元気なツツジの育て方!鉢植えの剪定はどうしたらいいの?

民家の庭先、道路の脇、公園など実によく見かけるツツジ。

福岡県では「県の木」、群馬県と静岡県では「県の花」として代表され、全国で6つの「市の木」、また市町村の花として全国で数え切れないほどの街の代表とされています。もしかしたら、皆さんの住む街の花もツツジかもしれません。

春になるとさわやかな香りを漂わせるピンクや白色の花をたくさん開かせ、その場所の中心的存在として華やかな気分にさせてくれます。子供の頃、ツツジの花から甘い蜜を吸った経験がある方も少なくないかもしれません。

しかし、種には毒も含まれるので注意してくださいね!

ツツジは主にアジアに広く分布していますが、中でも日本では樹齢1000年に及ぶようなツツジもあると言われ、春の季語でもあり古くから親しまれてきた歴史ある花です。

そんな誰からも愛されるツツジを長く美しく楽しむために、ツツジの育て方や剪定方法などについて調査してみました。

庭先で楽しめる鉢植えのツツジをどうお世話していくか、要チェックです!

ツツジを育てるために大前提な大切なこととは?

①ツツジは酸性の土を好むので、植えつけには酸性用土を使いましょう。
アルカリ性の肥料などを使う場合には注意が必要です。心配な方はツツジ専用土というものがオススメです。

②植えつけ時期は3月~6月、または10月がよいとされています。
また、挿し木の場合は6~7月に、堅くて太い枝を10センチ程度にカットし、水を1日吸わせてから土に挿し木をしましょう。
比較的簡単に根付きますので、どんどん増やせます。

③底石を敷き、土を入れ、「浅めに」植えつけます。
これはツツジの根が地表近くに張り、そこから呼吸をする性質があるためです。

④ツツジは乾燥に弱い植物です。
夏は朝晩の涼しい時間帯に2回。夏以外でも土が乾いたらこまめに水やりをしましょう。
鉢の底から水が出てくるくらいの量が必要です。

⑤日向で育てるのが理想的ですが、半日向でも大丈夫です。
ただ、日陰で育ててしまうと花付きが悪くなり、最悪の場合は開花自体しなくなる場合があるので注意です。

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来年もきれいに咲かせるためのツツジの剪定方法

枝先から3センチくらいの長さを統一するように剪定していき、枯れてしまった枝がある場合は根元から切り落とします。
イメージとしては、ひとまわり小さく刈っていく感じです。

枝が密集し、蒸れているような箇所がないように切りそろえていきましょう。

慣れてきたら、花の芽の位置を意識しながらどんなふうに花を咲かせるかデザインしてみるのも楽しいですね。

ご自身での剪定が難しい場合は、専門の業者に依頼することもできます。
ただし、知識のない業者がいることも事実ですので、剪定時期や方法(花芽は残してほしい等)はしっかりと伝えるようにしましょう。


明暗を分ける!?間違ってはいけないツツジの剪定時期

剪定は夏の間、できれば梅雨明けより前の5~6月中に終わらせるのが理想的です。

ツツジは開花の時期を終えると、翌年の花を咲かせるための準備に入ります。
そのため時期を間違えて選定してしまうと、せっかく次の開花の準備を終えた枝まで剪定してしまったりして、花が少なくなってしまうのです。

ツツジの花が咲かない、少ないなどの原因は「日光不足」と、この「剪定方法の間違い」が最も多く見られます。
時期を間違えたまま剪定を続けていくと花は少なくなる一方なのです。

限られた期間ですが、翌年も綺麗な花を咲かせてもらえるよう、花が咲き終わったらすぐに取り掛かりましょう!

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元気なツツジの育て方のまとめ

せっかくなら毎年たくさんのきれいな花を咲かせてほしいツツジ。

なかなか花が増えないとお悩みの方は、ぜひ剪定の時期を見直してみて下さいね。