「赤ちゃんにキスをしなければ虫歯にならない」って本当!?子供を虫歯菌から守る方法

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昔は、赤ちゃんに食べ物を与えるときは、親が口でかみ砕いたものを与えていた時代がありました。

その影響からか、私たちの親~祖父母の世代では、口移しで赤ちゃんに物をあげようとする人もいます。

私の親族にはそういう人はいませんでしたが、大人と同じスプーンやお箸を使って食べ物を与えようとすることはしょっちゅうありました。

私は、極力虫歯菌がうつらないようにと必死になり、赤ちゃん用のスプーンと大人のものは完全に別にしていました。

じぃじやばぁばに食べさせてもらっているときは、するどく手元に視線を送り、同じもので食べさせようとしたら「あぁぁぁ!ちょっと待って!」とすぐに止めていました。

そんな必死に虫歯菌から遠ざける努力をしていた離乳食期を経て、現在小1と3歳になったこどもたち。

いつからか、同じスプーンやおはしで食べることは普通になってしまいました;

子どもたちのフリーダムさに負けて食器を分けることは無理。

食事中は、慌てて食べる自分のお箸を使ってノロノロしているこどもたちの口に食事を運ぶ日々。

あんなに気を遣っていたのはなんだったのかと思うほどです。

その代わり(?)、歯磨きなどには人一倍気をつけるようになりました。

そこで今回は、虫歯菌のことや、今まで我が家で行った虫歯予防法などをご紹介しようと思います。

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赤ちゃんのほっぺにキスすると虫歯がうつるって本当?その原因とは

私は、すぐに虫歯ができるタイプの人間なのですが、逆に、あまり歯磨きしないのに虫歯が一本もない人っていますよね。

その違いは、口の中に虫歯菌(ミュータンス菌)がいるかどうか、だそうです。

うまれてすぐの赤ちゃんの口の中には、ミュータンス菌はいません。

ミュータンス菌は、生後10か月~3歳頃に、保護者の唾液からうつるそうです。

保護者の口の中にミュータンス菌がたくさんいると、その子どもにはミュータンス菌が感染しやすいそうです。(我が家は相当やばいぞ…)

一番感染しやすいのは「感染の窓」と呼ばれる、1歳7か月~2歳半頃。

この時期は、乳歯が生えてくる頃です。

生え始めの乳歯はやわらかく、虫歯にかかりやすい上に進行しやすいそうです。

ミュータンス菌が感染するタイミングは、

  • 食べ物をフーフーしてから与えたとき
  • 口移しで食べさせたとき
  • 赤ちゃんの口にキスをしたとき
  • タオルや歯ブラシを共有したとき
  • コップやスプーンを共有したとき
などがあります。

もちろん、保護者だけなく兄弟や祖父母からの感染も考えられます。

フーフーでも虫歯菌がうつるぐらいなので、ほっぺにキスをするとうつる可能性はあると思います。

しかし、ふわふわのあかちゃんのほっぺはかわいくて、ついついちゅーしたくなっちゃいますよね。

もうそれは、仕方ありません。

日々、大人や兄弟の口の中の虫歯菌を極力少なくする努力(歯磨き等)をしてからちゅーしましょう。

虫歯菌をうつさないためにスキンシップがとれなくなるのはちょっと悲しいですし、「気にしすぎるのはよくないのではないかな?」と個人的には思います。

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赤ちゃんへの虫歯菌予防は?本当に正しい予防法はどうすればいい?

3歳までに虫歯菌に感染しなければ、大人になっても虫歯になりにくい体質をゲットできるそうです。

将来のために、少しでも虫歯菌から守ってあげたいですね。

歯が生えるまでの虫歯菌予防

  • 食べ物を与えるときは、できるだけフーフーしない
  • 口移しはしない
  • タオル、歯ブラシ、コップ、スプーンなどは共有しない
  • 親や兄弟や祖父母の口内環境を整える(歯磨き、定期検診等)
これらのように、赤ちゃんと接する人が気をつけてあげましょう。

ちなみに… 歯が生えてからの虫歯予防

歯が生えてきたら、歯磨きをするようになります。

我が家で行っている、虫歯予防法をご紹介します。

★フッ化物配合スプレー
歯の生え始めはこれ!と歯医者さんで教えてもらったものです。

『レノビーゴ』という名前のものがドラッグストアで1000円前後で売っています。

普通の幼児用歯磨き粉よりも高価なので、一瞬買うのを躊躇してしまいましたが、これで虫歯にならないなら安いもの!と思い切って買いました。

歯の生え始めから大人も使える低濃度フッ素配合液体スプレーです。

1日1回寝る前に、歯ブラシにプシュッと吹きかけて磨いていました。

歯磨き粉を使うまでもないような乳歯の生え始めの頃は、これを毎日使っていました。

磨いたあとのうがいは不要です。

★フッ化物配合ジェル
『Chek-Up』というものが有名かもしれません。

歯磨き粉で磨いてうがいをしたあとに、歯ブラシにつけて歯に塗ります。

その後のうがいは不要です。

歯医者さんで買えます。

歯科衛生士さんによると、ドラッグストアでもフッ化物配合のジェルは売っているけれど、フッ素の濃度がドラッグストアのものは低いとのことです。

歯医者さんで購入するものも、フッ素の濃度によっては小さな子どもが使用するのは控えた方が良いという種類もあるらしいので、詳しくは歯医者さんで相談することをオススメします。

★フッ化物配合うがい薬
なかなか歯磨きをさせてくれない子でも、とりあえずうがいだけはできそうというならばうがい薬もオススメです。

うがい薬も子ども向けにしてあるとは言え、嫌がる子は嫌がるんですけどね…。

★キシリトール配合ガム
これは乳児には早いですが、ガムが噛めるようになったら試して良いと思います。

しかし、これも一般的に売っているものではキシリトールの量が少ないらしいので、少し高いですが歯医者さんで買うと良いと思います。

噛む力アップでアゴの発達も促進されます。

★歯磨きご褒美タブレット
ドラッグストアでよく売っています。

甘くて普通においしいラムネのようなものです。

毎日寝る前に食べる習慣があります。

★親による仕上げ磨き
アイテムではないですが、これはかなり重要です。

乳児の場合、仕上げ磨きは必ずされると思いますが、歯科衛生士さんによると、実は大人でも「他人による仕上げ磨きは効果がある」とのこと。

その歯科衛生士さんは、嫌がる中学生の息子さんに、月1回だけ「お願いだから仕上げ磨きさせて!」と言って磨いておられるようです。

ある程度自分で磨けるような年齢になっても、1日1回は仕上げ磨きをしてあげると安心だと思います。

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赤ちゃんにキスしないと虫歯にならない?のまとめ

  • うまれてすぐの赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいない
  • 虫歯菌は、親や兄弟の唾液から感染する(フーフーでもうつる)
  • 口に入れるものの共有は避ける(歯ブラシ・スプーン類・コップ等)
  • タオルの共有も避ける
  • あかちゃんの口やほっぺにキスしてもうつる可能性はあるが、スキンシップを必要以上に避ける必要はない
  • 歯が生えてきてからは、いろいろな虫歯予防グッズを使って予防を