娘が4才くらいの時に、パソコンで宇宙のことを説明してる動画を一緒に見てから宇宙のことが気になるみたいで。
6才になった今でも時々「一緒に宇宙のことを調べようよ~」って言ってきます。
そんな娘がつい先日「お父さん、地球って宇宙にうかんでるの?」って聞いてきました。
「地球って本当に宇宙にプカプカ浮かんでるの?」
「何で地球は宇宙の中に浮かんでいられるの?」
「地球だけじゃなくもっと大きな太陽も浮かんでるの?」
そんなことを子供にもわかりやすく説明するためのポイントについて、一緒に見ていきましょう。
地球はなぜ宇宙にうかんでるの?
娘から突然聞かれた「地球って宇宙にうかんでるの?」っていう疑問。
こんな時、あなたなら何て答えます?
私が頭の中に真っ先に浮かんだのは
「そうだよ、プカプカと浮かんでるんだよ。宇宙には重力がないから浮かんでられるんだよ~」
っていう答えでした。
でも、せっかく興味を持ってるんだからどうせなら
- 何かもっとわかりやすく
- もっとワクワクさせてあげられて
- もっといろいろ知りたいって思えるように
「でも実際には、どんな風に言えばいいかなぁ?」って思っちゃいますよね。
その為には、まずは小難しいことはさておいておいたとしても、最低限のことは知ってないと教えることもできません。
本当に宇宙には重力ってないの?
そもそも、宇宙には本当に「重力」ってないんでしょうか?
地球から外にでたら全くの「無重力状態」なんでしょうか?
地球の外は完全な無重力?!
地球から一歩外に出たら、そこは全くの無重力状態。
だからスペースシャトルとか、そこから出た宇宙飛行士、あと人工衛星とかもプカプカと浮いてるんでしょうか?
実は、地球から出ても重力はあって
- 宇宙ロケットも
- 宇宙飛行士も
地球の近くを通った隕石なんかも、地球にひっぱられて落ちてくるんです。
「だったら、スペースシャトルとか宇宙飛行士ってなんで落ちてこないの?」って思いますよね?
その話の前に、まずは地球と太陽の話をしておきますね。
太陽の重力ってすごい!
地球って、太陽のまわりを1年間かけて1周まわってますよね。
でも、不思議じゃないですか?
太陽の周りをまわってるってことは、地球はまっすぐ飛んでる訳ではないんですよね。
なんで地球は太陽のまわりをまわれてる?
例えば、ボールにひもを付けてぐるぐるとまわすと、ひもにつながれたボールは自分の周りをぐるぐるとまわりますよね?
でも、その手を放すと、ボールは自分から離れて一直線に遠くに飛んでいっちゃいます。
地球と太陽の間にはひもでつながれてる訳でもないのに、なぜ太陽のまわりをぐるぐるとまわっていられるんでしょう?
地球が太陽のまわりをまわれている理由
「地球が太陽のまわりをまわれている理由」
それは、地球が太陽の重力にひっぱられてるからなんです。
先ほどのボールの例えで言うと、
「ボールが外に向かって飛んでいこうとする力と、ひもでひっぱられる力がつりあってる」
だから、ボールは体のまわりをまわってるんです。
これが、鉄球のように重いものを振り回してると、外に飛んで行こうとする力が強いからだんだんと手も疲れてきちゃいます。
そして力が入らなくなると、ひっぱる力よりも飛んでいこうとする力の方が大きくなってしまって、飛んでいっちゃいます。
逆に軽いボールの場合だと、ひもを持った手に力を入れると、簡単にひっぱることができちゃいますよね。
要は、外に飛んで行こうとする力よりもひっぱる力の方が強いから、自分の方に引き寄せることができちゃうんですよね。
地球って宇宙にぷかぷか浮いてる訳じゃない
なんとなく、イメージでは地球はプカプカと浮いてるように思っちゃいますよね~。
でも、実は地球って「太陽の重力」にひっぱられているんです。
ただ、地球はその太陽のまわりを「時速10万8千キロ」っていうとてつもない速さで、太陽のまわりをまわっています。
で、その力と太陽の引力のバランスがとれてるから、地球は太陽のまわりをクルクグルグルまわることができてるんですね。
このように、地球と太陽の関係は微妙なバランスで今の状態が保たれているんですねぇ。
そしてそれと同じように、地球のまわりをぷかぷかと浮かんでるようなイメージの
- 宇宙ロケット
- 人工衛星
- お月さま
なので、スペースシャトルから出て作業をしてる宇宙飛行士も、実はスペースシャトルと同じ速さで飛んでるから、プカプカと浮いてるように見えるんですね。
そう考えると、なんだかすごいですよね。
地球って実は太陽に向かって落ちる?
地球ってすごいスピードで飛んでるっていう話をしてきました。
でも、地球が飛んでるスピードがだんだん遅くなってくると、太陽からひっぱられる力の方が強くなって。
「いつかは太陽に落ちちゃうんじゃないの?」って心配になってきちゃう人もいるんじゃないでしょか?
地球のスピードってだんだんと遅くなる?
