圧力鍋はさまざまな料理に使えますし、時短調理で主婦の味方ですよね。
最近では電気圧力鍋もありますし、火加減を見ることもなく簡単に1品ができます。
圧力鍋料理で定番と言えば“角煮”ですよね?
私も圧力鍋を買って初めて作った料理は角煮でした。
角煮を作る時はお肉だけですか?
よくインターネットなどで見るレシピでは角煮と一緒にゆで卵が添えられています。
そこで疑問なのがゆで卵はいついれているのか……
圧力鍋といえば蒸気が出てくることもありますし、取り扱いが怖いと感じている方ですと
そんな圧力鍋にゆで卵は入れても大丈夫なのか……
「爆発しちゃうかもしれない!」と、心配になりますよね。
そこで今回は、
「圧力鍋にゆで卵を入れて加圧したら爆発してしまうのか!?」
この疑問についてお伝えしていきたいと思います。
圧力鍋にゆで卵を入れて角煮を作りたいけど肉と一緒に入れていいの?
結論から申し上げますと、「圧力鍋にゆで卵を入れても爆発はしません!」
ゆで卵が爆発するといわれているのは、「電子レンジ」で加熱した場合です。
私もインターネットでレシピをみて角煮を作りましたが、そのレシピにもゆで卵が添えられていました。
私は角煮を作る時は先に豚肉を軽く焼いて、20分ほど茹でてから圧力鍋に肉をいれたのですが、調味料の分量しか見ていませんでした。
大雑把な私は一緒にゆで卵も入れていました。
「爆発するかも」
などと考えることもせずに入れて加圧しました……
そこから私はいつもそのやり方で角煮を作っていました。
しかし、ゆで卵に圧力をかける必要はないのです。
圧力鍋はゆで卵に味を染み込ませてはくれない
そもそも圧力鍋は食材を“柔らかく”はしてくれますが、味を染み込ませるためのものではありません。
ゆで卵に色がつくので味が染み込んでいる気がしていましたが、出来上がってからすぐ食べていたわけではありません。
保温時間で染み込んでいた可能性も……
しかも、思い返すと表面が固くゴムのようになり弾力のあるゆで卵で子供たちは食べづらそうでした。
入れたゆで卵が固ゆで卵だったせいでしょう……
そういえば主人に、「今日はあまり味染み込んでないね」と、いわれた日もありました……
そもそも「味」は、冷めていくときに染み込むものです。
煮物料理の基本をすっかり忘れていました。
ではどのタイミングでゆで卵を入れればいいのか、加圧しないゆで卵の入れ方をみていきましょう。
圧力鍋にゆで卵を入れるタイミングは!?加圧しないゆで卵の入れ方
加圧しないでゆで卵を入れる一番良いタイミングは「煮詰めるとき」です!
圧力鍋で豚肉を柔らかくして、そのあと調味料を入れて煮詰めるときにゆで卵を入れて、一緒に煮ればいいのです。
圧力が無くても煮ている間に味は染み込んでいきます。
ここで注意しないといけないのが、ゆで卵の「黄身の状態」です!
半熟状態のゆで卵がお好みの人は、一緒に煮詰めていくと固ゆで卵になってしまいます。
「私はやっぱり半熟のゆで卵を角煮に添えたい!」というときには、出来上がった角煮の煮汁に一晩ゆで卵を漬けましょう。
漬ける時も煮汁が冷めてからにしましょうね!
角煮の余った煮汁はどうすればいい?
ここで、我が家の煮汁活用方法もお伝えしちゃいます!
以前までは余った煮汁は捨てていました。
脂がいっぱい浮いていて活用する気にならなかったのですが、ラーメン屋などでも肉と野菜を煮て出汁を取りますよね?
そこでいい案はないものかと考えて、私が実際に作ったレシピをご紹介しますね!
余った煮汁は保存していると上に固まった脂が浮いてきます!
これは取り除いてくださいね!
