力がよくなるとか、病気が改善するとかという大きな期待はしないようにしましょう。
でも、抗酸化作用のある食べ物って疲労回復効果はあるので、疲れ目などには効果が期待できるかもしれませんね。
ブルーベリーの品種っていくつくらいあるの?
さて、そのブルーベリーですが、実をいいますと品種でいうと100種類以上あるんですよ!
びっくりです。
ブルーベリーが好きっていう人は多いと思いますが、どこの品種が好きっていう人あまりきいたことないですよね。
売っているものも、冷凍ブルーベリーが1種類置いてあるだけで、こちらも選択肢がないですし、考えたこともないという人が多いんじゃないでしょうか。
まずはブルーベリーの系統について簡単に説明していきますね。
ブルーベリーの系統の違い
大きくは「ラビットアイ系」と「ハイブッシュ系」の2種類に分かれています。
これは味の種類ではなくて、育てるのに適した環境がまったく違うんですね。
ラビットアイ系は、暑さに強くて寒さに弱いので、日本では南の方面で多く育てられています。
ハイブッシュ系は逆に、暑さに弱く寒さに強いので、関東から東北方面あたりで多く栽培されているのです。
そこから分岐して品種改良を続けていくうちに100種類を超えてしまったという感じですかね。
いろんな果物が、昔にくらべて甘くておいしいのは農家のみなさんが長い年月をかけて品種改良してくれたおかげなのです。
どちらかというと、ハイブッシュ系の方が品種は多いです。
家庭菜園でブルーベリーを栽培するときのポイント
少し話はそれますが、家庭菜園でブルーベリーを栽培したいときは、2本の苗木を植えないと受粉しないので実がなりません。
このときに、
- 自分が住んでいる地域が南か北か
- 2本の木は同じ系統か
うちなどは夏は40度とかいくので、ラビットアイ系じゃないと栽培できなそうだなぁと思いました。
でもどっちの環境の方が向いているっていうだけなので、絶対に育たないってわけでもないのですので、色々チャレンジしてみるのもいいですよね。
ブルーベリーの高級品種は?どこで栽培しているのが美味しい?
イチゴなどは、普通の価格で売られているけどそれなりにおいしいものから、1粒500円などの超高級イチゴがあるというのはテレビなどでよく見るので知っていますよね。
でも、ブルーベリーはそんなに違いがないんじゃないかと思ったりしますが、実は高級品種があるんです。
日本で最級品種のブルーベリーが採れるのはどこ?系統は?
高級品種のブルーベリーが採れる県の1つは長野県です。
特においしいと言われているのは「ノーザンハイブッシュ系」のブルーベリーです。
ノーザンハイブッシュ系というのは寒冷地で採れるブルーベリーです。
ですが、日本で最適な環境なのは長野県くらいなのだそうです。
長野県で美味しいフルーツがたくさん育つ理由は?
長野県は山に囲まれているので夏は暑く、冬はすごく寒い環境で、フルーツというのはその寒暖差があるほうが甘くおいしく育つのです。
長野県はブルーベリーだけじゃなくて、「桃」とか「梨」とか「ぶどう」とかいろんなフルーツで有名ですよね。
とても恵まれた環境だなと思います。
ちなみに温暖な地域で採れる品種が、最初のほうで書いたラビットアイ系なんですよね。
だから日本で栽培しているブルーベリーはラビットアイ系が多いのは仕方のないことです。
長野県は日本で採れるブルーベリーの1/5を占めています。
ノーザンハイブッシュ系で日本産と書かれていたらそれは間違いなく長野県産でしょうね。
外国ですと北米が原産となっているので、輸入品だったら北米と覚えてもらうといいですね。
ブルーベリーの美味しさランキングを紹介!美味しい実の見分け方も
ブルーベリーの美味しさ基準として「フルーツといえば甘い方がいい」ということで糖度が高い順に上位5位の品種をご紹介したいと思います。
<1位>
ラビットアイ系 パウダーブルー(18度)旬の時期:7月中旬~9月上旬
「ラビットアイ系 パウダーブルー」の詳細を見てみる
<2位>
ラビットアイ系 ベッキーブルー(18度)旬の時期:7月中旬~8月中旬
「ラビットアイ系 ベッキーブルー」の詳細を見てみる
<3位>
ラビットアイ系 グロリア(17度)旬の時期:7月下旬~8月中旬
「ラビットアイ系 グロリア」の詳細を見てみる
<4位>
ラビットアイ系 アイスブルー(17度)旬の時期:7月中旬~8月中旬
<5位>
ラビットアイ系 メンデイト(16度)旬の時期:7月中旬~8月中旬
「ラビットアイ系 メンデイト」の詳細を見てみる
ブルーベリーの美味しさは酸味と甘味のバランスにある
あら?上位はラビットアイ系ですべて埋まってしまいました・・・
甘みが強いのはラビットアイ系統の方が優位なようですね。
ですが、実際には糖度が高ければ美味しいというのとはブルーベリーは違うようです。
もちろん、酸っぱいのは苦手だから甘い方がいいという人にはラビットアイ系が好まれます。
糖度の他に、酸味や香りもバランスのよい品種が、ブルーベリーとしてはいいものになるようですよ。
だから長野県のブルーベリーはハイブッシュ系なので、酸味甘みと共にバランスの取れたブルーベリーが最高品種として選ばれたりしているのですね。
甘酸っぱくてジューシーなブルーベリーが食べたいならブルーベリー狩りがおすすめ
お店で売られているブルーベリーは傷まないように早めの収穫をしていますから、あまり甘くないです。
甘酸っぱくてジューシーなブルーベリーを食べてみたいという場合は、断然ブルーベリー狩りがおすすめです。
イチゴも売ってるのは酸っぱいものが多いですが、イチゴ狩りで食べてみて初めてイチゴってこんなに甘くておいしいんだ!ってびっくりしましたもの。
完熟状態のものを食べるには現地に行って摘みたてを食べるしかないのです。
美味しいブルーベリーの見分け方
おいしいブルーベリーの見分け方ですが、さすがに見た目で糖度はわからないです。
でも完熟していれば甘いのは確かですよ。
完熟しているかどうかは、実全体が濃い紫になっていることと、ちょっとつまむとぽろっと採れるというところですね。
あと、よくある誤解で、実の周りに白い粉のようなものがついていますが、農薬と勘違いしている人が多いです。
これは実が自分で出しているもので、害のあるものではないので安心してください。
じゃあなに?って話ですが、実が自分の体を雨や病気から守るためのバリアを出しているといったところでしょうか。
ブルーベリーの美味しい品種のまとめ
糖度の強いブルーベリーがラビットアイ系で、甘酸っぱいのがハイブッシュ系と覚えておきましょう。
おいしいブルーベリーを食べるなら、現地にいってブルーベリー狩りを楽しんでください。
栽培地域が北か南かで品種が違うわけですから、甘酸っぱいブルーベリーが好みなら北の方の農園で、甘いのが好みなら南の方の農園でという感じでしょうか。
関東あたりだと、どっちもありそうなので、問い合わせてみてからにしてくださいね。
でもやはり最高品種と言われている長野県のブルーベリー、採れたてで食べてみたいですよね!