ビーフシチューなどは、「時間をかけてゆっくりコトコト煮る」というのが定番ですよね。
なんとなく「時間のかかる料理」というイメージで、いつも忙しい主婦の方は敬遠しがちな料理です。
他にも豚の角煮とか、長く煮ないと柔らかくならないので、味はそれっぽくても箸でホロっほぐれるあの感触を作るのは根気がいります。
それが、圧力鍋を使えば短時間でおいしいトロっとしたビーフシチューができちゃうというのですから、欲しくなっちゃいますよね。
短時間と言ってもさすがに5分や10分では無理ですが。
半日やら1日やら手間をかけないとだめな料理が1時間くらいでできるならありがたいですよね。
お肉だけじゃなくて、根菜類も柔らかくなるのでおでんなんかもダシがしみしみの大根が食べられちゃいます。
次の日のおでんはおいしいですが、その日にその味が楽しめるのはうれしいですね。
ビーフシチューの肉の部位のおすすめは?料理のプロに聞いてみた!
ビーフシチューを作るのに、「ビーフを入れればビーフシチューだよ」と言ってしまえばそれまでですが。
でも、やっぱり「料理に向き不向きの部位」があるので、ビーフシチューにはどこが一番おすすめなのか、プロに聞いてみました。
まず、牛肉の部位についてご紹介します。
- バラ
- すね
- すじ
- ロース
- サーロイン
- フィレ
この中で煮込み系の料理に向いているのは
- バラ
- すね
- すじ
残りの「ロース・サーロイン・フィレ」は、響きからわかると思いますが、ステーキなど焼き物系に向く肉となっています。
「バラ・すね・すじ」の中で、もっともビーフシチューに向いている部位は・・・「すね肉」です!!
たぶんそのまま焼いたら硬くて食べられないような部位ですが、このような肉は煮込めば煮込むほど柔らかくなってトロトロになります。
牛すじなんかもおでんに入れる地域がありますけど、煮込むほど柔らかくなっておいしいから入れるのでしょうね。
また、圧力鍋だから絶対にホロホロの溶けるお肉になると思っていたら、思ったよりパサパサになってしまったという事例もあるようです。
それらは鍋が古いという原因から、弱火で加熱する時間が短かったなどあるようです。
本来は弱火で長時間煮るとトロトロになるという料理なので、普通の鍋で強火で一気に加熱すると肉は硬くなります。
しかし圧力鍋で加圧すると、肉の細胞が破壊されて柔らかくなります。
とはいえ、どんな肉でも柔らかくなるかというとそうでもないようで、赤身の多い肉だとパサパサになるので、部位が大事ですね。
適度に脂肪がある肉のほうがトロトロになります。
それでもうまくいかないという場合は、下ごしらえをしてみるとよいでしょう。
一口大に切った牛肉をすりおろしたタマネギやキウイで一晩つけて置くと、酵素の働きで肉を軟らかくしてくれます。
牛に限らず、豚の生姜焼きなんかもたまねぎと一緒に調味料と共につけて置くと味もしみて柔らかい食感になります。
キウイはもったいないかなって思うかもしれませんが、たまに酸っぱすぎて失敗したなんてものが出た時は、試しに使ってみてください。
ビーフシチューの肉の量はどのくらい?一番美味しく感じる量があった?!
みなさんはビーフシチューを作る時にどれくらい肉を入れていますか?
カレーだってビーフカレーと言っても全部が肉ってことはないですよね。
それに肉だけだと飽きるし栄養バランスも悪いですから・・・やっぱり色々入っていないと体にもよくないです。
結局のところは好みの問題でもありますが、半々の割合がちょうどよいと思います。
ビーフシチューに入れる野菜も、各家庭で多少は違うと思いますが、
- たまねぎ
- じゃがいも
- にんじん
私はセブンイレブンのビーフシチューが大好きなんですが(笑)1袋300円以上するのでちょっと高級品です。
でも牛肉がトロトロであっという間に食べちゃいます。
その1袋に入っている牛肉の個数は約4個~5個でした。
それに対してじゃがいも2~3個、人参2個、たまねぎは溶けてわからないですが、割合的にはこんな感じで入っています。
ビーフシチューの肉の大きさですが、1口大にカットしたものでの話です。
もっと大きくすると、圧力鍋で加圧する時間なども長くなるでしょうが、そのへんは何度が作ってみて調整するしかないです。
肉も野菜も同時に入れてしまうと、野菜がなくなってしまうので肉を加圧したあとに野菜を入れてまた加圧するというように、時間差にしてくださいね。
圧力鍋でビーフシチューの肉を柔らかくするには?のまとめ
圧力鍋でビーフシチューを作ると、あっと言う間に肉が柔らかくなっておいしくできちゃいます。
ビーフシチューだけじゃなく、長時間煮込まないと柔らかくならないメニューなどは、ほとんど圧力鍋で作れば短時間で味がしみて柔らかく仕上がります。
「時短で光熱費も節約できちゃう」というすぐれものです!
寒くなると温かい料理が食べたくなりますが、圧力鍋なら仕事から帰って仕込んでも十分間に合いますよ。
そんな圧力鍋ですが、実は「正しく」使わないと、その時短効果も節約効果も半減してしまうんです。
せっかくの圧力鍋なのに、もったいないですよね。
そんな、圧力鍋の正しい使い方についてのことを
「電気圧力鍋って実はめんどくさい!?時短で料理ができるは本当なの?」
に詳しくまとめています。
「圧力鍋の正しい使い方」をちゃんと知ることで、もっと「時短&節約効果」を実感できるようになるはずですよ!