仕事や集まりなどが終わった時、なにげなく「お疲れ様です」なんて言って帰りますが。
いろんな地方出身の人がいると、違った言葉を言うこともありますね。
方言ってその人にとっては標準語みたいな感覚なので、自然と口にでちゃうみたいな感じですが。
違う出身の人からすると、え?今なんていったの?なんてなっちゃいますよね。
お疲れ様と近い言葉なら「今のもしかしてお疲れ様って言ったのかな?」ってなんとなく理解できますが・・・
沖縄とかはすべての言葉が全く別ものの時があるので、挨拶しないで帰っちゃったって思われることもあるかもしれません。
ちなみに沖縄でお疲れ様は「うたいみそーちー」です。
え??ってなりますね(笑)一文字もかぶってないといいましょうか・・・
そんなときのために、
- 自分の言葉は相手に伝わっているのかな?
- 地方の方言も覚えておこうかな
ちょっと話はずれますが、帰る時に「お疲れ様」じゃなくて「ご苦労様でした」っていう人もいますよね。
これは目上の人が目下の人に言う言葉なので、逆をやったらとっても失礼になります。
会社の上司が帰る時に「部長ご苦労様でした」なんて・・・絶対だめですよ!
これは上下関係があるときの話なので、宅急便のお兄さんから荷物を受け取って「ご苦労様です」なんていうのはまったく問題なしです。
お疲れ様の方言で北海道では何て言う?北海道独自の語尾を使う?
北海道の方言もなかなかわかりにくい言葉も多いですが、お疲れ様はなんというのでしょうね。
なんと、そのままの「お疲れ様」ではないですか!
拍子抜けしちゃいますね。
北海道の場合は、沖縄ほどまったく別の言語っていうわけじゃなさそうです。
だけど、関東で普段使う言葉の意味と北海道で使う意味が違うってことはけっこうあるようですよ。
お疲れ様はそのままなのに「疲れた」は「こわい」だそうです。
怖いって言ったらおばけが怖いとか、高いところが怖いのこわいかなって思いますよね。
「あー、今日も仕事こわいな」っていう感じのようです。
怖い上司がいるのかな?なんて勘違いしちゃいそうですね。
北海道の方言の特徴は?
北海道の方言は本土の人たちの言葉が混ざったようなものですね。
なので、まったくわからないものもあれば、なんとなくわかるものまで幅広いです。
北海道の方言の特徴①語尾が柔らかい
全体的にかわいらしい言葉だったり、語尾が柔らかくてゆるい感じがいいですよね。
「~かい?」とか「~だい?」って感じで問いかける言い方がかわいいです。
「さ~」っていうのもよくて「今日はケーキ食べたさ~」って感じで使うのですが、気の抜けた感じもまたいいものです。
北海道の方言の特徴②怒る言葉が怖く聞こえない
また、怒ってる言葉も全然怖く聞こえません「はんかくさい」っていうんですが。
標準語で「バカ」とか「アホ」みたいなニュアンスになります。
「お前はんかくさいじゃーねーか?」って言われたら怒るより笑っちゃうかもしれません。
北海道の方言の特徴②絆創膏の言い方は関東と変わらない
ちょっと面白いなって思うのは。
関東だと絆創膏ってバンドエイドちょうだいとかいって、メーカー名で言ったりするのがあるあるですよね。
北海道でも同じなんですよね。
北海道だとサビオっていう絆創膏メーカーがメジャーだそうで、サビオ取ってとかそんな感じで言うようです。
お疲れ様の方言で関東では何て言う?北関東の方言に注目!
関東ではほとんどの人が標準語だと思います。
なので、お疲れ様という人が大半だと思っていましたが、北関東は少し田舎なので方言のところもあるようです。
ちなみに私も北関東ですが、一応挨拶はお疲れ様と言っていました。
でも、住んでいる市町村によっても微妙に違ったりもするので、そのあたりを調べてみたいと思います。
なまりが強いなぁと感じるのは茨城と栃木ですよね。
栃木出身のU字工事さんの影響もあると思いますが(笑)
なんて笑っていると、群馬もほぼ同じような方言でした。
方言一覧をみたらかぶりまくってます。
自分が標準語だと思っていたものが、方言だったと気付くショック、これもあるあるです。
北関東の方言の特徴は?
