離乳食中期になって離乳食のレシピなどに出てくる「カッテージチーズ」。
初めて聞いた!という人も多いのではないでしょうか?
カッテージチーズは、熟成させていないフレッシュチーズの1つで、クリームチーズの仲間です。
脱脂乳を原料に作られていて、クセがないのでそのまま食べたりスイーツに使ったりできます。
脂肪分や塩分が少なく、柔らかいので赤ちゃんにピッタリなチーズなんです。
離乳食に使う量は少しで、カッテージチーズは日持ちしません。
残りは大人が食べたり、冷凍保存するのがおすすめです。
離乳食でのカッテージチーズの作り方
市販のカッテージチーズもありますが、お家でも簡単に作ることができます!
チーズを作ると聞くと大変そうですが、カッテージチーズはフレッシュチーズなので簡単です!
カッテージチーズの材料
- 牛乳200ml
- レモン汁20ml
レモン汁は生のレモンでもいいですし、ポッカレモンのようなレモン果汁でもいいです。
レシピによってはお酢を使うレシピもあります。
離乳食のカッテージチーズの作り方の手順
①鍋に材料を全て入れて沸騰寸前で火を止める
②分離してくるので、キッチンペーパーなどでこして水気を切る
手順も2つだけ!
これならすぐ作れそうですよね。
チーズは牛乳に酸と熱を加えることでできます。
サイトによっては50度前後まで温めれば十分と書いてあることも。
仕上がりのカッテージチーズの柔らかさが変わりますので、試してみてお好みの硬さの温度を探してみてもいいかもしれません!
市販品を買ってもいいですが、普段家にあるものでさっと作れるので、まず様子見にあげる場合は手作りしてもいいですね。
また、市販品は保存料が含まれていることも多いので、手作りした方が添加物が少なくてより安心です。
カッテージチーズを離乳食でそのままあげられる?加熱した方がいい?
カッテージチーズは基本的にそのまま与えられます。
ただ、開封して数日経っているなど不安なところがあれば加熱して与えて問題ありません。
必ず加熱して!というわけではないです。
加熱のしすぎはカッテージチーズが硬くなる原因にもなります。
加熱する場合は加熱時間が長くならないように気をつけましょう。
基本的には加熱不要なので、手作りや開封して2~3日以内に使い切るように心がけるといいですね。
ただ、粒が残った市販品や、手作りしたものは粒々とした状態です。
あげる前に潰して小さくしたり、裏ごしして滑らかにするのがおすすめです。
赤ちゃんによっては、食感がつぶつぶしていると食べてくれなかったりするので、食べやすいようにしてあげましょう。
離乳食中期であげるカッテージチーズの量は?たんぱく質として考える?
離乳食の間は、
- 炭水化物を何g
- 野菜を何g
- たんぱく質を何g
ではカッテージチーズは、タンパク質に数えていいのでしょうか?
答えは「カッテージチーズはたんぱく質として数えて大丈夫」です。
同じフレッシュチーズでもある「クリームチーズ」と比べると、カッテージチーズはたんぱく質の量が全然違います。
なんとカッテージチーズの方が、クリームチーズよりも3倍もたんぱく質が多いのです。
さらに、脂肪分にも大きな差があって、カロリーはクリームチーズの3分の1です。
「低カロリー高たんぱく」なので、大人にだっておすすめのチーズですね。
そして、市販のカッテージチーズを使う場合は、塩分が含まれているので塩分の摂りすぎは気をつけたいところです。
先ほど紹介したように手作りするのであれば、無塩のカッテージチーズが作れるので、塩分は気にする必要はありませんね。
カッテージチーズを赤ちゃんに離乳食で与える適量は?
