現在使われているお札は、
「1万円札」
「5千円札」
「千円札」
が現在発行されているお札となっています。
少し前に2千円札もありましたが、現在は新しく作られることはなく、流通しているもののみとなっています。
昔は、これ以外にもお札が使われていたのをご存じでしょうか?
自宅の古い蔵を整理していたら「なんだか見たことないお札がでてきた!」なんて方もいると思います。
日本銀行が今までに発行したお札は全部で53種類あり、その中の22種類が現在でも取引可能となっています。
でも千円や1万円の古いタイプならまだしも、100円札などをだされたらお店の人も困惑してしまいますよね。
そこで今回は、そんな古い紙幣の中でも「100円札」がいつくらいまであったものなのか?ということについて、詳しくお伝えしていきますね!
100円札は今も使える?!お買い物で使ってみた結果!?
100円札はいつからつかわれているのでしょうか?
100円札の歴史
もっとも古い100円札は、明治時代初期に発行された明治通宝です。
それから様々時代がうつりかわり、そのうつりかわりとともに、100円札も明治通宝から姿を変えていきます。
最後の100円札は、板垣退助の肖像が使われた“B号券”になります。
- 図柄が鳳凰と龍の明治通宝
↓ - 図柄が大黒天とねずみの旧百円券
↓ - 肖像画が藤原鎌足の改造百円券
↓ - 図柄が藤原鎌足と談山神社の甲号券
↓ - 図柄が聖徳太子と夢殿の乙号券
↓ - 図柄が聖徳太子と夢殿のい号券
↓ - 肖像画が聖徳太子のろ号券
↓ - 図柄が聖徳太子と夢殿のA号券
↓ - 肖像画が板垣退助のB号券
かなり色々な種類の100円札が発行されたのがわかりますね!
1番最後に使われていた100円札は、1953年~1974年まで使われていました。
この100円札のあとは、100円硬貨に移行していったのです。
100円札はいまでも使える?
この100円札ですが、実は現在でも使用は可能なんです!
実際に何年か前にあった話なんですが、福岡市内のカイロプラクティックにて、この100円札で料金を支払ったおばあちゃんがいたそうです。
このカイロの院長は当時25歳で、さすがに最初は偽札を疑ったとか・・・
現在100円札の存在はしらない人のほうが多いので、100円札を実際に使うと「これは偽札?!」と思われることの方が多いのかもしれませんね。
ちなみに、私ももし見かける事があったら、「偽物のお金かな?」と思ってしまう気がします。笑
100円札の価値 ピン札の場合は?驚くべき価値がついた?!
では、この古い100円札ですが、普通に使用せずに、買取業者に買い取ってもらった場合、価値はいくらぐらいになるのでしょうか?
100円札の中でも代表的なものでご紹介します。
- 乙号券
- い号券
- ろ号券
- A号券
最も買取価格に期待が持てるのが『ろ号券』の三次100円札で、なんと1万円以上のプレミア価格がつくことも!!
A号券になると現行紙幣になるため、買取価格としては額面ベースでの査定が基本となるようです。
でも例外もあります。
100円札の買取は、状態が最重要視されるのです。
つまり、きれいであれば買取価格があがります。
なので、ろ号券であっても折り目やシワが多い場合は、価値がぐっと減ってしまいます。
逆に、A号券でも状態が良ければ、額面以上の買取価格になる場合もありますよ(^^)
- 最初期
- 前期
- 後期
こちらは現行紙幣で、現在も有効なお札です。
従って、買取においては額面ベースが基本となります。
ただし、紙幣ナンバーのアルファベットが1桁の最初期のもので、未使用、ピン札となれば、プレミアがつくことも!
プレミアがつく100円札は?
100円札を買い取ってもらう場合、板垣退助の100円札などは、現行紙幣のため、基本的には額面通りの買取価格となります。
でも、中には額面よりも高くプレミアがつく紙幣もあるんです!
どんな紙幣にプレミアがつくのかをご紹介します。
印刷ミスで余白が大きくなっていたり、裁断ミスで不要な部分が残ってしまったものなど、それだけで10万円ほどのプレミア価格になることもあります。
この英数字に統一性や希少性があれば、500倍~1000倍の価値が付くこともあります!
ピン札帯付きなだけで額面以上の金額になるのは、珍しいことだそうですよ!
100円札っていつまであったの?のまとめ
100円札っていつまであったのか?ということについてみてきました。
中々目にする機会のない100円札ですが、もしどこかで手に入れる機会があったら、是非ミスプリントや記番号をチェックしてみてください。
思わぬ臨時収入につながることがあるかもしれません。
100円札に限らず、旧札をゲットしたら、是非確認してみてくださいね!