突然ですが皆さん、辛い物はお好きですか?
「カレーライス」
「麻婆豆腐」
「キムチ鍋」
などなど…
そういった辛い料理を食べたりすると、汗をかきますよね。
汗って汚くて「服がベトベトになる」とかで、ものすごくマイナスなイメージがありますが、悪い物を排出してくれると考えればそう悪くもないと思います
だって汗をかいた後って、なんかスッキリしますよね?
そして中国にはこんな言葉があります
「四川人不怕辣、貴州人辣不怕、湖南人怕不辣」
↓
「四川人は辛くても恐れない、貴州人は辛いものを恐れない、湖南人は辛くないものを恐れる」
という意味だそうです。
歴史ある中国が、こんなにも言う辛さの源…そう、香辛料です!
ということで今回はそんな「汗」のこと、「香辛料は有能」ということをお伝えしたいと思います(人・ω・)
そもそも辛いってどういうこと?
辛いといえばやっぱり中華料理ですね。そこには二種類の辛さがあります(*´・ω・`)v
- 唐辛子による「舌がひりつく辛み」の辣味(ラーウェイ)
- 花椒(ホアジャオ)による「痺れるような辛み」の麻味(マーウェイ)
辛味は味覚じゃない
そしてよく勘違いされるのが、「辛味とは味覚ではない」ということ。
正確にいうと味覚とは
- 苦味
- 酸味
- 甘味
- 塩味
- 旨味
そして「辛い」という感覚は、味覚ではなく「痛覚」なんです!味覚の一部ではないんですね~(´・∀・`)ヘー
辛味が癖になる理由
ということは辛いのが大好きな人達は、痛みを快感と感じるド変態なのでしょうか?
いいえ、違います(ヾノ・∀・`)
辛さは先ほど言った
- 苦味
- 酸味
- 甘味
- 塩味
- 旨味
そしてさらに強い辛みは、脳内で
- アドレナリン
- ベータエンドルフィン
などの興奮や幸福感をもたらす脳内伝達物質を分泌させるのです!
「興奮や幸福感をもたらす脳内伝達物質」…それこそが、辛味が癖になる理由というわけです。
まさに痛覚である「辛さ」ならではの現象ですね。ちなみに薬膳料理の世界では、辛みは内臓の働きを助けるとともに、ストレスの発散にも寄与するとも言われています。
なので辛さは別に悪い物ではないんですね
辛いもので汗だくになってもいいじゃない!
- 辛い物食べて汗だくになろうが
- 見てるだけでつらそうと思われようが
- 汗だくで見苦しいと思われようが
- 何だろうが
ついでに言うと
- 辛いものを食べて汗だくになる人
- まったく汗をかかない人
この2つの違いは、「味覚性多汗症」という症状であるかどうかの違いによるんですね。
「新陳代謝が良いか悪いか」の違いじゃなかったんですね^^;
汗には3つの種類がある
「辛いものは大好き!でも汗をかきたくない!汗臭くなりたくない!」と思われる方もいるでしょう。
しかし汗には、大きく分けて三つの種類があるんですね。
体温調節を行うために、手のひらや足のうらを除く、全身から持続的に発汗しています。
暑い時に激しい運動を行うと、多いときに1時間に2リットルほどの汗をかくと言われてます( ゜Д゜;)そんなに!?
「手に汗をかく」
「冷や汗をかく」
といった言葉に関係する汗です。
精神的な刺激にともなってでることから「精神性発汗」とも呼ばれてます。
汗が出る部位は
- 手のひら
- 足のうら
- ワキの下
など限られた部位で、短時間に発汗するのが特徴の汗です。
この「ワキにかく精神性発汗」が、臭いの主な原因と言われてます。
私は基本ビビりなので、特にまだ小さなころは、人前に出たときなんかに、流れるほどのわき汗をかいていましたね。自分では自覚はなかったけど、もしかして臭かったのかも…
味覚の刺激によって反射的に起こるものですので、食べ終わると汗もひきます。
よく汗の臭いを気にされる方が多いと思いますが、人体には汗が出る穴のような箇所「汗腺」とよばれるものがあり、それにもエクリン腺、アポクリン腺と二種類あります(^・ω・^)
「エクリン腺」は全身から出る無色の汗で、臭いもさほどありません。
逆に「アポクリン腺」はワキの下や乳首などの毛穴から出るやや濁った色をした汗で、少し臭いがあります。
この「アポクリン腺」からの汗、これこそが汗臭いの元凶ともいわれているんですね。
ですので、辛いものを食べても額や鼻といった「顔を中心」に汗をかいてる方は、さほど汗臭さはないと思います。
逆に辛いものを食べて、ワキの下に汗をかくという方は「汗臭い」っていうことになっちゃうんですね~
香辛料で汗だくになるのは悪いこと?のまとめ
香辛料の辛さは「ただ辛いだけ」ではないということ、おわかりいただけましたか?
「辛さは文化!辛さは歴史!」そう時代が物語っています。
ちなみに私が好きな香辛料のきいた激辛グルメは「蒙古タンメン中本」です!
セブンイレブンに売っているカップ麺だけでも、十分美味しいですのでおすすめです。
これはぜひとも本場の味を食べにいきたいですね。しかし、辛いものの食べ過ぎでお腹を壊さないようお気をつけて!