また、赤ちゃんの消化器は食事を消化する練習中です。
たんぱく質を食べすぎるとお腹を壊してしまうかもしれません。
カッテージチーズ以外にもたんぱく質をあたえるなら、量を調節する必要があります。
乳製品は一食あたり50~70gが目安です。
カッテージチーズは乳製品で初めて食べるものなので、少しずつ慣らしていくのがおすすめ。
まずは5gくらいからはじめて、塩分のことなどを考えると多くても15gくらいが良さそうです。
カッテージチーズのおすすめの与え方
カッテージチーズは酸味が少しあるので、そのままより甘味のある野菜や果物にあえてあげるのがおすすめ。
特にかぼちゃなどならよりクリーミーになるのでおいしいですよ!
他には、さつまいもやりんご、バナナなどがおすすめです。
離乳食中期のカッテージチーズのレシピ5選!チーズの手作りレシピも!
離乳食中期のカッテージチーズの作り方とカッテージチーズを使ったレシピを紹介します。
離乳食中期の手作りカッテージチーズの作り方
<材料>
- 牛乳(加工されていないもの)200cc
- レモン汁または酢 大さじ1
<作り方>
①鍋に牛乳を入れて火にかけ沸騰直前で火を止める。
②レモン汁を加えてかき混ぜる。
③しばらく待つと分離してくるのでザルにキッチンペーパーをしいて2をこし水分を切る。
(絞るとカッテージチーズが固くなるので絞らない)
これで、約50gのカッテージチーズが作れます。
では次に、カッテージチーズを使ったレシピを紹介します。
離乳食中期のカッテージチーズレシピ①かぼちゃとチーズの和え物
かぼちゃペースト30gにカッテージチーズ10gを混ぜ合わせる。
たったこれだけで、離乳食が1品完成です。
離乳食中期のカッテージチーズレシピ②バナナとさつまいもの和え物
バナナ15gはつぶして。
さつまいもペースト15gとカッテージチーズ10gを混ぜ合わせれば完成です。
離乳食中期のカッテージチーズレシピ③かぼちゃときなこの和え物
かぼちゃペースト30gとカッテージチーズ10gときなこ5gをよく混ぜ合わせる
きなこはむせやすいので、しっかり混ぜるのがポイントです。
離乳食中期のカッテージチーズレシピ④かぼちゃとチーズのパンがゆ
①かぼちゃ、キャベツ、玉ねぎなどレンチンして下茹でし、ミキサーやブレンダーで攪拌してつぶします。
②網目の細かいザルでこして繊維や薄皮をとりのぞき、鍋に入れて牛乳を合わせてのばします。
③出来上がったポタージュ50gを鍋に入れ食パン6枚切り1枚の2/3程度をちぎり入れます。
水分が足りない場合はお湯を入れます。
④③を皿に入れてカッテージチーズ10gをかけます。
離乳食中期のカッテージチーズレシピ⑤とうふのドリア
①豆腐30gは水を切りキッチンペーパーにくるんで耐熱皿に入れ600w1分30秒レンチンする。
②豆腐の粗熱をとりミキサーに入れミルク(調乳済み)小さじ2と一緒に攪拌する。
③10倍がゆ50gの上にのせてカッテージチーズ少々をまぶす。
冷まして全体を混ぜてから食べさせてください。
離乳食中期にカッテージチーズはそのままあげても大丈夫?のまとめ
私も上の子が離乳食中期になって初めて「カッテージチーズ」を知りました。
さっぱりとしたヨーグルトのようなチーズなので、クセもなくとても食べやすいです。
離乳食中期になると2回食になり、メニューも工夫しないと飽きて食べてくれないこともあります。
知らない食材にチャレンジするのも離乳食を楽しくするアクセントになります!
また、カッテージチーズに限らずフレッシュチーズなら比較的手作りしやすいようで、Youtubeに作り方動画をあげている人は多いです。
フレッシュチーズはどうしても保存料などの添加物が入りがちです。
さらに「チーズを作った」というとなんだかすごい気がしませんか?
すごく手間をかけるわけでもありません。
自宅で手作りすれば、赤ちゃんも小さい子供にも安心なので、ぜひ挑戦してみてくださいね!