基本的には北関東もお疲れ様はお疲れ様といいますが、語尾になまりがつくことがあります。
北関東は濁点つきがちです。
「~だべ?」とか「~け?」とかも普通にいいます。
茨城だと「~ぺ?」ですね。
「今日はおつかれさま~飲みいぐべ~」とか「おつかれさま、明日何時だっけ?」みたいな使い方になります。
私もよく「明日ごはん食べにいぐべ」とか言っちゃって夫に笑われます。
濁点ついた方が言いやすいのでもう癖になってます。
「そうでしょ?」とかも「だべ?」二文字で済みます(笑)とても楽です。
といっても、仕事の時とか文章を書く時などは当然標準語でしゃべりますよ。
ですが、特に地元同士の友達とか実家とかになると、自然と出てしまいますね、方言って。
お疲れ様の方言で関西では何て言う?大阪と京都で微妙な違いが!?
ほとんどの県では共通して「お疲れ様」と言いますが、関西では全く違った言い方をします。
今回は大阪と京都の微妙は違いに着目してみましょう!
お疲れ様の方言で大阪と京都の微妙は違い①「はわかりさん」と「はばかりさん」
大阪ではお疲れ様のことを「はわかりさん」、京都では「はばかりさん」と言うようですね。
「はばかる」という言葉は、人目をはばかるという意味から「トイレ」を指す言葉として使われているようです。
京都ではこれに「さん」をつけて、「はばかりさん」と呼んでいるようです。
でもこの「はばかる」は、大阪ではトイレのことを言っているのではなく、「ご苦労さま」や「ありがとう」のように全く理が違う意味になるんだそうです。
実際に使う言葉にしてみると「昨日はえらいはばかりさんどしたな」や「おおきに、はばかりさん」のようになります。
身近な人や親しい人に対して、ちょっとした気遣いや感謝の気持ちを込めた挨拶として使われているようですね。
また、このような親しみや感謝とは違う意味合いで使われることもあるようです。
「相手の期待が外れて思うようにならない」といった会話の相槌(あいづち)に使うと。
この場合には、軽い皮肉のような「おあいにくさま」や「お気の毒に」のような表現になります。
普段使わない言葉だと、どういった意味があるか分からないものですね。
「はばかりさん」の本来の意味は「遠慮する」
「はばかりさん」の意味を調べてみると、「遠慮する」や「気がねする」などの意味がありました。
「憚る(はばかる)」という言葉に「様」をつけた「憚様」という語源があるようです。
お疲れ様の方言で九州沖縄では何て言う?沖縄は独自の言い方がある!
次は九州と沖縄の方言についてお話していきます。
普段は東北や関東、その他の地域に住んでいる人にとって九州や沖縄の方言は本当に不思議に聞こえますよね。
この地方の「お疲れ様」は一体どんな言い方をするのでしょうか?
お疲れ様の方言①九州地方の場合
実は九州のほとんどの地域が標準語の「お疲れ様」なんです。
ですが、鹿児島県だけはお疲れ様のことを「おやっとさあ」というようです。
少し驚きですよね!
この「おやっとさあ」は、上下関係に関係なく誰に対しても使える言葉のようですね。
この言葉の語源が気になったので調べてみたのですが…
「お」→お話、こ犬、御親切などの「お」「こ」「御」のような接頭語。
「やっと」→富山弁に「やっとかっと」という言葉があり、「やっとのことで」や「どうにかこうにか」という意味。
「さあ」→「様」という言葉がなまった言葉だそうです。
また、鹿児島県には「おやっとさあ」という名前の芋焼酎もあるようです。
お疲れ様の方言②沖縄の場合
沖縄県でお疲れ様は「うたいみそーちー」と言います。
この言葉を実際に言われたら、初めて聞いた人は「呪文かな?」なんて思ってしまいそうですね。
「うたいみそーちー」は、丁寧すぎず手軽な挨拶として使われることが多いようです。
ちなみにこの方言なのですが、沖縄の中でも知っている人はいるようですが、ほとんど使われることがない方言だそうです。
この沖縄の方言なのですが、沖縄全土が同じ方言というわけではなく
- 奄美語(あまみご)
- 国頭語(くにがみご)
- 宮古語(みやこご)
- 八重山語(やえやまご)
- 与那国語(よなぐにご)
しかし、この沖縄の方言は消滅の危機にあることが2009年に発表されています。
方言は地域の由来などを知るのにとても大切なものなので、大切にしていきたいですね。
お疲れ様の方言ってあるの?のまとめ
日本全体で見たとしても、お疲れ様はそのままの言い方が大半でした。
沖縄だけは特別わかりにくい方言でしたけど・・・
あとは関西地方で部分的に「はばかりさん」という地域があるようです。
「はばかり」ってトイレの意味だから、初めて聞くと「え?」ってなってしまうかもしれませんね。
「さん」がつくとお疲れ様・・・言葉って不思議です。