ここで、もう1つの例を出すと、手に持ったボールを話すと、真下にまっすぐ落ちちゃいます。
それは、地球の重力にボールがひっぱられてるからですよね。
今度はボールを思いっきり遠くに投げてみましょう。
すると、最終的には同じようにボールは下に落ちちゃうけど、落ちるまでの時間は長くなりましたよね。
これは、ボールが飛んでいく力が地球にひかれる力に逆らってるからなんですね。
これをもっともと速く投げることができたら、もっと落ちるのが遅くなっていきます。
でも、最終的には地面に落ちちゃうんですよね。
それは、空気の抵抗によってボールのスピードが落ちてくることで。
少しづつ飛んでいく力が弱くなっていって、重力に逆らえなくなるからなんです。
地球が飛んでるスピードもだんだん遅くなっちゃうの?
では地球の場合はどうなんでしょう?
宇宙には知っての通り「空気」がありません。
なので、空気抵抗でだんだんと飛んでるスピードが遅くなっちゃうってことがないんです。
だから、地球が産まれてから46億年くらいって言われてる長い時間が過ぎても、太陽のまわりを力のバランスが壊れることなく、まわっていられるんですね。
地球って宇宙にうかんでるのかを子供に説明
「地球って宇宙にうかんでるの?」って子供に聞かれて説明する時に、細かなことを説明しても、なかなか理解することが難しいですよね。
それに長々と説明してると、すぐに飽きちゃいます。
なので、子供に説明するときに気をつけたいポイントは次のようなものになります。
子供に説明するときに気をつけたいポイント
- わかりやすく教えてあげられて
- もっと知りたいって興味を持ってあげさせられて
- ワクワクさせてあげられる
こんな時におすすめなのが、いろいろと言葉だけで話すよりも「たとえ」を見せながら説明する方法です。
その方が感覚的にわかってくれるし、興味ももってもらいやすかったりもします。。
まぁ大人の場合でも、小難しい言葉ばっかで説明されても、むっちゃわかりにくかったりしますもんね。
子供に地球が宇宙になんで浮かんでるのかを説明してみよう
まず、教えるポイントとして、つぎのことがちゃんと伝わるようにしなきゃいけません。
地球が宇宙に浮いている!子供に伝えなきゃいけないポイント
- 地球ってすごい速さで太陽のまわりをまわってる
- 宇宙って無重力じゃない
- 宇宙には空気がない
頭の中だけではなくって感覚的にも理解させてあげると、子供にもわかってもらいやすいですよね。
なので、それを踏まえて私の場合は娘にどう説明したか、紹介しますね。
と、地球がただ浮いてるんじゃないってことを伝えます。
【娘】「へぇ~どれくらいの速さで飛んでるの?」
【私】「車よりも電車よりも飛行機よりも全然早く、ものすごいスピードで」
【娘】「すごーい!」
【私】「そして、地球って太陽のまわりをグルグル回ってるんだ。知ってた?
でもね、ただ飛んでるだけだと、グルグル回らずにどこかに飛んでいっちゃうよね~」
【私】「ちょっとこれをグルグル回してみて」
とプラスチックの軽いボールにひもを付けて、子供にぐるぐる振り回させて
「これってボールが飛んでるけど、のんちゃんの周りをグルグルまわってるよねぇ?なんでどこかに飛んでいかないのかなぁ?」
【娘】「ひもがついてるからじゃん」
【私】「だよねぇ。それと同じように地球もひもではつながれてないけど、太陽のから「重力」っていう力でひっぱられてるんだよ。
だから、今のボールがのんちゃんのまわりをグルグルまわってたのと同じように、地球も太陽のまわりをまわっていられるんだよ」
【私】「(ボールを投げて)ボールが飛んでちゃったけど、下に落ちちゃったよねぇ。なんでかわかる?」
【娘】「地球にひっぱられて落ちちゃったから?」
【私】「それもあるけど、投げたボールが空気にぶつかってスピードが落ちていちゃったから、地球にひっぱられて落ちちゃったんだ」
【娘】「そうなんや。だったら地球も太陽にひっぱられて落ちちゃうの?こわいよ(><)」
【私】「地球の飛んでるのが遅くなちゃったら、そうなるかもしれないけど、実は宇宙には空気がないんだ。」
【娘】「知ってるよ~」
【私】「だから、空気にぶつかってスピードが遅くなっちゃうこともないから、ずっと同じ速さで太陽のまわりをまわってるんだ。
だから落ちちゃうこともないから大丈夫^^」
【娘】「よかった~♪また宇宙のこと教えてくれる?もっと宇宙のこと知りたい!」
【私】「もちろん*^^*」
説明し終わった後は、嬉しそうにして「地球って宇宙にプカプカ浮いてないって知ってる?」と、妻に教えてあげてましたよ。
地球が宇宙に浮いてるのはなぜかを子供に説明する方法のまとめ
子供から「地球って宇宙にういてるの?」って聞かれた時に、何て答えればいいかについて見てきました。
子供の興味やワクワクを消さずに、もっと知りたいっていう気持ちにさせるようにわかりやすく答えるのってどうしたらいいのか、毎回とっても考えさせられます。
でも、自分の説明ひとつで、子供の「もっと知りたい」っていう気持ちが育っていってくれるのなら、って思って頑張ってます。