角煮の余った煮汁活用①圧力鍋で作るナスの煮浸し
<材料>
- ナス2~3本
- 角煮の煮汁
- 千切りしょうが
<作り方>
①ナスは縦半分にして、背中の部分に細かい切れ目を入れる
②圧力鍋にナス、角煮の煮汁をナスが隠れる程度にいれる
③上に千切りしょうがをのせて、2~3ほど加圧
④ピンが下がるのを待ってできあがり
角煮の余った煮汁活用②角煮の煮汁でもやしスープ
<材料>
- もやし1袋 角煮の煮汁
<作り方>
①もやしはよく洗う
②角煮の煮汁はお湯でお好みの濃さに薄める
③もやしをいれて一緒に煮る
もやしのスープは以前まではチューブタイプの中華味の素を使っていましたが、全然味の旨さが違うと家族から好評でした。
先程もお話しましたが、煮卵の調味料として使うのもアリだと思います!
余った煮汁は冷凍もできるのでレシピの幅が増えますね!
ずぼらで大雑把な私のレシピですが簡単なのでぜひ試してみてくださいね。
圧力鍋を使ったゆで卵の作り方!半熟も固ゆでも自由自在!?
圧力鍋を使ったゆで卵の作り方はご存知ですか?
実は圧力鍋を使うと、ゆで卵を簡単に作ることができます!
圧力鍋に卵を入れると、なんとなく爆発しそうな気がしますよね。
でも圧力鍋だと、普通に鍋で煮るよりも簡単に作れます!
鍋の場合だと、半熟や固ゆでなどの微妙な茹で加減がとても難しいものですよね。
そんな方は圧力鍋がおすすめです。
半熟も固ゆでも自由自在なので、是非作ってみて下さいね。
作り方も、とても簡単です!
圧力なべを使ったゆで卵の作り方
ここでは、圧力鍋を使ったゆで卵の作り方をご紹介していきます。
まずは圧力鍋に深さ1~2cmの水を入れます。
そこに、作りたいゆで卵の数分だけ卵を入れて下さいね。
卵を入れたら、圧力鍋に蓋をして強火にかけましょう。
圧力鍋のピンが揺れ始めたら、弱火にしていきます。
そこから2分ほど加圧して、その後は待てば完成です!
だいたい1~2分で圧が落ちますよ。
圧力なべで作るゆで卵の湯で具合の調節方法
でも、どうやって半熟や固ゆでなど、卵の状態を変えるの?と思いますよね。
加圧後の待ち時間がポイントです!
待ち時間を、作りたいゆで卵の状態にあわせていくだけでOKです。
ちなみに加圧後待ち時間が0分だと、半熟になります。
3分ほど待てば、普通ぐらいの固さのゆで卵になります。
そして待ち時間が5分だと、固ゆでになりますよ!
圧力鍋だと作るのはもちろん、卵の殻も簡単にむけます。
サラダに使う・おでんや煮込み料理に使う…などなど、作りたい料理にあわせて加圧後の待ち時間を変えてみて下さいね!
圧力鍋を持っている方は、鍋よりも圧力鍋で作るのがおすすめですよ。
圧力鍋にゆで卵!?のまとめ
圧力鍋にゆで卵を入れて加圧しても爆発はしないということがわかりましたね!
ただ私の経験上、しっかり目で作ったゆで卵は固くゴムのようになります……
時短を優先される方は、半熟程度のゆで卵を入れてそのまま一緒に加圧してもいいでしょう。
時間に余裕のあるかたは豚肉と調味料を煮詰める時に入れる方法や、一晩漬ける方法を試してみてくださいね。
と、ここまでは「圧力鍋とゆで卵」について見てきましたが、圧力鍋はそれ以外にもいろんなところで大活躍する、超時短アイテムですよね。
でも、使い方によっては逆にめんどくさくなってしまったり、失敗してしまったりということもあります。
「電気圧力鍋って実はめんどくさい!?時短で料理ができるは本当なの?」
には、電気圧力鍋を失敗なく効果的に使うためのポイントをまとめてみました。
せっかくの便利な圧力鍋です!効果的な使い方を知って、「時短→あなたの時間を確保!」の流れになるように、がっつり活用してくださいね!