遅刻や寝坊等、会社に迷惑や損害をかけた時に、始末書を書くように言われます。
しかし、始末書はただ反省の意を示すだけではなく、2度と繰り返さないような具体的な対策を書かなくてはいけません。
例えば、
「自己管理を徹底し、2度と繰り返さないようにする」
「夜眠る時間を×分早くし、朝も○分早く起きる」
「スケジュール管理を徹底し、5分前行動をするようにする」
というような対策ですね。
ここで書いてはいけないのは、「寝坊をしないように気をつけます」といった心掛けを変える対策です。
なぜなら、心掛けを変えただけでは充分な対策とは言えないからです。
始末書を書かされるということは「2度はないからな」という意味もあり、しっかりした対策を書いておかないと、「反省せず、また遅刻する」と思われてしまいます。
言うまでもないですが、始末書に書いた対策はしっかり行うようにしましょう。
始末書を書いたのにまた遅刻したとあれば、次は始末書を書くだけでは済まなくなってしまいます!
始末書で遅刻したことを謝罪するには?2回目の時はどうする?
始末書には具体的な対策だけではなく、遅刻したことを謝罪する文章が必要です。
まず、具体的にいつどれくらいの遅刻をしたかを正確に記入します。
「○月×日に △分ほど遅刻してしまいました」という要領で書けば問題ありません。
更に、遅刻をしてしまった背景についても書くようにします。
- 毎晩眠るのが遅く、起きるべき時間に起きれなかった。
- 朝のスケジュール管理が甘く、乗るべき電車に乗れなかった。
- 体調不良が続き、朝起きられなかった。
体調管理は仕方ないと思いがちですが、会社にとっては体調管理も仕事のうちです。
時間休や午前休等を使用して、病院へ行って早めに治療するようにしましょう。
反省文と始末書の違いは?始末書の上なんてあるの?
反省文と始末書は「過ちを謝罪し、今後の対策を述べる」文書です。
しかし、反省文はあくまで本人の反省を促すものであり、始末書は2度と繰り返さないよう深く反省と改善を促すものです。
更に始末書を書いたのに改善されない場合は、「進退伺」を書かなくてはならなくなります。
進退伺という名の通り、進退伺は自分の進退(辞職すべきか)を会社に指示を仰ぐ文書です。
こちらは余程のことがない限り書くことはないですが、万が一書くことになったら辞職も覚悟しなくてはなりませんね。
始末書で遅刻したことへの反省を表す長文の書き方を紹介!
では次に、
- 遅刻は過去2回、30分程度
- 夜眠るのが遅く、朝起きられず遅刻した
これは私の自己管理の甘さと、社会人としての自覚と鍛練が足りていない事に起因しており、弁明の余地もございません。
こうした遅刻により業務に支障をきたし、皆様に多大な迷惑をおかけした事を深く反省しております。
今後はスケジュール管理を徹底し、10分前行動を行うようにいたします。
更に今一度社会人としての自覚を持ち、自己管理をより厳しくする所存です。
また、与えられた業務を遅延なく全うするよう、心を入れ替えて業務に一層励む事を誓います。
何卒寛大な措置を賜りますよう、お願い申し上げます
ちなみに始末書は、手書きで書くように求められることがほとんどです。
手書きの場合は縦書きで、市販の便箋を使うようにしてくださいね。
始末書で遅刻への対策を提案する!まとめ
遅刻をした時に始末書を書くポイントは、
- 遅刻した回数や遅刻した時間
- 遅刻に至るまでの背景
- 謝罪の言葉
- 今後繰り返さないための具体的な対策を
始末書は給与査定にも響く重要な書類ですので、気持ちを引き締めて書かなくてはいけません。
同じ過ちを2度と繰り返さないよう、始末書を提出したあとは心を入れ替えて頑張りましょうね!